蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

南八ケ岳縦走

2009年06月30日 | トレッキング
初心者向きコースだというので参加したが、なんのなんのハードでありました
八ケ岳主峰赤岳(右の三角山)ここを目指し美濃戸山荘から北沢コースを行く。
左は横岳


日程表と地図を基に自家製ルート図(イメージ図なので距離は不正確)
方向音痴なので、どこへ行くのか知るために作っている


予定では赤岳から見て阿弥陀岳の手前に見える中岳を越え、コル(窪んだ部分)を
抜け、行者小屋に向うコースだったが、私が岩場登りに時間をかけてしまった。
時間が押してきたので急遽コースを変更し、美濃戸山荘に向って下山した(たぶん文三郎尾根コースだろう)
この道は急勾配+鉄階段+鉄クサリ。時間短縮は出来たがきつかった。

硫黄岳頂上。曇天で360度展望は望めなかった


あと20分ほどで今夜の宿へ到着
硫黄岳山荘は水洗トイレでびっくりだ。
以前皇太子殿下が宿泊されたと記念碑があったが、水洗トイレのずっと前である。
食事はどの山小屋でも充実しており、若者がきびきびと接待してくれる。

もう小屋とはいえない食事を出す山荘もあるという。

翌朝6時半には山荘を出発し横岳に向かう
クサリ場のあるスリリングな行程を経て横岳山頂へ


横岳から赤岳への行程でダウンした。短足に加えて骨や筋肉の硬い身体にはきつ~い。
心臓がパクパクしてきた。
途中ですれ違ったおじさんが「山は初めてかい?」と怪訝な目。
「いえ5山目ですが、こんなきつい登りは初めてでして・・・・」
最後尾を前後4人の男性のサポートを得て、ようやく山頂に到着するも、多分先頭とは30分の差だったろう。
とほほ、迷惑をかけてしまった。しかも赤岳登頂証拠写真もない!

リーダーの先生に「すみません、4人のチャーター料金が要りますね?」というと
「では後日請求いたします」だって
今年8月の「槍ケ岳2泊3日」デビューも危なくなってきた

そんなこんなで遅れた時間はショートカットコースに変更になったが、結果的にはほぼ予定通りの時間で
登山口に戻ってきた。
この変更コースがまたきつかった。高さが半端な鉄製網状の階段が続くのだ。
1歩で降りるには高すぎ、2歩着地だと無駄が出る。全く背が低いのは何かと不便である

自信喪失で余裕なく、弱り目に祟り目カメラのレンズエラーで写真が少ない。

花の八ケ岳といわれるように珍しい花を見た。
左:白馬と八ケ岳にのみ見られるというツクモグサ(オキナグサの仲間だそうだ)
自身では撮影できなかったので、図鑑から拝借画像
右:皆から「見れたらいいね」と期待されたウルップソウ

チョウノスケソウは「咲いてるだろうか?」とベテラン達が心配していた花


私が興味をもったのは
左:おばさんぐさじゃなかった”オサバグサ”
右:ハリブキ。葉の表面にドゲがあり、これは落葉低木だ(撮影が出来ず図鑑から拝借)


左:キバナシャクナゲ。ハイマツにかこまれながらしっかり自己主張
右:ユキザサ(葉の下に小さい花が行列していたが、立ち上がるとこんな感じ(画像拝借)

コマクサはまだやっと眠りから覚めたところ


たくさんの花はあったが、山でお馴染みのものは割愛。
どの花も厳しい冬を越え、我々を迎えてくれる。

目下の心配は、2泊3日登山デビューのこと。やれやれ
私の人生は70年がちょうどいいと思っていた
でももう64歳になってしまった。あと6年・・・か
75歳に上方修正し、迷惑をかけずに行ける登山はあと2年と決意した山行だった

おまけ
どの場面での写真だか思い出せないが、ひ・ひ・人がぽつんと。
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冬の姿で 夏となる

2009年06月24日 | 安曇野とその周辺
6月ももう下旬だというに午後2時現在の外気温25℃、室内23.5℃。やや肌寒し

毎月発行の「広報あづみの」(安曇野市の広報)が平成21年度全国広報コンクールの市部門で、特選に次ぐ1席に入選した。
2008年12月の発行誌で子どもへの地域の姿勢や活動を掲載した号が評価されたという。

