暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

手放す

2021年12月13日 | 古民家
 百人の手のひらが、背中を押し当てているくらい・・・陽だまりの暖かさを感じて・・・
おひさまの力を借りながら、沢山の暮らしを頂いている・・・
ひねくれたおひさまが現れたとしたら、何てことない暮らしが一瞬で終わり・・・
山も川も海も・・・全部が台無しになってしまうと思えば・・・
暮らしの中の一つや二つ・・・ずっと握りしめないで、ゆっくり手を放してもいいような気がする・・・。

古民家に住むことが・・・なんだかひどく贅沢な気になっているのは・・・
欅の太い柱に・・・ひと抱えもある立派な梁を夢見ているからなんだと思う・・・。
主の住まなくなった、築50年を過ぎる空き家が・・・新築の着工棟数みたいに増えている中に・・・
あばら家に見える住まいの中が、贅沢な造りでは無くても・・・
伝統工法の丁寧な手仕事の住まいはあって・・・毎日の他愛ない掃除や手直しをするだけで・・・
長く住み継がれる住まいになります・・・。

食品ロスも・・・マイクロプラスチックも・・・
少し昔の暮らし方を真似るだけで・・・ずいぶんと和やかになり気がして・・・
自然から頂いて・・・時間を掛けて造り上げたモノを大切に使い続けるだけでも・・・
変わりなく続けられる暮らしの幸せが・・・自然に助けられて生きる気持ちとして感じられるような気がします。

コメント
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