28日夜明けだよ~。ぶるっ寒い!
ヒュッテ前から前穂高(中央ギザギザ山)を望む

朝食後6時半にパノラマコース”屏風の耳”を目指して出発
7時半頃、はるか左峰に槍ケ岳の頭を見る

ひたすら歩く

岩の道、ロープ・鎖を伝う道。怖さを表現する写真を撮る余裕がない。
「○○さん大丈夫かい?」と理事長先生から声がかかる
「はい、何とか」
「後ろを見てご覧!」
「きゃ~」
帯になったメンバーはずいぶん下に見える。必死で黙々と登るので標高差に気づかない

まずコルへ到着
コルとは山の鞍部(あんぶ)。峠。ここへ荷物を置き、お茶と携帯電話(カメラ)を持って屏風の耳へ急登40分くらいか。
標高2565mへ
屏風の耳頂上からの槍ケ岳。いつ見ても凄い


(8時発)河童橋~明神~徳沢~横尾~本谷橋~涸沢ヒュッテ(3時半着)
(6時半発)涸沢ヒュッテ~パノラマコース~コル~屏風の耳頂上~コル~奥又白~新村橋~徳沢~明神~河童橋(4時着)
再びコルへ戻り、岩の道を下って奥又白(岩がやたら白い谷筋)で弁当昼食

揺れる新村橋を渡れば・・・あと一息。
ほぼ予定時刻に河童橋へ到着。

こまめに休憩を入れ、無理をしない山行である。
前回の鹿島槍登山での歩行訓練が功を奏し、たいした疲れもなく午後6時前に無事自宅へ帰還。
パンフレットにあるような”全山真っ赤”ではなかったが、緑橙赤のグラデーションも奥ゆかしさがあっていいなと思った。負け惜しみでなく・・・・
いくつかの花をみたが撮影の余裕がなく、初めてトリカブトを見たので記念撮影

余談
梓川畔を歩きながら仰ぎ見る前穂高東壁を舞台にした井上靖著「氷壁」(1963年)2006年1月にはNHKにてテレビドラマ化されている。その頃は全く関心なく、今の私を誰が想像したことか!
上高地はもう10回近く行ったんですが、明神池より奥には行ったことがなく、いつか、涸沢までは行きたいと思ってます。
けど、この前テレビでやってましたが、標高差千メートルあるんでしたっけ。
1日で千メートル、ちょっと怖気づきます。
9月下旬ならもっと紅葉が進んでそうなんですけどね。
涸沢の紅葉は周りを屏風のような峰に囲まれているため、葉っぱが風でさらされないのできれいなんだそうです。
次は、足でカラコルムかな。
僕の立った高さの記録は4,050mです。途中高山病を防ぐためせっせと水を補給しました。車で登ったハワイ島マウナ・ケアでした。スンマセン
1泊2日の山行が精一杯ですね。2泊3日デビューができるかどうか?できればのんびりと自宅近辺の山に限定しようと思っています。