毎号裏表紙の「彩紀行」にて”今月の色”とそれをイメージする”風景写真”が掲載される。
パンフレットや写真集とは違った視点で安曇野を表現している。
例えば6月24日発行のN0.83では、川の水に感謝する5月の祭礼「お水迎え」と水色
  
広報誌から拝借

過日田んぼの水鏡写真を撮りながら「この景色はご馳走だわい」と味わったが
『冬の姿で 夏が来る』
この切り口もまた美味なり。

いずれかからの引用かもしれないと探したところ、ありました。
安曇地方の民謡「正調安曇節」の一節だ。

(1)サー寄れや寄ってこい安曇の踊り
田から町から田から町から野山から
野山から野山から 
チョコサイコラコイ

(2)サー日本アルプスどの山見ても冬の姿で夏となる
夏となる夏となる 
チョコサイコラコイ

(3)サー安曇六月まだ風寒い田植布子に雪袴
雪袴雪袴 
チョコサイコラコイ

(4)サーなにか思案の有明山に小首かしげて出たわらび
出たわらび出たわらび 
チョコサイコラコイ
とまだまだ続く。どの歌詞も言い得て妙なり

松川村のホームページから
『村医榛葉太生が、安曇地方に古来から伝わる幾つかの民謡を統一し、創作したのが大正12年に発表した安曇節。榛葉氏はこの安曇節が流行歌調なのに満足せず、安曇野にふさわしい素朴で優雅な正調安曇節を大正14年に発表した』
昭和58年に松川村で無形文化財に指定され、長野県四大民謡のひとつとして評価されているという。

余談
山小屋でこの歌を聴いたことがある。
昨年9月末、上高地から涸沢カールへ行った折のメンバー男性だった。
よく通る声で、ちょっとユーモアのある歌だったことを思い出した。
そうそう6月27~28日、涸沢カールと同じ「松本ヒマラヤ友好会」から南八ケ岳の硫黄岳~横岳~赤岳縦走に参加予定だ。

おまけ
2006年6月28日の当ブログで、正調安曇節は長野県四大民謡のひとつで、他は伊那節 木曾節 信濃追分じゃなかろうかと役場観光課の職員氏・・・と紹介している。
3年前と同じような記事か・・・・。成長しとらん証拠だ。
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松の伐採

2009年06月23日 | 庭まわり
今森林では「松枯れ」が全国的にじわじわと広がっているという
安曇野市でも懸念林がある。

我が家の狭い庭にある赤松の幹に、きのこのようなものがブツブツとはえているのを発見したのは今年の始め頃だったか?
松枯れではなく、上のほうの松葉は緑色だ。


5月、近所へ中部電力が電線に接触している枯れ木の伐採に来た折、松の木の症状を見てもらったところ「腐ってきているから、ほっとくと倒れて危ないよ」

すわ!一大事とばかりわが棟梁に相談し、伐採の労をとってもらったのが6月上旬のこと。
建築時お世話になった電気屋さんから高所作業車を出していただき


こまごまとある植木の間を縫って、まず枝と葉を切る




丈夫な枝にロープを掛け、伐採幹に結び、1.5メートルくらいづつ鋸で平行にカットする。チェンソーでなくよく切れる鋸で・・・・。
腐りかけているといえども、まだ生木である。鋸は大丈夫なんだろうか?


撮影漏れしたが、1.5メートルの伐採木がおよそ10本くらい。枝や葉を加えると・・・
下から眺めるぶんには細くみえたが、なんのなんの落下物は結構太くて重かった。

松枯れに関して:
1本の松枯れを発見すれば、周囲何本かの伐採を覚悟しなければならない。
負担金も大変なもの。
通常ならクレーン車で吊り上げ、広場で倒した木をカットするのだ。
松枯れがどんなに大変なのか?このレポートが判りやすいので拝借しました。
国土の3分の2を占めるといわれる日本の森林をもっと大切にしたいものだ。
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風性と土性

2009年06月22日 | つれづれ思うに

この春咲いたれんげは一昨年秋に播種したものだ

しょぼいが思い出に残る花となった

信州大学の名誉教授玉井袈裟男さんが6月11日に亡くなられた。
------本日の市民タイムスのコラム「みすず野」から抜粋
新たな活力や文化の創出を願った『風土舎』は
「風性の人ならば土を求めて風になれ。土性の人ならば、風を呼び込む土となれ」(詩集から命名)------

