柴高の毎日

8月1日より、goo blogでの公式ブログに移行しました。

ロッカー室に放置されていた長靴

2016-09-30 08:48:00 | 学校紹介
 最近の生活指導部の広報活動により、生徒ロッカーの上に置かれた私物はほどんどなくなったが、昨日、久しぶりにロッカーの上に置かれた私物を発見した。



 いくら折り曲げてもロッカーの中に入らなかったのだろうか。やむなく上に置かれた長靴は、今朝の登校時の雨がいかに凄まじかったかを物語っている。本来なら撤去すべきところだが、彼女(彼?)がびしょびしょになって登校した姿が目に浮かんだのでそのままにしておいた。





 ここロッカー室は生徒諸君からすれば自宅の玄関というべき場所で、その玄関をキレイにしておくのは当然のことである。一日の始まりが「毎日キレイ」ではじまるか、「毎日汚い」ではじまるかは、精神的なところで非常に大きな違いがあると思う。

 ロッカー室をキレイに使用することは、一日が清々しい気持ちで始まることにもつながる。

 みんなでマナーを守ってロッカー室をキレイに使おう!!

大阪地方裁判所チーム

2016-09-29 13:57:00 | 授業・HR
 1年基礎社会フィールドワーク、大阪地方裁判所チームの様子です。

 北浜駅から徒歩15分程度。お天気がもってよかった~。



 裁判所についてからは、広報の方の説明を聞き、法廷内を見学させてもらいました。映画やドラマでよく見かけるあの黒い法廷服も試着可能になっていて、生徒たちはなりきって記念撮影。裁判所は基本的に撮影禁止なのですが、この場所だけ特別に撮影が許可されていました。



 説明のあとは、いよいよ実際の法廷へ。

 この日の裁判のリストを見ながら自分たちの見学したい裁判を選び、傍聴席で見てきました。緊迫した雰囲気の中から、感じたことや考えさせられたことも多かったろうと思います。

基礎社★船場巡検★

2016-09-29 08:08:00 | クラブ
 船場巡検コースの報告をします! 地下鉄堺筋線の北浜駅からスタートです。

 まず最初に行ったのは『少彦名神社』

 薬の神さまとして有名。いっけん小さな神社でしたが神農祭には製薬会社の関係者でいっぱいで3万人が訪れるらしいです。

 ※詳しくは社会科の先生にきいてください







 次に行ったのは『田辺三菱製薬史料館』

 田辺三菱製薬は1678年徳川4代将軍家綱の時代に初代田邊屋五兵衞が合薬の製造販売を家業とし大阪土佐堀に開業したのがはじまり。

 ※詳しくは社会科の先生にきいてください

 くすりの道修町(どしょうまち)エリアにある新しい史料館で、係りの方が丁寧に歴史について解説してくださいました。









 ちょっと個人的関心事

 報告レポートを書いている担当は文字を勉強しているため、開業当時の看板や、朝廷から称号を授かった看板に釘付け!

 書道では、看板など木材や石膏のボードに刻した字を刻字(木彫)と言います。筆勢をしっかりと残した彫りがなんとも味わい深かったです。









 その次は、少し歩き『船場ビルディング』

 レトロな雰囲気がたまりません。写真技術がたかければもっと情緒溢れる雰囲気を伝えられたと思います。映画に出てきそうでした。

 生徒も写真を撮りまくってました。



 次は三休橋筋を歩いて北上し『浪速協会』の外観をみて、重要文化財の『適塾』へ

 適塾は緒方洪庵(蘭学者、医学者、教育者)が開いた学塾。門下生には、橋本左内、大村益次郎、福沢諭吉がいました。すごい。緒方洪庵は後の大阪大学医学部もつくっています。

 ※詳しくは社会科の先生にきいてください











 最後に中之島の前で記念撮影~



 北浜駅から淀屋橋駅のあいだにこんなにも見どころがあるとは驚きでした。詳しい解説は、社会科の先生にお任せします。

 蒸し暑い中、たくさん歩いてお疲れさまでした。

おまけ
大阪取引所、五代友厚!!




