雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

時間つぶしで、月明かりの かに星雲40分露光

2021年01月26日 | 天体写真(星雲・星団)
月に一夜晴れるかどうか?の1月の20日夜 上弦前の月を撮り終えたのが18時過ぎ。
つぎの撮影対象は、22時過ぎに南中するばら星雲だったので
ゆっくり夕食を済ませてから赤道儀の初期設定を行いました。

それでも21時ころには撮影準備が完了したため、
ステラショット2の『微動導入』で南中1時間半前のばら星雲を導入。
TST撮影してみたところ、写っていたのは自宅の壁でした。
( 室内からリモート撮影しています )

自宅の屋根から顔を出すのにしばらく時間がかかりそうだったため、
時間つぶしに撮影したのが かに星雲 でした。
ばら星雲に比べて見かけが小さすぎる対象だったのですが、
これまでの経験から、月明かりでも行けそうなことから選びました。

M1 かに星雲  (おうし座)  
M1(NGC 1952):距離 7,000光年 視等級 8.4等級  視直径 7’×5’ 超新星残骸 
( 画像クリックで 元画像の25%サイズで表示します )
( ほぼノートリミング 上方向が 北 になります )
撮影DATA : 2021/ 1/ 20 21:11’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成f=1,386mm)
露出 10分 × 枚 + 分 × 枚 ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・ガイド・撮影)ステライメージ9(画像処理)
右下に赤い光跡が写っていますが、元画像には並行した淡い光跡も写っていたことから
飛行機の航空灯と思われます。

中央のかに星雲の等倍切り出し画像です。 ↓
かに星雲は1054年に超新星爆発した残骸で、中心部には1秒間に30回転している中性子星があり
かにパルサーと呼ばれています。(上の画像の矢印の先)

まだ月が高く明るかったのですが、ばら星雲が屋根から顔を出したので
総露光時間わずか42分で撮影を終了しました。
短時間露光のわりには かにパルサー がよく分離していました。
(冬なのにシィーングが良かったせい?)

次回は総露光時間3時間かけた ばら星雲 の予定ですが、
問題は露光時間の半分は月が出ている中での撮影だった事。
ばら星雲 撮影中のショット(すでに月が沈んだあとの0時40分ごろ)

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ご近所の助け合いで車は出れるようになったものの、
道路の両側には高い雪の壁が残りました。
これ以上降られたら雪のやり場がありません。
今週末に再び雪の予報が出ている中、
ようやく 市の排雪作業車が我が家の前の道路にも。
これでやっと一息付けます。


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コメント (2)
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