長野市にある里山、若穂太郎山(標高996.9メートル)の途中にある大きな岩の名前が
甑岩(こしきいわ)

先日長野市観光協会から送られてきたパンフレット

標高997メートル、頂上への往復が5時間くらいかかるらしい。
とりあえず甑岩までは、と登山開始

登山口から約800メートルで分岐点についた・・・・という親切な標識
太郎山頂上まで2.8キロ歩くけど(この先は危険個所あり上級者向き)大丈夫?と
これまた親切な掲示板
実際この後すぐ急登になった
高速長野道のトンネルの上を横切って歩いてきたのだ

だるま石を見上げ

イノシシの水浴び場を通過し

甑岩に到着

右手から、岩に抱きつくように重いお尻を運び上げ、お山の大将となった

晴天だったが雲が上がり、北アルプス方面はぼんやりだった

先端に立ち両手を広げると映画「タイタニック」を経験出来るが
もう若くない・・・・
結局頂上まではあとわずかだったが、甑岩に立てたので満足して下山した
小休止の時寝っ転がって空を見上げると、新緑がまぶしかった
新緑の里山トレッキングは、美しい木々の春の喜びの歌を聴けるのが実に楽しい。

下山は余裕があったので、ロープ使用の急登個所を撮影

下りは楽勝
新緑の季節にもう一つでも里山を歩きたいなぁと、帰路についた
余談
兵庫県西宮市甑岩町に越木岩神社があり、「甑岩(こしきいわ)」と呼ばれる、巨大な聖石があるという。
長崎県の甑岩では
甑(こしき)とは餅米を蒸かすセイロのことで、山頂(358m)の巨岩の形が似ていることで名づけられた。とある
文献的にはかなり古くからある言葉のようだ(拝借山なんでもウオッチングから)
・大分県宇佐市のこしき石:弥生時代
・鹿児島県甑島の甑大明神岩:古墳~奈良時代
・兵庫県西宮市の越木岩神社の甑岩:平安~室町時代
道理でパソコンに「こしき」と入力すると一発漢字変換ができたのだ、納得!
熊野古道に祀ってあった山の神も岩石でした。
岩の名前の由来を調べてみるのもおもしろいですね。