雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

「ヘルクレス座銀河団」 まで、5億光年。

2013年06月07日 | 天体写真(系外銀河)
前回の見かけが小さいレンズ状銀河 NGC5866 の撮影にこりずに、
その10倍も遠い5億光年かなたの『ヘルクレス座銀河団』 にも挑戦しました。

「銀河団」とは、50個から1000個程度の銀河の集まりなのですが、
更に、その「銀河団」を含む集団を「超銀河団」と呼ぶそうです。

これまでに撮影した事のある「銀河団」は、
おとめ座銀河団」中心部 通称「マルカリアンチェーン」(約2億光年)
おとめ座銀河団は更に「超銀河団」を構成し、私たちの「天の川銀河」も含まれるそうです。

もう少し先にある「かみのけ座銀河団」(約3億光年)は、
4月の「みんなの宇宙(そら)」に、tsukadomさん撮影の画像が掲載されています。

これらの銀河団より更に遠い5億光年彼方の、小さくかすかな銀河団を撮るのに、
エクステンダーで拡大したのですが、追尾流れから露光時間を長くできず、
やむなく銀河の撮影で初めてISO3200の高感度設定で撮影しました。

Abell 2151 ヘルクレス座銀河団
撮影DATA: 2013/06/03 00時23分~ R200SS+純正エクステンダー(合成f=1500mmm)
露出10分を14枚コンポジット ISO3200 Cooled60D(外気温15℃ 冷却-8℃) EM-200赤道儀 PHD Guiding ステライメージ7 他
中央部分の拡大画像です。
さすがに距離5億光年という感じですが、かろうじてその形から渦巻銀河が多い事、
接近する銀河の相互作用でゆがんだものがある事がわかります。

HP「宇宙(そら)のキャンバス
に記載されていたNGC No.を参照させてもらいました。

口径20cmでデジ一眼という機材では、この辺が限界でしょうか?
ガイド星図22時」を掲載しますので、皆さんも挑戦して見てください。

(ガイド星図を使われる場合は、クリックで拡大した後にダウンロードし、A4×2枚印刷。)
エイベル2151 ヘルクレス座銀河団(ヘルクレス座)
 

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昨日のブログ記事「レンズ状銀河NGC5866」の方にも
「ガイド星図22時」を追加掲載しておきました。


雲上くもがみ
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