くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

ザ・ホワイトハウス7 第1話「本選挙に向けて」

2009年07月28日 | ザ・ホワイトハウス
大統領選挙から3年後・・・
バートレットは大統領職を退き、記念図書館の設立式に臨もうとしていた。式に出席するために集まった旧バートレット側近のスタッフたちは、それぞれ新しい次の道へ進んでいた。
それぞれの脳裏にはホワイトハウスで過ごした日々が、そしてこれから到着する現大統領の選挙戦の日々がよぎるのだった・・・

そして現在。
民主党の大統領候補に選出されたサントスは、本選を前に精力的に選挙戦をこなしていた。そして副大統領候補となったレオは、広報部を辞めたアナベスをアシスタントに迎え、突然放り込まれた選挙戦に苦戦していた。
ジョシュがジョーイ・ルーカスに依頼してまとめさせた世論調査の結果によると、サントスとヴィニックの差はわずか9ポイント差の接戦で、スタッフの意気も上昇するのだった。
しかし、調査結果の中でレオの支持率が際立って悪く、そしてマスコミに「サントスはバートレットが操るレオにコントロールされている」と言われることが次第にサントスの内心の重荷となっていた。
そんな中・・・共和党の院内総務ハフリーが、サントスの公約の目玉である教育政策つぶしともとれる、教育法案を提出するという動きが議会で発生し、民主党議員が軒並み選挙協力を断ってくる・・・

一方、CJのもとにホワイトハウス法律顧問のバビッシュが訪れる。軍事シャトル情報漏えい問題の犯人探しのためだったが、バビッシュが疑った犯人は実はCJだった。
そしてジョシュのもとには、ラッセル敗戦で職を失ったドナが、ジョシュのアシスタントに応募してきたが・・・

-------------------------------------------------------------

第6シーズンは、ちょうど仕事の過渡期と重なって息切れしてしまったが、他に現在ブログで書いているドラマもちょうどもうすぐ終わることだし、何しろ最終シーズンだから、何があってもきちんと看取らないといけないような気がして・・・
やっぱりちゃんとやらなきゃ。最後だから。

このドラマについては、他のドラマ以上にネタバレは知らないでおきたかったので、「大統領が誰になるか」(これはどうしたって知らないでは済まされないし)以外のところはなるべく見ない聞かないようにしている。
だから、レオが副大統領候補になることをまったく知らないで前シーズンのラストを見たので、思い切り泣かずにはいられなかった。
まさか製作者出演者のすべてが、そしてJohn Spencer自身がこれからどうなるかをまったく予期せずに副大統領候補という設定を考えていたのだろうなと・・・
これからサントス陣営を襲う悲劇を考えたら・・・そしてレオがまるで生き字引のようにサントスに「ホワイトハウスに入ること」のいろはを伝授していく様子など、演出を超えてすべてが意図していないはずなのに暗示的に見えてどうしようもない。

そしてこのシーズンの冒頭は、いきなり「3年後」。
CJがダニーと結婚して子供も!(CJの雰囲気の丸くてやわらかいこと!)ケイトは本を出して、トビーはコロンビアで教えているらしい。
チャーリーは外交官?まだ政府内部にいる模様。ウィルは下院議員に当選して出世街道を走り出したようだ。
ジョシュは・・・ジョシュが何になっているかは、「大統領」が伏せられている以上ネタバレになるから明かされていなかったが、ジョシュは順当に行けば主席補佐官になっているはずなのかな?
そんな貫禄は全然なかったのだけれど。
それで・・・・やっぱりその席にレオがいないというのは・・・いるはずの人がいないのは、どのくらい想定していたのかなーと思ってまた泣けてしまう。
どうもこのシーズンは落ち着いて見られないような気がしてならない。

そういえば「3年後」にドナもいなかった。
「現役」の人はかえって忙しくしているんだよ、とか言い訳してみたりして。ていうか、今回アシスタントに応募してきたドナを断ったけど、結局ジョシュがドナを雇わないわけないじゃん!
「アシスタント募集中」ってサントスが言った時点で、みんな「あーハイハイ」っていう気持ちになってちょっとほっとしたんじゃないかと思う。ドナ以外にいないもんなぁ。
でもドナにとってはどうなのかな・・・あれだけ成長したのに結局アシスタントに戻るのか?っていう感じもしないでもない。いったん羽ばたいたんだから、そのままひとり立ちして欲しいような。