天王寺七坂 過酷なミッション 

2016-09-28 22:27:00 | 授業・HR
 おそらく今季最大級の蒸し暑さの中、地下鉄谷九3番出口スタート地点から四天王寺石鳥居前の解散地点までの歩行距離約4km、天王寺七坂すべてを制覇したゆえの高低差、おまけに「蚊」にかまれて「痒い、痒い」という困難をものともせず、24人全員よう頑張ったと拍手したい。

 秋休み明けの基礎社会の初日までに、本日配布した冊子を完成して提出すべし。特に絵葉書風イラストを楽しみにしています。

 本日は本当にお疲れ様でした。

 
 1年生はフィールドワーク事前学習の前に、生徒会主催の「手形アート」に取り組んだ。みんな素足で気合十分。





 11時30分に正門前集合。午後より大雨との天気予報。場合によっては、生徒よりも担当者が力尽きて、天王寺七坂完全制覇の断念を迫られるかもしれないとの予感あり。



 七坂の最初「真言坂」 距離はたいしたことないが、高低差がかなりあるのでややびっくり。



 「生國魂神社」 正面の鳥居は担当者が生まれる2年前の1957(昭和32)年に、某有名会社の創業者が献納したもの。



 手水舎(ちょうずや)にて、マナーを読み上げる若き体育科教師とそれに従って正しい作法にトライする生徒たち。



 生玉公園に残る防空壕跡を見学。その後、2つめの「源聖寺坂」を登る。





 単位面積あたり日本一寺院が集まっているこの地域に、まったく場違いな雰囲気のオブジェも写真に入っているぞ。





 討ち入りに参加した赤穂浪士四十七士の像がある「吉祥寺」にて。今年は事前学習で「赤穂事件」の説明ができたので、47体の像の意味が分かってくれたと思うが・・・。



 天王寺七坂で一番情緒のある「口縄坂」。坂を下ったところにあるお寺の桜は毎年見事に咲き誇る。生徒諸君は、是非とも春桜三昧の季節にもう一度訪問してほしい。







 松屋町筋のコンビニでしばしの休憩。毎年のことだが、これで生徒たちも少しは元気が出たのではないか。

 寛政五年(1793)に近所の「長町」の住民が奉納した「大江神社」の鳥居。「江戸三大改革はなんやったかなあ」と高校の受験勉強で覚えたはずの3つを生徒たちも思い出したはずだ。

 毎度のことながら、大阪市の都心部にこんな階段の古ぼけた神社があることに感動する。





 ここは生國魂神社のような財力がないのか、古ぼけた境内に歴史好きには興味深い「レアもの」が今もなお残っており大変面白い。



 「愛染さん」



 大阪市内最古の木造建築は、1階方形2階円形と複雑な構造をしている。パソコンもない時代にどうやって設計図を描いたのだろう、接続部分の構造はどうなっているのだろう、などと生徒に強く訴えた。



 腰痛に効くとされる石には、某イケメン俳優も座ったことがあるらしい。



 星光学園を横に見て「愛染坂」を下る。



 ほどなく「清水坂」に到着。若き体育教師と競走する若き生徒たち。





 京都の清水寺とは比べものにならないが、通天閣もみえてそれはそれで景色のいい大阪の清水寺の舞台。ここから北を見ると上町台地の高低差がよく分かる。今から1000年ぐらい前の平安時代、すぐ目の前に広がる大阪湾に沈む夕日を見て来世の「極楽浄土」に思いをはせた人々は、この地をいつしか「夕陽丘」と呼んだ。そこらにある「なんとかヶ丘」ちゅう地名とは年季が違うのである。



 「天神坂」 この坂の近くにある最後の訪問地「安居神社」は「天神=菅原道真」をまつる。





 過去2回訪問したときは他に参拝客はいなかったが、NHK『真田丸』の影響なのか今日は3人の方が、真田幸村(信繁)の最期の地をカメラ片手に散策していた。

 超個性的な「安居神社」西口の鳥居。



 ラストの「逢坂」は他の坂と比べて味気ない。



 天王寺七坂完全制覇を祝して日本最古の石鳥居の前で集合写真。背後に四天王寺の西門と五重塔がみえる。なんで四天王寺(寺院=仏教)の前に鳥居(神社=神道)があるのか。これこそ奈良時代からの「神仏習合」(日本古来の神道と538年に日本に伝来した仏教のええとこどり)の名残で、日本の宗教に対する「寛容」「知恵」「合理性」もしくは「ええかげん」の象徴でもある。



 解散後、さらに四天王寺を見学する4人組。せっかくここまで来たんやから、その好奇心&探求心やよし。彼女が一眼レフで撮影した写真も後日アップの予定。