長野県に移住後、毎朝刊地域紙「市民タイムス」のコラム記事から、玉井教授の静かな活動『風土舎』を知り、影響を受けたことがふたつある。
私自身は風性にも土性の人間にもとてもなれないが、教授から自然への感謝や畏敬の念を抱くことを教わった。

里山を歩き、散歩道から見える山をひとつづつ登り始めたこと。

”れんげの花咲く里づくり”に触発され、自分なりのれんげを咲かせようと決めたこと。作れないがれんげ米の存在を知ったこと。
家庭菜園で、格闘しながらも土に親しむようになったこと。

ありがとうございました。
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見て見て!嬉しがり

2009年06月19日 | わいわい農園
品種を増やしたおかげで忙しい。雑草もふえるし、何かと用事がある。
晴天が続くと肌が焼ける焼ける・・・

ブツブツひとりごちしながら今日も農婦スタイル

ブロッコリーを初めて育てている
普通のものと茎ブロッコリーを3本づつ苗で植えた。
ところがどうした行き違いか、師匠が「あら!これはキャベツよ」というではないか。
苗を買った時、隣のポットがキャベツだったのだろうか。

やっぱりキャベツだ。
キャベツもブロッコリーもアブラナ科で、ごつごつした大きな葉っぱがよく似ている

サニーレタスも初挑戦。虫知らずの簡単で、ただただ植えているだけ。
出来た脇から数枚ずつはがしてサラダに。出来すぎてこんな収穫のときはオリーブオイル少々と塩こしょうでさっと炒めて・・・

こんなレシピを、ためしてガッテンから拝借。

トウモロコシも芽をだした。雑草と似ているのでうっかり引っこ抜きそうだ


タマネギは完成して、葉が枯れるまでお休み。大小混ぜて40余個できた


枝豆は”越後サニー”という品種を種から植えた(ダダ豆とか茶豆とも言う品種)。
鳥についばまれるので、しばらくは防鳥ネットを掛けていたが、ここまで成長すれば安心だ


トマトは昨年の失敗に懲りて、早く着手したおかげで威勢が良い
桃太郎・中玉・ミニの3種に挑戦。追肥に注意である


道の駅の”栗かぼちゃ”が美味しかったので4株で挑戦


キュウリ、ナスも4株づつ準備した
ささげの種はピンクです


新米農婦には欲張りすぎた・・・ふぅ~、やれやれ

参考:
畑の師匠から聞いた知恵と
サイト情報を参考にして柑橘類の皮を乾燥保管している。
『みかんの皮をカラカラになるまで干して、手で細かくほぐします。それをトマトを植える畑にまいてから耕します。あとは普通にトマトを植えます。病気にかかり難くなるばかりか、香りがよくなり、果肉も軟らかくなります。植えてしまってからみかんの皮をまいても大丈夫です』
特効薬か万能薬みたい・・・・

トウモロコシにも応用できるそうだ
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安曇野のラベンダー園

2009年06月14日 | 安曇野とその周辺
安曇野でラベンダーといえば、池田町陸郷の夢農場と道の駅ハーブセンター。
山麓線沿い松川村にも小規模ながら「香多つ夢里(かたつむり)農園」があり、我が家から中房川を超えて北が松川村。
ちひろ美術館や私の借りている畑がある村でもある。近い!でもって13日(土)走ってきました。

しゃがむと顔が鼻になるほど、香り立つ

今回摘んできた品種は、net図鑑によると
イングリッシュラベンダー系の”オカムラサキ”でいわゆる北海道「富良野のラベンダー」といえば分りやすい
摘んだ花をコップ1杯につめ放題・・・500円 ちょうど100グラムあった
お土産用にブーケを作るので3杯分300グラムを調達


葉をこそげ取り、これはポプリがつくれるので広げて乾燥する
ポプリといっても多分、袋にちゃちゃっと詰めて吊るすだけになるだろうが・・・。

花と茎で200グラムになった。花・茎・葉とも無駄がない


風があった朝に思いついて午後一番出かけたのに、吊るした夕方はさっぱり無風。トホホである
それでも冬の乾燥過多には悩むが、本日の湿度50~60%は重宝する

小分けにして洗濯干しハンガーに下げる

さて大阪土産にどんなブーケが出来るやら????

