雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

おおぐま座の回転花火銀河(ステラショット2が届いたその夜の撮影)

2020年05月16日 | 天体写真(系外銀河)
先月 ステラショット2が届いたその夜に撮った春の系外銀河2タイトル目です。

昼間インストールしたばかりのステラショット2のオートガイドのグラフが暴れて
約1時間分の露光時間が無駄になりました。

回転花火 銀河 M101(NGC 5457)  (おおぐま座)  
M101(上部 中):距離 約2700万光年 視等級 7.9 視直径13.9' ×13.7' 渦巻銀河 
ほとんどノートリミング ( 画像は 当ブログ最大サイズで掲載しています )
下端 左側に写っているのは 伴銀河のNGC 5474です  ( 縦構図で撮っているので 上方向が北 になります )
撮影DATA : 2020/ 4/ 17am 00:03’~  Vixen VC200L(f=1,800mm)
露出 分 × 枚 + 15分 × 10枚 ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット2 ステライメージ7 FlatAide

回転花火銀河の拡大トリミング画像になります。 ↓
( 元画像の50% に縮小した画像を幅1024ピクセルでトリミング )
この銀河は毎年何回も撮っています。
明るくて見かけが大きいこともあるのですが、
春の系外銀河の中でもずっと遅れて南中するため、
ほとんどの春の銀河が西に傾いたころの貴重な撮影対象なのです。

そんな訳で去年の5月にに撮った画像はこちらになります。↓
( 同じく元画像の50% に縮小した画像を幅1024ピクセルでトリミング )
DATA : 2019 / 5/ 8am VC200L+RedHD(f=1386mm) 10分・2分 × 各4枚 ISO6400 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
時間つなぎに撮ったため 短時間露光になったとブログに書いてありました。
昨年 撮影時の記事は → こちら

オートガイドが暴れた原因ですが、あとでガイドの設定値を調べたところ・・
左側はこれまで使っていた旧バージョンの設定値
ガイドグラフから推定したガイドあばれの原因は以下の通り。
ディザリングの移動量が3ピクセルと大きかったため、安定するまで長時間必要(以前は1ピクセル)(注)
(注).わたしのガイド鏡の1ピクセルは VC200Lの約4ピクセルに相当
ディザリング後の待ち時間が20秒と短すぎた(以前は90秒)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これ以降、キャリブレーションの設定値も含め 実績のある以前の設定値に合わせました。

恒例のおりおんショット(撮影中の空)です。
( 画像クリックで星座名を表示します )

1枚だけの固定撮影ですが、早朝に上ってきた細い月と3惑星を撮りました。↓
TAMRON Zoom(f17mm F2.8) 13秒露光 ISO1600 kissDX(SEO-SP2) 固定撮影

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月も下弦を過ぎ、5月の新月期に入りましたが、
天気の週間予報がイマイチ。

「かたてま野菜」今のところ順調に育っています。
( 下の写真は植えた時のもの )
これも今年初挑戦の 黄色の”パプリカ” 。

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