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蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

槍の穂先へ Part3

2009年08月07日 | トレッキング
2日目夕方、槍ケ岳山荘前から槍沢カールを見下ろす


中央の赤い屋根はこの日ランチを摂った殺生小屋。
我々はこの小屋から雨の中を標高差200メートルを登って山荘についたのだが、午後8時頃信じられない光景を見た。

私の傍で男性が韓国語で下に向って大声で叫んでいるのだ。
暗い中をランプをチラチラさせながら数人が登ってくる。つまり殺生小屋から夜間登山なのだ。
ぎりぎりの日程なのだろうか?それとも体調を崩した人を遅れて伴登してきたのか?
事情は分からないが、山小屋の対応も大変だ。

最近韓国や台湾からの団体登山者が増え、夜10時頃に到着する登山者もいるという。
しかも中には薄い白ビニールの雨具で、危険だと思うのだが。
このところの「槍ケ岳人気」で、今夜は韓国から200人の宿泊者だと夕食前にスタッフが話していた。

さて8月3日(3日目)
槍ケ岳頂上から戻り朝食を済ませた後、リュックを外に置き「もっと槍を綺麗に見よう」と
小屋を南に少し下った突起部に立ち寄る

角度を変えると山容が大きく変わる

背中に朝日が射し向いの石壁に影を作る。中央奥の帽子を被る人影が私


さあ殺生小屋へ向け下山開始
下山歩行は早足なのでなかなか写真を撮るチャンスがない。
ここは梓川源流地域だそうで、岩の左横から流れ落ちている


樹林帯の梓川


そして上高地から松本方面へ流れて犀川~千曲川~信濃川となり、日本海に注ぐ。長い旅だ

槍ヶ岳を開山した播隆上人が寝泊りしたという岩小屋。
小屋というより大きな岩と岩の間の空間スペースといったところ。
今は播隆窟(ばんりゅうくつ) とも呼ぶ。小さなお地蔵さんが見えた


結局3日目は槍ケ岳登頂と下山行でひたすら歩き、実に10時間をかけ上高地に4時半着。
クールダウン・ストレッチ、タクシー分乗、沢渡駐車場から集合場所の松本まで分乗、解散は午後6時となった。
先生はじめメンバーの方々に感謝感謝。

6日の昼頃までふくらはぎと太腿の筋肉痛にイタタタタ!!

おまけ1
2日間雨のためと晴天でも時間のなかった下山とで花の撮影は極端に少ない。
横目で見た花々は
今年当たり年のコバイケイソウ、イワツメグサ、ミヤマダイコンソウ、シナノキンバイ、
ゴゼンタチバナ、マイズルソウ、キバナシャクナゲ、ヨツバシオガマ、サンカヨウ、シャジンなど

ギボウシを小休憩時に


上高地で見かけたトリカブト


おまけ2
車にペタリと張り紙。松本合同庁舎の土日は駐車場として開放しているが、月曜日はアウト。ナンバー控えられただろうな。呼び出しや罰金請求の掲載はなかった。
自宅からだと上高地沢渡の駐車場で合流の方が便利なのはわかっていたが、疲労困憊で事故をおこしてはと配慮し、ベテランメンバーの車に分乗させてもらった。

おまけ3
乗せてもらった車は「MITSUOKA」えらい高級+マイナーな車でございました。

終り良ければすべて良し。お後がよろしいようで・・・・
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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上高地 (ひらりん)
2009-08-08 09:11:13
どうやら同じ日程で上高地あたりをうろうろしていたようです。
私は、8/3の2時発の松本行きで上高地を離れました。
8/1と8/2は雨に降られて散々でしたが、8/3の晴天上高地が終わりよければ全てよしとなり、救われました。
現地では元気でも、帰宅後の回復度が若い友人と比べると、3日間は動けないありさまです。
次回はただ付いていくだけののんびり山登りしてみたいです。
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同じ空気を吸っていた (蔵くら)
2009-08-08 10:21:09
若いころの登山経験がないのが、今惜しまれますワ。あの山は前穂、その向こうは穂高と教わってもなかなかピンとこない。花もね。
山はどこでもそうでしょうが、信仰として開けたことが今回よくわかりました。
北アルプスが近いことに感謝です。
返信する

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