余談:
25日から別種類のイングリッシュラベンダーの摘み取りが始まるが、こちらは500グラムまで500円。相当の量がありそう。
電話0261-61-4508

参考:
(1)古代ギリシャ・ローマ人はラベンダーを入れた湯で入浴した。
花名はラテン語のラベーレ(lavare=入浴する)に由来するという

(2)ラベンダーは大別すると、次の4グループがある
①イングリッシュ系:穂先に小さな花を並んで付ける。日本では北海道富良野から有名になった。
乾燥気味で、あまり肥沃でない土地でも育つ
②ラバンジン系:成長が早く収穫が多い
③フレンチ系:花穂が楕円形に膨らむ。花穂の頭にフリルがある
④その他

一般に馴染みがあるのは、①と③だろう。
高温多湿を嫌うから我が家で”オカムラサキ”を挿し木で育ててみようかな?
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笑顔

2009年06月10日 | つれづれ思うに

生まれたばかりのいちごの実

笑顔、特に「天使の笑顔」は感動的だ。
生まれたばかりの赤子のように、純真無垢な笑顔のプレゼントを頂いた。

辻井伸行君

世界で一番難しいといわれるピアノコンクールの一等賞。
ニュースでさわりを聴いただけだが、素人にも音楽が持つ情熱と深層が胸にしみてくる。

初めて聴いたフジ子・へミングさん以来の衝撃です。

私と同年の友人に全盲の女性がいます。若い頃はテニスをするほどの健康な方だった中途失明です。
人の感覚は、視覚を失うと聴覚が研ぎ澄まされる。
電話を架けるときは静かな環境でダイヤルする。
賑やかな大阪と違い、穂高に来てからは時間を選ぶ必要がなくなった。
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企業力

2009年06月09日 | 暮らしの積み木

まもなく梅雨入りだろう。白いナデシコが小さい風に揺れて咲いている
別名:ヤマトナデシコ(大和撫子),カワラナデシコ(河原撫子)ともいう


「○○力」ここ数年前から流行のように、新聞記事や書籍紹介欄に踊る文字。
読んだことなく批判するのは、不遜だがこの言葉は好きじゃない。

でも持続し発展する企業の底力と解釈してもよいなら、
この度の経験に「企業力」使ってもいいような気がする
我が家は電化製品ほかものがあまり壊れないから、面白がってるフシもあるが・・・

Canon製「PIXUS 850iプリンタ」の修理について。
6月6日(土)午前10時過ぎ
サポートセンターと電話による確認操作は『とりあえず自分でやってみたの?』と慇懃無礼な態度ではなく、丁寧に進む。
何回かのプリントヘッドの調整とテスト印刷の状況も詳しく伝えた上で、修理可能と判断したのだろう
「ではお修理の方法としまして・・・」
①宅配によるサポートセンターでの預かり修理
②Canonの近隣店舗へ持ち込む------松本にはない
③近くの電気やさんへ持ち込む------結局預かってメーカーへ出します、となるだろうと予想する

①に即決
「修理費の目安7350円 往復ヤマト宅配料1575円 合計8925円を着払いでお願いします。梱包はヤマト運輸が致します」

「本日の午後6時から9時に伺います」(つまり即回収してくれるシステムだ)
「今日から5日間くらい日数をください」
あっけなくこれで終わり

2002年12月購入、つまりもう6年以上酷使した代物である。
いろんなものを印刷したなぁと懐かしく思い出す。

ゆっくり懐かしんでいる間もなく8日(月)午後2時頃「修理完了。明日は何時にお届けしますか?」
ちょこちょこと触る簡単修理だったのだろうか?
買い替えもチラッとよぎったが、修理に出してよかった。

そして今日。結果は
①インク一色の種類違い。ええ?いつも同じ純正を購入しているはずなのに(歳のせい?)
②プリントヘッドの交換
③廃インク吸収体が満杯のため交換
④機内点検と清掃(機体も新品同様に磨いてあった)


ものを大切に使う、ゴミをださない工夫をする。というよりひとまず粘ってみる。

うふふ爽やかな数日でありました

念のため:
勿論、言葉使いは丁寧でした

余談:
老母に安曇野通信ハガキを不定期に送っている。
四季の風景や出来事、ひ孫の写真など必ず日付も印字する。
実家では、到着順に番号をふりピンナップしてくれている。
電話で声を聞かせるのも勿論良いが、手元に残る手紙やハガキは楽しみにしているようだ。

不具合でしばらく途絶えた通信を、早速準備しよう
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さて大渚山へ

2009年06月07日 | トレッキング
新潟・糸魚川市へ出るほうが近い長野県・小谷村には、名の知れた山がふたつある。
日本百名山の「雨飾山(あまかざりやま)1963m」と、雨飾山を真正面に見る「大渚山(おおなぎやま)1566m」

曇天ながら久しぶりに歩く
駐車場から1時間かけて登山口へ向う
美しいブナ林道をぬけ


左手に大渚山を眺め


まもなくお地蔵さん、新しい彫りのようだ。事故があったのだろうか?


