雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

迷った末のマイナーなコンビ(ケフェウス座 NGC 7129・7142)

2021年10月06日 | 天体写真(星雲・星団)
3日の夜は久々に夜通しで雲量”0”の雲予報でした。
気になる月の方も下弦を過ぎていて久々に徹夜撮影。

今年の夏は例年に増して夜間に雲が多く
7月以降 月や惑星を除くと北アメリカ星雲の1タイトル撮れただけ。
そんなもんで、その日は朝から何を撮るかで散々悩んだ末に
この夜のメインタイトルをアンドロメダ銀河に決定。
昨年11月にも撮影しているのですが、南・北の2モザイクで撮影したため各露光時間が目標に足らず
次年度以降に追加露光をしてからモザイク結合しようと思っていました。

ただアンドロメダ銀河が南中するのは0時近く、それまでに撮るタイトル選びに悩みました。
見栄えのするまゆ星雲らせん星雲もあったのですが、
6年ぶりにケフェウス座NGC7129・7142の星雲・星団のコンビになりました。

反射星雲NGC7129の青味が6年前よりだせればと思ったのですが、
この夜は雲は出なかったものの透明度が低く、朝までモヤっとした空が続きました。

撮影時の空の透明度の記録にもなる『ただいま撮影中』ショットです。 ↓
( 画像クリックで星座名を表示します )
21時55分ころ~ TamronZoom(f17mmF2.8) 30秒×6枚 ISO1600 ソフトフィルター kissDX(フィルタ改造) 三脚固定撮影

NGC7129 & 7142  (ケフェウス座)  
NGC7129(中央 右上):距離 3,300光年 視等級 12 等級  視直径 7’ 反射星雲 
NGC7142(中央 やや下):距離 6,200光年 視等級 9.3 等級  視直径 9’ 散開星団 
( 周辺部を トリミング 画像クリックで 元画像の25%サイズで表示します )

撮影DATA : 2021/ 10/ 3 20:39’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成fl=1,386mm)
露出 10分 × 枚 + 分 × 枚 ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・ガイド・ディザリング撮影ステライメージ9(画像処理)

透明度の悪さから早々見切りをつけ 次のアンドロメダ銀河の撮影準備に入ったため、
露光不足で前回画像を越えることはできませんでした。

前回6年前(2015/11 / 4)の画像になります。 ↓
鏡筒・カメラ・フィルターの他、露光時間もすべて今回と違っています
撮影DATA 及び 当時のブログ記事は → こちら

次回はアンドロメダ大銀河の予定ですが、昨年に続き今回もガイド不良による
北部・南部の撮影枚数にアンバラが出てしまいました。
処理はこれからですが、昨年の画像と合わせてうまくマッチングができるかどうか・・

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気が付けば今年も はや10月。
冬も夏も晴れない日本海側ですが、今年は15夜しか撮影できていません。
そのうち星雲や銀河の撮影に至っては11夜だけ。
自宅撮影なのに月に一夜しか撮れないなんて、
身体が動くうちにあと何夜撮影できるんでしょう・・

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