不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

ばら星雲、月明かり画像も加えるかの是非

2021年01月29日 | 天体写真(星雲・星団)
20日夜半前のメインタイトルだった ばら星雲 がまだ自宅の屋根に隠れていたので、
かに星雲で時間つぶしをしていたのですが、
気が付いたらとうに屋根から出ていて、あわてて撮影開始したのは南中の10分前でした。

それでも上弦前の月が沈むまでまだ2時間近くありました。
10分露光を16枚も撮ったのですが、その半分は月明かりの中での撮影でした。

撮影した画像をすべて使って処理した画像です。

ばら星雲  (いっかくじゅう座)  
NGC 2237-9・2246:距離 5,500光年 視等級 -  視直径 80’×60’ 散光星雲(星生成領域) 
( 画像クリックで 元画像の25%サイズで表示します )
( ほぼノートリミング 上方向が 北 になります )
撮影DATA : 2021/ 1/ 20 22:07’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成f=1,386mm)
露出 10分 × 16枚 + 分 × 枚 ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・ガイド・撮影)ステライメージ9(画像処理)

すでに星雲の一部がはみ出していますが、更に元画像の50%サイズで中心部を切り出してみました。 ↓
月明かりの画像を含めて処理した結果、フラットが合わず背景むらが発生、
更に背景が明るいためコントラストが不足気味に感じました。

撮影画像の一覧です。( Canon D.P.P
上段:2分露光×8枚 中段:10分露光×8枚(月が沈む前) 下段:10分露光×8枚(月が沈んだ後)

月が沈んだあとに比べて、沈む前の画像の変化が目立ちますが、
これは月明かりの他にも
灯火が暗くなっていく時間帯であること
地上の積雪による空への照り返し
の影響もあると思われます。

今回は総露光時間3時間とたっぷり露光でしたので、
中段の 月が沈む前の10分露光8枚を除いて処理したらどうなるか?
やってみました  ↓
背景のムラも少なくなり、コントラストが改善されたため奥行き感も増したように見えます。
元画像の50%サイズで中心部を切り出した画像です。 ↓
総露光時間、コンポジット枚数は減っているのですが、2分露光を含めてまだ16枚あったので
心配した画像の荒れは目立ちませんでした。
( *2分露光は、星の色が飛ばないように 短時間露光の画像も撮っています )

むろん、月明かりも薄雲もない たっぷり露光がベストな事はいうまでもありませんが・・

すでに月が沈んだ1時少し前のころの撮影風景です。
( 画像クリックで星座名を表示します )
設置場所の周辺は雪がまだ1m以上あります

次回は月も沈み、灯火が最も暗くなるゴールデンタイムで撮った
おおぐま座の銀河コンビだったのですが・・
撮影開始と同時に薄雲が出て、悪戦苦闘の画像処理中。

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
「上越清里 星のふるさと館」 スタッフのAKIYAMAさんから
今年も真冬のふるさと館の画像が送られてきました。
27日に機器点検のために上られたそうですが
駐車場の積雪は193cmで、風が強い場所のせいか ふもとのより少ないような気がしたそうです。
( 館長が2週間前に上った時は230cmだったそうです)
私はこの記録的大雪の中、車で行くだけでもすごいと思いました。

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へにほんブログ村
いつもポチッとありがとうございます。
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランキング参加してます

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

応援(クリック)してね


天体写真 ブログランキングへ