大渚山の登山口は湯峠


そして自然林


大渚山はふたこぶらくだで、これは東峰。我々が到着したのは展望台のある西峰


山頂近くは雪渓を歩く。軽いトレッキングシューズだったのでちょっとまずかった。

モタモタしている格好を撮られる

西峰・展望台へ到着。
これが人気の雨飾山。人気の秘密はロマンチックな名前と360度の展望だ

左へ目を移すと、晴天なら↑ここに日本海が見えるのに


大渚山も360度の眺望なのだが、やれやれ北アルプスはぼんやりだった

余談
「山を想えば人恋し、人を想えば山恋し」
北アルプスへの思いを詠んだ百瀬慎太郎は、大町の出身で北アルプス開拓の先駆者と言われている。
この連山の奥にある針ノ木岳の開山祭は6月に、雪渓を歩き百瀬慎太郎を偲ぶ「針ノ木岳慎太郎祭」が開催される。
山行に少し自信がついたら、来年は参加したいと思っている

大阪在住時、近所のスポーツ店に「雨飾山」と書かれた特大ポスターが貼ってあった。
いい名前だなと記憶していた。
今まさに目の前に・・・・
登る日がおとずれるだろうか?

【8日朝追記】
家族から行方不明者の情報提供の貼り紙がそこここにあった。
5月11日に経験40年のベテラン単独行の61歳男性で、6日早朝釣り人が発見、と報道された。
ベテランでも、新人でも山(自然)を侮らず、畏敬の念を忘れてはいけないと思う。
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似て非なる

2009年06月05日 | トレッキング
先日の大渚山にて

花を見るためのトレッキングには、あまり興味はないが、新しい木や花を見つけるのは楽しい。
晴天だと山々の風景に見とれるが、曇天では思わぬ植物に出くわす。

あっこぶし(モクレン科)の花!
似てるけど違う・・・タムシバ(モクレン科)だそうだ。”た・むしば”と覚える

どれどれ、失敬して花を拡大すると確かに違う。


早いなぁ、もうアジサイ(ユキノシタ科)?  それにしては大木だ
似てるけど違う・・・・オオカメノキ(スイカズラ科・別名ムシカリ)ですって


大きな葉っぱは朴の木(モクレン科)だ!
似てるけど違う・・・・トチの木(トチノキ科)でした。葉がホウの木より小ぶり。
花の形も全く違うそうだ

京都・貴船の美味しい栃餅を思い出して・・・・クスン。
余談:朴葉焼き(ほおばやき)  岐阜県高山の郷土料理だ
茶色に枯れた朴の木の葉に、刻んだ山菜や飛騨牛に味噌をのせて炭火で焼いたもの。香りがよく美味しい

ありゃ、ヒメジオンってこんな形だったっけ?
まったくぅ・・・ちっとも似てない。フキの雌花でした(雄花は黄白色)
ふきのとうは山菜の人気ものだ

一見姿形が違っていても科や属が仲間だったりする。
一番早く失う記憶力は頼りにならないから、分類や体系や組織のコツを掴むのがいいかも知れない。
根性がいるなぁ


そんなこんなで道中見た花々を、帰宅後の楽しいお勉強で花名探索
(自信ないので、間違っていたらごめんやす)
左:イワカガミ  右:マイヅルソウ どちらも山ではお馴染みの花

左:ヤブツバキ 右:タニウツギ
ーぼとんーとおちそうにないところが、普通の椿より好きです
ウツギの種類は多いそうだ

調査に苦労した、つまり自信がない花名
左:サンカヨウ  右:ツバメオモト
ツバメオモトのツバメとは、濃藍色に熟した実が燕の頭を連想することに由来するという。
想像するだに楽しいではないか!

懸案事項:三つ葉のクローバーに似た葉を持つ花が見つけられない
白い花が好きだし、花びらの亀裂がおもしろいので是非!

解決:図鑑をパラパラめくっていたら、あった!
ミヤマカタバミかコミヤマカタバミだが、花の時期から推測して
コミヤマカタバミに決定!   バンザ~イ

たとえ雑草でも名前と個性がある
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