ウツウツ記

毎日の生活で感じたことを書いています。

三年生になった息子①

2019-11-27 14:04:41 | 息子のこと
この当時のことを今思い返していますが
よく思い出せないこともあります。
毎日、息子がきちんと帰宅するだろうかと
そればかりを考えていたような気がします。
私が当初考えていたような毎日は送れていませんでした。。
通院もなし崩しで通わなくなりました。
強く言うと貝になってしまう。
反動が怖かったのも事実です。
可笑しいですよね。
息子の生活をきちんとしようと考えているのに
当の息子が怖かったのです。
息子がどんな行動を起こしてしまうのか、そればかりを考えていました。
自分の行動ではないから、考えたってムダなのに。
相手を縛り、それが自分を縛っていることに
全然気が付いていませんでした。

とにかく、緊張をする毎日でした。
表面は穏やかな日もありましたが
一皮むけば、息子も私もどちらもブルブルと震えていました。

年が明けました。
取れた単位もありましたが、取れていないものも多々ありました。
なので、希望するゼミには入ることができませんでした。
彼はどう考えていたのでしょうね。

そのころ、私はバセドー病になっていました。
異常に汗をかき、少しの移動でも息があがっていました。
食欲も異常でした。
一日に6食くらい食べても、体重は減っていました。
会社の健康診断で判明し、通院することになりました。
私は自分が考えるように行動してきましたが
(行動することが楽だったから行動したのですが)
体はそのストレスで悲鳴をあげたのでした。
誰にとってもマイナスな生活でした。

息子は希望するゼミではないものの、何とか通学もしていましたが
でもやはり、未修の単位はそのままでした。

夏。
単位がそのままである、ということが
私にバレます。
当然、何を考えているのだ?ということになります。
それまでにも、何度も私は彼を問い詰めていました。
私の行動や考えが彼を追い詰めているとも考えずに
自分がいかに息子のために頑張っているか、
それを訴えていました。
私の気持ちがなぜ、わからない?
これだけ環境を整えているのに、恵まれていると思わないのか?
偉そうなことを言うだけで、何も結果が出せないのは自業自得だ!と。

何度も何度も衝突がありました。
今なら、その全てがムダなことで、全く息子の心には響かない、と
わかります。
だって、私が彼ならイヤですから。
でも、当時は、私の理屈=正義は正しいと思っていたのですよね。
そして、その正義は理路整然と話せば通じる、
私に落ち度はない、と信じていました。
怖い。怖いと思います。

当然、頑張れない息子は逃げます。
逃げる。追いかける。逃げる。追いかける。

そして、カウンセラーを思い出し再び、カウンセリングを受けてみました。
疲れ果てた私がいました。

そうして、ある日、ようやく、
ムダでバカらしいことをしている、と気が付きました。
毎日、息子に振り回されるだけ。
楽しいことをしようとしても、いつも心を彼が占領している。
病気になったということは、体すら占領された証拠ではないか。
止めよう。
諦めよう。

夏でした。
息子は1か月以上、家を出て友人の下宿先に居候していました。
私は、仕事もやめ、部屋も解約して
地元に帰るとメールで伝えました。
なので、自分の荷物で必要な物は取りに来るように、と。
大学を続けようが辞めようが
私の人生ではない。
そう思えたら、疲れ果ててはいましたが少し元気が出たのでした。
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