雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

2年がかりのアンドロメダ大銀河(モザイク撮影で7時間露光)

2021年10月10日 | 天体写真(系外銀河)
久しぶりに徹夜撮影ができた3日夜の2タイトル目がこの アンドロメダ大銀河 です。
実は昨年11月にも撮影していたのですが、総露光時間4時間近くかけたものの
北部・南部のモザイク撮影だったため、もっと追加露光してからモザイク結合するつもりでした。
それが約一年後の10月になってしまったという訳です。
昨年(2020/11/14)の撮影DATA 及び ブログ記事は →こちら

昨年より灯火の影響が少ない遅い時間帯で撮影できたのですが、
昨年よりモヤッぽく透明度は悪い空でした。
風によるガイド不良も発生する中で、昨年の各モザイク毎の撮影枚数とのバランスに苦労しました。

今回 追加露光できた画像です。
< 北 部 >
撮影DATA : 2021/ 10/ 3 23:57’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成fl=1,386mm)
露出 10分 × 10枚 + 分 × 枚 ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・ガイド・ディザリング撮影ステライメージ9(画像処理)

< 南 部 >
撮影DATA : 2021/ 10/ 3 22:45’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成fl=1,386mm)
露出 10分 × 枚 + 分 × 枚    *以下は<北部>と共通

昨年も同じ鏡筒・カメラで撮影しているのですが、撮影時刻や空の透明度が異なり
モザイク結合すると色合いの違いが目立ち、何度もやり直しました。
( 上に掲載した今年撮った画像だけの色合わせは手を抜いています )

昨年の撮影画像と合わせて総露光時間7時間分を処理した結果です。

アンドロメダ大銀河  (アンドロメダ座) ×2モザイク  
M31(NGC224):距離 254万光年 視等級 4.3 等級  視直径 190’×60’ 渦巻銀河 
M32(NGC221)(中央やや下):距離 290万光年 視等級 8.1 等級  視直径 3.7’×3.2’ 楕円銀河 
M110(NGC205)(右上):距離 290万光年 視等級 8.1 等級  視直径 15’×9’ 楕円銀河 
( 画像クリック箇所に応じて上下に分割して 当ブログ最大サイズで表示できます )

構図のズレや、ディザリング撮影による写野の移動などから
モザイク結合する際にどうしてもトリミングせざるを得ないのですが、
ステラショット2による導入のおかげで、トリミングは少なめに済んでいます。

透明度の悪さがわかる『ただいま撮影中』ショットです。 ↓
00時58分ころ~ TamronZoom(f17mmF2.8) 30秒×6枚 ISO1600 ソフトフィルター kissDX(フィルタ改造) 三脚固定撮影


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長焦点の鏡筒でアンドロメダ銀河の全体画像が完成。
モザイク撮影とフルサイズカメラのおかげもあるのですが、
2年かけた たっぷり露光の成果もあると思います。

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