ウツウツ記

毎日の生活で感じたことを書いています。

年をとったな。

2009-03-02 19:44:15 | TV
年をとったなぁ、と感じるのは鏡を見た時だけじゃない。
TVで懐かしのメロディー的な番組を見たときも
あぁそんな年か、と思ってしまう。

民放が開局50周年とかで、相次いで懐かしのメロディー的な
番組を見た。
50年といえば、大体私と同じくらいで
だから番組の初めから少し経ったあたりからは
ばっちりと記憶があるのだ。
歌謡番組では、昭和40年以降の歌はほとんど歌えた。
懐かしいったらありゃしない。
7歳年上の姉がいたので、子供にしたらませた番組を見ていたせいだろう。
あの歌もこの場面も、結構はっきり覚えていた。
私はジュリーのかなり熱烈なファンだったので
彼がソロになったあたりからは相当熱心に歌番組を見ていた。
だから、他の歌手の歌も記憶に残っていたのだ。
あきれた視線の子供をよそに、
今にして思えばダサい格好もぶりっ子な態度も
全部が懐かしいのだった。
う~ん、年をとったものだ。
「今」じゃないものを見て、嬉しいなんて。

続けてあった事件ものも、面白かった。
あれだってこれだって、記憶があるのだから。
安田講堂の時は小学生で、
学生運動をする人の気持ちなんてさっぱり分からなかった記憶がある。
学生も機動隊の人も、同じくらいの年齢なんじゃないか、
機動隊の人はどう思っているんだろう、と思うような小学生だった。
続く浅間山荘も重工ビル事件も
よく覚えている。
こういう事件を振り返る番組をみると
それが起こった時のふっとした光景を思い出したりするから不思議だ。
浅間山荘は小学校のTVで一日中見ていたし
6時過ぎに帰宅したら、母もTVに釘付けで
ご飯の支度ができていなかった。
多分ラーメンでもたべたんじゃないか。
よど号乗っ取りは春休みで、のんびりまだこたつに入っていた記憶がある。
こんなによく事件を覚えているというのは
やはり私が当時から下世話だったからかもしれない。

昔は、こんな番組はちっとも面白くなかった。
なのに、今はこんなにも面白いと思うなんて。
つくづく年をとってしまった。
そう感じた数日でした。
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