雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

M63 ひまわり銀河 (雲量”0”なれど透明度悪し その2)

2022年05月11日 | 天体写真(系外銀河)
このゴールデンウィークで唯一撮影できた5月4日の夜に
日が替わってから薄明が始まるまで撮影した2タイトル目になります。
記事タイトルにもあるように雲は無かったのですが
撮影画像を見ただけでも背景が明るく 透明度が悪い事がわかりました。

このため画像処理では淡い部分はあきらめて、なんとか”ひまわり”らしく見えるよう処理しました。

総露光時間も2時間余とやや少な目のりょうけん座のM63銀河です。
M63 ひまわり銀河 (りょうけん座)  
M63(NGC5055)中央: 距離 2,670万光年 視等級 8.6 等級  視直径 7.7’× 4.5’ 渦巻銀河 
( 画像クリックで 元画像の25%サイズで表示します )
( 上が北の方角になります )

撮影DATA : 2022/ 5/ 5 01:10’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成fl=1,386mm)
露出 20分 × 枚 + 分 × 枚  ISO 3200 LPS-D1 Cooled 60D (冷却オン CCD -8 ℃前後 外気温+11℃前後)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・自動ガイド) ステライメージ9(画像処理)
できればレデューサーなしの長焦点で撮りたいところですが、その分露光時間も必要だし・・。
それでもやはり小さすぎるので、アラが目立つのは承知で銀河部分をトリミングしてみました。


この銀河 見かけは小さいのですがニックネームの”ひまわり”らしい姿が写ってくれるので
ほぼ毎年撮影してきました。
レデューサーなしの より長焦点で撮ったものもありますが、
透明度やシィーングの違いで結果は様々です。

その中から3枚を選んで 古いものから順に掲載します。(縮小なしのトリミング画像)
↑ 2017/ 2/28am
VC200L+Red(合成fl=1278㎜) 20分×6 ISO3200 Cooled60D

↑ 2019/ 4/12
VC200L(fl=1800㎜) 15分×8+3分×8 ISO6400 6D(HKIR改造)

↑ 2021/ 3/ 9am
VC200L(fl=1800㎜) 15分×10+3分×5 ISO6400 6D(HKIR改造)

画像処理の結果でずいぶん色合いも違ってくることもわかります。
( これが本当の色だ! という色見本があればいいのですが ・・・ )

今回のひまわり銀河の「只今撮影中ショット」です。 ↓
5月 4日 01時32分~ TamronZoom(f17mmF2.8) 30秒×5枚 ISO1600 ソフトフィルター kissDX(フィルタ改造) 三脚固定撮影
5枚コンポジットで画像処理してるのでまともな星空に見えますが、 肉眼では北斗七星 が暗く見えていました

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今年も『かたてま野菜』の植え付けの時期となりました。
土づくりに2・3週間ほどかけ、5月9日に植えました
今年は受粉が失敗しやすいズッキーニをやめて
迷った末に初めてミニスイカを10日に植えました。
カラスとの熱い戦いになりますが、その様子は適宜ブログにて報告します。

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