雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

いざっ本番! マルカリアンチェーン中心部

2015年03月29日 | 天体写真(系外銀河)
25日夜、今年に入って雪国にやっと訪れたまともな星空。
上弦前の月が沈んでからが本番なのですが、何を撮るかさんざん迷って選んだのは・・
未だ極められていないおとめ座銀河団の中心にある銀河のつらなりマルカリアンチェーン
今回は更にその中心部をVC200L+レデューサー(合成f=1278mm)でクローズアップする事に。

月が沈む直前からの撮影でしたが、ファインダーを外すのを忘れて尻重の鏡筒バランスで撮影してしまいました。

マルカリアンチェーン 中心部 (おとめ座)
( 画像クリックで元画像の35%まで拡大表示できます )
( 上が北の方向 )
撮影DATA(抜粋): 2015/ 3/ 27am 00:13’~ VixenVC200L+レデューサ(合成f=1,278mm F6.4
露出15分×8 枚  ISO 1600 Cooled 60D (気温0℃ 冷却 -17℃)  ガイド鏡GS-60S 他は前回と同様
画像内の明るめの銀河の名称は以下のとおり。

このエリアはこれまでも何度か挑戦しているのですが、左上のNGC4438の淡い部分がなかなか出せずにいます。
自宅撮影では空の暗さに限界があるのですが、もう少し枚数を撮るべきでした。

遠征でわずか1時間程度の露光なのにすごい画像を撮る人もいる。

2年前にR200SS(f=800mm)で もう少し広い範囲を撮っています。
昨年撮った画像はこちら⇒

今回は撮影が終わってからファインダーを外して無かった事に気がつきました。
鏡筒の前後バランスがくずれたままでの撮影でしたが、
たわみによる星の流れは1枚当たり4画素以内と許容範囲でした。
時間露光(比較明)での星の流れで、赤緯(南北方向)にはほとんど流れていません。(画像クリックで全体画像を表示)
今回も星が丸く見えないのは赤経(東西方向)のブレが加わったためです。

実は西側電線にかかるまで、まだ1時間ほど撮影できたのですが、
もう一タイトル撮りたくて2時間露光で止めてしまいました。

次回は本番2匹目の兎、おおぐま座の車輪銀河M101をお見せする予定です。

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3日間晴れが続き、今日は雨になりました。
晴れてる間中、夜半過ぎまでずっと月がでていました。
仕方がないので毎日月を撮ってました。

500本を超えるこれまでの全記事リストは、 こちら から。
雲上くもがみ
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コメント (6)
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