ウツウツ記

毎日の生活で感じたことを書いています。

ウクライナ戦禍の動物たち。

2023-10-18 13:08:53 | TV
本日も快晴です。
日中は25℃で陽射しもあるので
半そでですが
朝夕はトレーナーを着ています。

さて。
昨日は、とても悲しいドキュメンタリー番組を見ました。
(NHKBSの再放送したものを録画していました)
戦火のウクライナで、避難中に逃げてしまった愛犬を探す
映画監督のドキュメンタリーでした。

たまたま監督の不在中に、爆撃が近づいていたため
避難することになり
ご両親が愛犬「ニカ」を連れて車で避難しました。
が、激しい渋滞と爆撃。
ニカは途中で、衝撃音に驚いて逃げ出してしまったのでした。

帰宅した監督は、早速愛犬を探すために故郷に戻ります。

ニカ~ニカ~と声を張り上げて探します。
背景には、爆撃を受けて壊れた街が映し出されます。

監督は、愛犬を探す間に様々な人に逢います。
避難する際に取り残されてしまった犬や猫、ペットたちを助けに行く人。
助け出された彼らを受け入れる人。
心にも体にも深い傷を負った彼らに
薄めたスープしか与えることが出来ない、
それが昨日も今日も、明日も続くことが辛いと嘆きます。
牧場や動物園の動物たちも被害に遭いました。
牧場では、ソ連兵が残った動物たちを銃で狩っていたとか。。。
どんな心の持ち主なのだろう、と考えます。
何も想像できない可哀そうな人達なのか、
それともそういう状況に置かれれば、誰でもそうなってしまうのか。
動物園の動物たちも、爆撃の合間をぬって
果敢なボランティアたちが安全な他国に運んでゆきます。

結局、ニカは監督の元には帰ってくることができませんでした。
傷を負い、手術はしたものの助からなかったようです。

それでも。
監督は、探す間に出会った様々な人から
沢山の愛と勇気を感じていました。

怪我をした犬は、リハビリ施設で黙々と歩く練習をしています。
狩りが行われた牧場では、生き残ったダチョウたちが卵を産み
沢山のヒナが生まれていました。
そして、再び、市民に開放されていました。
救出されたライオンは、スペインの保護施設にいました。
戦火の中、不自由な生活を耐え忍び生き抜いたライオンは
精悍な顔も体も取り戻し、新しい生活を始めていました。

そして、監督は、多分ニカが手術を受けたであろう動物病院から
一匹の子犬を受け取りました。
その犬を両親が住む家に届けます。
一瞬にして、ご両親が笑顔になり仔犬を抱きしめます。

本当に人間は身勝手だと思います。
地球を人間だけのものだと勘違いしている。

番組では、救出されたり生き残ることができた動物が出てきましたが
勿論、悲惨な例も映っていました。
悲しかったです。
訳もわからずに、ある日突然ミサイルで死ぬなんて悔しくて堪らない。

それでも。
監督は多分、悲しみと共に、前を向いている。
生き残った動物たちが、淡々と今を大切に生き抜こうとしているように
自分たちも彼らとともに生き抜く。
強い意思のようなものを感じました。

どうして闘いなんてしなければならないのでしょうかね。

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