暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2021年12月08日 | 古民家
 ピチピチと目では見えない世界で元気よく歌う声は・・・
キリリと冷えた蔵の中で静かに歌っている・・・その声は誰に聞かせるでも無く・・・
次の成長へ向かう、力強い歌声・・・
つらく厳しい寒さの中だから生まれる、清らかな姿は・・・
もう少し後のお楽しみ・・・。

日本酒が生まれる環境は・・・雪が積もる場所で生まれた農閑期の手仕事・・・
杜氏や蔵人として出稼ぎに向かう厳しい暮らしがありました・・・。
気温が低く過酷な環境で育つ酵母は・・・ゆっくりと発酵して、じっくりと・すっきりと良いお酒が生まれて来ます・・・。
蔵の中に住む自然の酵母菌が、お酒の質を造り・・・その蔵の酒が生まれます・・・。

今では、管理された綺麗な工場のようなお酒作りもあって・・・
腐造もなく、安心して一年中お酒が並べられていますが・・・
人の手が造り・・・工夫ある若い考え方の日本酒が生まれる中で・・・
自然の力が無ければ生まれない、奥深く人が知らない部分はあって・・・
迷信や・・・繋がれて来た教えが、新しい力を生んでいるのは確かで・・・
小さな・・・小さな・・・目に見えない、酵母や麹の声に耳を澄ませる心が大切なんだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする