くまぷーの海外ドラマblog

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ザ・ホワイトハウス7 第19話「政権交代へ向けて」

2009年11月30日 | ザ・ホワイトハウス
ジョシュはLAに飛んで、現在は弁護士として働いていたサムに次席補佐官のオファーをする。サムはその唐突さに戸惑いつつ、またジョシュの顔色の悪さに驚く。すでに新しい生活も安定し結婚予定もあったため、サムは返事を保留する。
しかしサムに対しては強引に攻められたジョシュも、ドナには及び腰で、今の二人の状況をきちんと結論が出せず、ドナに「期限を決めて答えを出そう」と切り出されてしまう。
ドナをはじめ、サントスの選挙スタッフは新政権でポストが用意されているのかどうか不安を隠せなかったが、サントス一家の仮住まいについて相談に乗ったことで、ドナはヘレンからファーストレディ付きの補佐官になってほしいと依頼される・・・

サントスは政権引継ぎの準備を着々と進め、各国の首脳への挨拶やシチュエーションルームでの引き継ぎを行っていた。
ところが国防担当者たちにカザフ情勢について「この作戦は無謀で納得できない」と主張し、頭を抱えさせてしまう。しかもそれを中国のヤン主席に電話で話していたことが傍受によって判明。
就任式前の政権移行期に次期大統領が外交問題に口を出すなと、ジョシュとサントスは現政権から釘を刺されるが・・・

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細かいことだけど、邦題・・・「政権交代」だと民主のバートレット政権が共和党に「交代」するみたいで。
台詞の中で「政権移行チーム」っていうのが出てきてるくらいだし、「移行」でいいじゃんとか思ってしまったりして。

このエピはなんといってもサムの復活!お帰りサム!!
ウィルが擁立していたカリフォルニア47区の議員が選挙中に急死し、その代わりに特別選挙に出馬することになったサムだったが、応援に行ったトビーたちが失態を演じたり、選挙参謀をクビにしたりと散々な選挙戦だったことが第4シーズンで描かれ、メインキャストだったはずのサムの退場としてはかなり残念な感じになっていた。
選挙結果自体は説明されていなかったが、まぁあれで当選するわけもないだろうなというのが暗黙の了解だったが、今回弁護士事務所で働いていたことから「やっぱり」だった。
しかしあのジョシュがサムの仕事場に、会議中に突然やってくるあの場面・・・第2シーズンの1話の「正義は死なない」のパロディで、長く見ていたファンにはニヤリとさせられるはず。ジョシュは昔バートレットを見つけたとき、「本物を見つけた」とサムのもとに駆けつけたのだった。ほんとはジョシュはサムと一緒に選挙戦を戦いたかったんだろうなぁと思わせる、そんな色々なことを懐かしいシーンの再現で語ってくれたような気がする。
本当なら、サムは先週から・・・レオの葬儀から出ていて欲しかったという気持ちがなくもなかったけど、このシーンを使うことで色んなことが語られたように思えて、ちょっと納得させられてしまった。

しかし・・・やはりサムとジョシュのコンビはいい!
なんだかんだでウィルは後釜としてしっくりきてなくて、サムが去ってしばらくは「何か違う」という違和感がぬぐえなかった。でもジョシュに強引に連れてこられたサムなのに、そこにいるだけでこのハマりっぷりったら。
サムならはまるのだ。サムがあのまま降板しないでいたら、どんなストーリーになっていたのか・・・サムが副大統領側についてジョシュと選挙戦を戦ったりしたのだろうか?
ジョシュに対して「休みなさい」とは誰も言えなくなっていたのに、サムなら言えた。ドナですら止められないでいたジョシュの暴走特急を、ようやく止めることができたのがサムだったということが、長いこと探していたものがやっと見つかったようで本当に嬉しい。
サムの帰還をきっと天国のレオも喜んだに違いないだろう。ジョシュの「僕がレオで、君が僕」には苦言を呈したかもしれないが。

「収まるべきところに収まった」という感じのサムの復帰だったが、これまた収まるべき場所を見つけたのがドナ。そうか・・・「どんなファーストレディになりたいですか?」と前にヘレンに聞いていたのはこの伏線だったのか。
バートレット2期8年の中で、ファーストレディのアビーに仕えた補佐官として登場したのはエイミーだけだったような。しかも張り切りすぎて失敗してホワイトハウスを去っている。
それでジョシュとエイミーの仲も結局だめになったのだが・・・それは、アビーがファーストレディとしては比較的政治的に前に前に出るタイプだったことが災いしてしまったともいえる。
ヘレンはまだしもアビーほど突飛なタイプではなさそうだから、ドナがジョシュとの板ばさみで苦労することは少ないかな?
結局ジョシュは「次席広報部長」をオファーするつもりだったらしい。それは・・・「僕がレオで、君が僕、ドナが君」ですか。なんだろう、サムの出世の伸び率が一番少なく見える・・・

そしてジョシュとドナはようやく実を結んだと・・・7年越し!長かったなぁ。一番いい形に落ち着いて本当によかった。
これでエイミーと元鞘とか最悪だし!

サントスのフライングは大丈夫なのかと思ったら、バートレットとは狐と狸の化かしあいだったようで・・・
バートレットが撤退策なしに始めた軍事行動の後始末を、サントスとバートレットは勧進帳で終わらせるつもりらしい。この辺の阿吽の呼吸が取れるのもサントスならではで、副大統領だと察しが悪くて全部説明しないといけなくてこうはいかないだろう。ホインズだとスタンドプレーが過ぎて裏切りそうだし、ヴィニックだったら勧進帳どころか本物の殴り合いになりそうだ。
でも現実には、次期大統領が外交、しかも軍事がらみでフライングで口出しなんかやらかしたら、あんなほのぼのとしたことには絶対ならないだろうと思われる。バートレットの立場だったら、サントスの案が正しかったとしてもプライドの部分で反発してうまくいかないものだろうから。

サントスは製作陣の夢と希望が詰まった大統領として描かれてる感じで、ちょっとよく描かれすぎ。大統領になってもラブラブあつあつの理想的な夫婦、部下の仕事は好きなようにやらせつつ、恋愛問題に気づかない程度のボケをかます理想的な上司・・・いい男過ぎる。
そりゃ、フィダラーさんでなくてもウフフって見つめたくもなるわな!たとえ存在しない妹を捏造してでも!


【 脇俳優チェック 】

◆ジョシュが乗ったタクシーのおしゃべりドライバー ....  Jerry Kernion
「アグリーベティ」第1シーズン16話「裏切り」では、ベティに荷物を持ってきて、タイミング悪くクレアの犯行のことを打ち明けられてビビっていた配達人役。
「FBI~失踪者を追え3」7話「母と子の明日(後篇)」では、サムが潜入捜査したコールマン工業の工場仲間ハーウィ役で登場。ハーウィは実はドラッグの運び屋の手配を請け負っていたのだった。
「コールドケース2」20話「ナイフ」で、工場が閉鎖されて生活に困り、かつての同僚である被害者のジョーの遺体を発見しながらもそこから金を奪ったハム・ダン85年版役で登場。ハムが金を奪ったために物取りの犯行と見なされて、事件は真相に届かなかった。しかしハムが刑務所の集団カウンセリングでカミングアウトしたおかげで、ジョーのいとこジェームズがリリーに打ち明けて、事件が再捜査されることに。
「名探偵モンク」第3シーズン1話(NHK放送順による)「迷探偵 対決!」では、駐車場にて遺体で発見された被害者の警備員役。

◆ジョシュと任官の面接をしていた男 .... Ken Weiler
今までも護衛官の役などでちょこちょこ出演していた俳優さん。
「Dr.HOUSE」第2シーズン4話「人道的治療」では冒頭、アフリカの貧困層への治療を行うために、製薬会社に寄付を訴える医師セバスチャンに対して冷たい態度をとる重役のジェリー役。しかしセバスチャンが倒れた時に駆け寄って救急車を呼べと指示する。
「デスパレートな妻たち」第2シーズン19話「恥と外聞」では、あんまり顔は見えていないが、カールがイーディとの結婚式をエサに、前妻であるスーザンの気を引こうとしてまとわりつき、良しあしを決めさせようとした結婚式で使うバンドのヴォーカル役で登場。
「フレンズ」第4シーズン2話「迷い猫に母の魂!?」で、チャンドラーとジョーイはジョーイが日曜大工で作ったバカでかい棚が邪魔になって売ろうとするが、それをカヌーと交換しようと言ってきた二人組の男の片割れを演じていた。二人のうち、カヌーを作ってルームメイトを困らせていたほうの男。
「FBI~失踪者を追え2」16話「22歳の笑顔」では、かつてセックス依存症で売春を繰り返していたが、立ち直って足を洗いコーヒーショップで働いていたジェシカに、昔の「客」として声をかけた男の役で登場。

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1 コメント

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はじめまして (feels)
2009-12-06 23:51:24
検索しておりましたら、偶然キャッチしての訪問です。

理想を言えば…サム/ジョシュ トビー/ウィル CJ…がスタッフとして残っていたらと思っていました。それぞれが個性も良い意味で自己主張が強いだけに難しいのかな。

思い出深いシーン
トビーはサムを弟のように思っていたシーン。
会議中のサムのところへ行ったジョシュ。
ランディハムさんと大統領の学生時代の回想。

今回のサムがジョシュを一喝するシーンも思い出になりました。

全てのDVDが発売されたら、全部がセットになったBOXが販売されたら…お買いになりますか?特典映像付き+解説本付き
私は買ってしまうかも、そして、ゆっくりと第1話から見直すことにします。

失礼いたしました。
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