暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

窮屈

2021年12月12日 | 古民家
 ふくらはぎを撫でるように風が通り抜ける・・・うなじを駆けあがるように風が舞って・・・
部屋の空気は入れ替わり立ち代わり・・・忙しくコロコロころげ回る・・・
張り付く風の匂いを受け流す住まい造りに、先人の心配りを感じる・・・。

床の下をクモやアリンコが列をなして・・・百足もコオロギも、虫たちの行き先に宛は無く・・・
風通しの良い住まいは・・・いやらしさの無い暮らしが息づいている・・・。
自然と相性良く暮らすには・・・お互いの良さを受け入れながら過ごすしかなくて・・・
住い造りには、無理の無さが大切になる気がする・・・。

柱の顔が見えて・・・床下の様子がうかがえて・・・天井の広さを感じられる暮らしに・・・
手間いらずの生活は似合わなくて・・・毎日の息遣いをうかがえる・・・
そんな住まい造りが、当たり前のようになれば・・・
もう少し窮屈さの無い暮らしが生まれるような気がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする