先日、予約していた佐藤亮子さんのオンライン講演会を視聴しました。マスコミでは「佐藤ママ」で知られている佐藤亮子さんは4人のお子さんを全員東大医学部に進学させた方で、今は色んな方面で教育講座をされています。今回の講座は小学生の英語について。タイトルは「英語嫌いにさせない!自分で未来を切り拓く子どもの育て方」です。
実は今までの佐藤亮子さんの著書を読むと、「まずは算数、国語を徹底的に鍛える」ということが書いてあり、英語の講演会は珍しいなと思ったのですが、現実的な面白い内容でした。
この折立教室だよりで8月末に書いたのが「中学の英語が難しくなっています」という内容でした。小学校5年生から英語の授業が週2時間行われていること。結構本格的な内容でテストもあること。
中学のテスト対策をずっと見てきた私から見ると、中1の最初の範囲から、ちょっとあり得ないくらい難しくなっているのが現実です。
講演会では具体的な数字を挙げて説明されました。小学校で700語。これは読めて書ける、というレベルのものではないかもしれませんが、これだけの単語が教科書に出てくるわけです。中学に上がる前から英語に苦手意識を持つ子が増えているのも、わかるような気がします。
楽しく小学校生活を送るのに、やっぱり英語は早めにスタートするのが望ましい、とおっしゃっていました。
また、会の後半に質問に答えるコーナーがありました。なるほど、と思う回答がいくつもあったのでご紹介しますね。
Q: 英語と国語の力は関係ありますか?
A: 英語力は国語力に比例します。本を読むのが遅い子は英文を読むのも遅い。読解が苦手な子は、英語の長文も苦手。
Q:タブレット学習の時間が増えていますが、どう思いますか?
A:「手を動かして書く」のは大切。アナログ→デジタルの移行は出来るが逆は難しい。入試は手書く。書ける子に。
Q:色々やらせたいことが多くて優先順位が難しい。
A:基礎学力は優先させる分野。あとはそれぞれの判断で。でも、スポーツ分野で超一流になるのはとても難しいから、たいていの場合は程ほどに。
Q:単語が覚えられません。
A:問題集は完ぺきにやらない。出来るだけ早く最後まで終わって、何度もやることが定着のカギ
コロナ禍が始まって、急にネットでつながることが増え、逆に地球が狭くなった感じがする。と言われました。違う国で生きている人たちに親も関心を持ちましょう。英語のやる気はそんなところからも起きます。という事でした。
今、佐藤亮子さんの本を回覧しています。ご希望の方は上野までお申し込みくださいね。
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