暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

修行

2021年12月30日 | 古民家
 お皿の上のおいしそうな料理は、お母さんやコックさんが手を掛けて育て・・・
口にするのは一瞬でも・・・たくさんの手数が造り上げています・・・。
食材を買う機会も減ると・・・鮭はどんな姿なのか・・・・ニワトリや大根はどこで採れるのか解らない子供も増えて・・・
食の豊かさが消えてしまっています・・・。
見て覚える環境が疲弊して・・・教える場が忙しく、仕事が消えてし待ったのかも・・・。

職人の世界は、守られる仕事にはならなくて・・・子が親を継ぐ世界でもなくなり・・・
近代化出来る仕事でもなければ・・・拡大する世界でもなく、修行を望む受け入れも少なり、機械化できる仕事でも無く・・・
必要のない世界に浸って行きました・・・・。

眉間にしわを寄せた空気が・・・ヒリヒリと見て取れる職人の世界・・・
目や体の動きですべてを知るには・・・10年もの時間が必要で、そのやり取りにしびれを切らし去ってしまう・・・
多くは挫折をしても・・・その先に待っている、まだ知り得ない努力と苦労に耐えられるかを試されている10年なのかも知れません・・・。
自然の流れと同じ時間の間隔ほど・・・修行の時間はカメの歩みで・・・
キリキリ歯がゆい時間を、優しく受け入れられる時間の過ごし方を学ぶ力も、必要なのかも知れません。

コメント
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