室生龍穴神社つづき。
見えてきたのは太陽光に照らされて白く鳥居と、凛々しい狛さん。
その先に、本殿。
おもわず鳥肌たった。
瑞垣の向うにある本殿は、県の指定文化財で、
春日大社の春日若宮社旧社殿を移したものだそうです。
左右に道主貴神社と手力男神社。
鳥居の足に木々の影が映っていて、きれいな彫り物のようにみえました。
裏側好きとしては、
この静けさと、くつろぎ感がたまりません。
神寂びた光景に癒される。
室生龍穴神社の創建は不明ですが、
8世紀には、当時皇太子だった桓武天皇の病気平癒を願って
龍穴で祈祷が行われたという記録があります。
(「吉祥龍穴」のことではないかと考えられている)
病気が無事に治癒し、
勅命により創建されたのが室生寺だそうです。
ちなみに、春日大社そばにあった「猿沢池」はここにつながります。
かつて、天皇の寵愛が薄れたことを嘆いた采女が猿沢池に身を投げ、
池に棲んでいた龍は、こうした汚れや騒ぎを嫌い春日山の山中へ。
さらには、ここ室生へと移り住んだと言われています。
いくつもの杉の巨木がそびえる荘厳な境内にあるのは、
神さまの気配と、静寂と木漏れ日だけ。
しんとした境内なのに、水が流れるように空気が絶えず動いているような気がする。
拝殿と本殿のあいだのこの場所で、特にそう感じました。
眠たくなるような心地よさがあります。
清らかでとても居心地いい。
ゆるやかでありながら、強い意思を感じる神社でした。
来れて良かったです。
では、奥宮である吉祥龍穴へと進みます。