雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

「フラット画像のダークは必須!」再検証 (画像処理勉強会予習)

2017年01月19日 | 画像処理のはなし
先日の寒波襲来の時に張り切り過ぎて 未だ尻のあたりの筋肉痛が残っています。
そんな訳で、雪が一段落した今はほんとは道路脇の雪消し作業をやりたいのですが
スコップを持つのがつらくて こたつでゴロゴロしています。

そこでまだ来週なのですが2回目の「画像処理勉強会」の準備を行っています。
次回からはステライメージを使って実際に画像処理を行う事になっています。
わたしは進行役という事で、撮影画像やダーク・フラット画像を提供します。
用意した素材の一例 ↓

勉強会は2時間ですのでダーク・フラット処理からコンポジットまでできるかどうか?
持参するノートパソコンでは処理能力からコンポジット枚数を減らそうかと思っています。

予習ではないのですが、提供する素材を使って処理をしてみたところ新しい発見もありました。
以下は素材の中の1枚画像についてダーク・フラット処理を行った結果です。
各画像はレベル調整まで行っています。
左はレベル表示幅2000、右はレベル表示幅 500

● ダーク減算・フラット処理とも なし
左右のかげりは周辺減光、下端のかげりはカメラボデーのミラーボックスによるものと思われます

● ダーク減算のみ あり
色調の変化はありますが 拡大しても画質が改善されたかどうかよくわかりません

● ダーク減算・フラット処理 あり (ただしフラットダーク なし)
フラット処理をしたにもかかわらず かげりはまだ残っています

更に フラットダーク の処理をを加えると・・

● ダーク減算・フラット処理 あり(フラットダーク含む)
かげり がほぼ補正されています

このフラットダークによる効果は3年前に見つけています。
関連記事→ フラット画像のダークは必須!(検証その2)

今回はもう少し検証してみました。
ダーク減算の効果が見えないならやめちゃって、フラット処理だけやってみると・・

● フラット処理 のみ(ダーク減算・フラットダーク処理なし)
かげり部分の色調が少し変になっています
● フラット処理 (フラットダーク含む)のみ
ダーク減算してないと とってもひどいことに

ちなみに、別の素材でも似たような結果となりました。
その原因としては、フラット処理は明るさの比率で除算している訳ですが
撮影画像やフラット画像がダークノイズで底上げされると本来の比率が失われるということかな。

今回使用した素材の撮影データは こちら

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2階のベランダからの雪落としが悪かったのか、
それとも公園までの60往復か?
道路脇の雪の壁に穴を開けて側溝に

雲上くもがみ
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コメント (4)
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