雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

撮ったどー! 『 アンドロメダ大銀河M31 』 

2013年09月10日 | 天体写真(系外銀河)
前回記事  を書いた日の夜、
思いがけず撮影する事ができました。
ふとんに入ろうとした時、やけに虫の音がにぎやかで窓を開けたところ
雲の切れ間から星が見えていました。
昼間の雨で透明度も良く、雲が切れそうな予感から0時半ころから設営開始。
ちょうど南中直後だった「アンドロメダ銀河」をモザイク撮影する事ができました。
1時半ころから撮影を開始、薄明が始まる4時頃までの実質2時間半でした。

露光時間は短いものの、当分は撮らなくていい「アンドロメダ座大星雲」となりました。
等倍画像でお見せできればいいのですが。  (画像クリックで拡大表示)
撮影DATA: 2013/09/09am 01:26’~ VixenR200SS(f=800mm F4.0)バーダーMPCCⅢ
露出 10分×15枚(東側7枚、西側8枚モザイク合成)  ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温18℃ 冷却-6℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7

なんとか等倍画像に近いものをお見せしたいという事で、
ちょっとお遊びをやってみました。  (画像クリックで拡大表示)
銀河全体画像の右下に見える、恒星雲NGC206付近のクローズアップ画像です。

面白そうだったので調子にのって、先ごろ話題になったすばる望遠鏡の
超広視野主焦点カメラで撮った画像と比較してみることにしました。
超広視野主焦点カメラ(HSC)の画素数は8億7000万画素。
わたしの使用カメラEOS60DのCCD約50枚分になります。
更にすばる望遠鏡の集光力は、わたしのR200SS反射望遠鏡の実に1600倍になります。

銀河全体のどこの部分かわからなくても、どっちが私の撮った画像かはわかりますね。
( 画像クリックで拡大してみると、すばる画像のすごさが見えてきます。)
銀河全体画像の右上に見える、矮小楕円伴銀河M110のクローズアップ画像です。
伴銀河の下に、はるか彼方の銀河が小さく写っているのを見つけました。

銀河全体画像の中央やや下に見える、伴銀河M32
アンドロメダ銀河本体M31より地球に近い側に位置しているそうです。

銀河全体画像の中央やや上に見える、銀河外縁部です。
赤い散光星雲や塵の黒い帯も見えています。

銀河に沿って長く切り取った「アンドロメダ座大銀河絵巻」も用意したのですが、
ブログが重くなると悪いのでやめました。

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撮影できるとは思っていなかったので、ほんとに幸運でした。
秋の虫さんに感謝です。
今回も「親亀子亀方式」でのオートガイドでしたが、
ジャストピントで星像が鋭かった分、流れが目立ちました。
ガイド結果については別途、分析して見たいと思います。

雲上くもがみ
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コメント (12)
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