久々のジョーイ・ルーカス登場。彼女がホワイトハウスじゃなくてサントス陣営に雇われているということに気づいてちょっとびっくり。ほんとにサントス陣営にはジョーイを雇うくらいにまで大きくなったんだなー。
最初の頃、選挙事務所の飾りもままならなかったのに、今はあんな大所帯になって、ジョーイみたいなプロをきっちり入れて戦略を練れるようになったんだもんなぁ。そりゃ民主党候補だもんね。
それでも党内部が全然まとまってなくて、まだ党大会を引きずってる感じが。そしてハフリーは相変わらずいやみな戦略を突っ込んでくるし・・・最後の最後まで楽しませてくれることだ。
しかしジョーイはさすが分析官だけあって、「魅力的」の解説の表現が的を射まくり。髪を撫でて欲しいとか、力こぶを触っていたいとか。ふふふふふふ、私のサントスの力こぶ・・・(よせ)

ところで、CJの漏洩問題はどこまで追及されてしまうのだろう。この件が明らかになったら、さすがにバートレットとCJの間の溝は簡単に埋まらないような気がするのだが。
久々に出てきたバビッシュがまたクセもので・・・ほんとにTWWは隅々まで役者が揃っていて、どこをかじってもあんこがぎっしり。

そういえば・・・・「3年後」にサムは呼んであげて欲しかったような気も。だよなぁ。ウィルが下院議員だから、すっかりサムのポジションを奪っちゃってるんだ。
あの人もこの人も、本当はいろんな人があの場にいて欲しかった。「いなくなってほっとした」なんて思ってたキャラクターまで。なんだかすっかり送別会モード。
ここまでのことが色々思い出される最終シーズン。ひとつひとつかみしめて大事に見て心に焼き付けておきたい。


【 脇俳優チェック 】

◆ホワイトハウス法律顧問オリバー・バビッシュ ....  Oliver Platt
初登場は第2シーズン19話「嵐の前夜」で、多発性硬化症を隠していたバートレットが今後の法的なアドバイスを求めて相談した。その演技で、2001年のエミー賞ゲスト俳優賞にノミネートされている。
「Huff ~ドクターは中年症候群」では、ハフの顧問弁護士のラッセル役でレギュラー。ハフにとっては親友だが、女やドラッグにおぼれて次第に言動が破滅的に。この役で2004にエミー賞助演男優賞にノミネート。
「NIP/TUCK」第5シーズンでは、ハリウッドに移ったショーンとクリスチャンが、仕事がなかったためドラマの監修を引き受けることになったが、そのドラマのプロデューサーのフレディ役。この役でも2008年のエミー賞ゲスト俳優賞にノミネートされている。
映画「フロスト×ニクソン」では、フロストのブレーンでジャーナリストのボブ・ゼルニック役を演じている。
父親は外交官だったことから各地を転々として育ったが、父親が日本に駐在していたこともあるという。

◆ジャーナリストのダニー .... Timothy Busfield
初登場は第1シーズン3話「報復攻撃」。CJと一時恋仲になっていたが、CJがジャーナリストと報道官としての距離感をうまくとれずに関係は終わっていたようだったが・・・
「FBI~失踪者を追え」ではジャックの友人で引っ越しの手伝い(というか阻止)にやってきて今後のことをアドバイスしてくれた車いすのエド役。またエグゼクティブプロデューサーもつとめる上に演出も担当している。
映画「フィールドオブドリームス」では、ケヴィン・コスナー演じるレイの妻アニーの兄マーク役。当初は野球場は無駄だと売却を主張するが、後にともに夢に魅せられていく。
演出は「ラスベガス」「ダメージ」でも担当している。NBCがSATCの何匹目かのどじょうを狙った「リップスティックジャングル」ではエグゼクティブプロデューサーと演出を担当していたが、見事に玉砕した模様。

◆情報分析家ジョーイ・ルーカス .... Marlee Matlin
初登場は第1シーズン14話「安息日」。世論調査を行ってその情報を分析するスペシャリストとしてバートレット政権を長く裏で支えてきた。
オフィシャルサイトあり。1歳のときのハシカが元で聾唖状態になるが、それを克服して女優デビュー。1986年「愛は静けさの中に」で映画デビューを果たしただけでなく、アカデミー&ゴールデングローブの主演女優賞を同時授賞。
「Lの世界」第3シーズン以降は、彫刻を専門とするアーティストのジョディ・ラーナー役でレギュラー。UCLAで教鞭をとっていたことからベットと知り合い惹かれあう。
「CSI:NY3」12話「静なる夜」では、被害者アリソンの母で娘の遺体を発見したジーナ役。母子ともに耳が不自由だが、事件当時の様子を全身で感じ取っていた マックに彼のもつ目力を教え、関係がこじれていたペイトンとの和解のヒントを与える。
「マイネームイズアール」第2シーズンでは、ジョーイの公選弁護人ルビー役。ジョーイはてっきり男の弁護士だと思っていたのに、女性で聾唖者だったため完全にナメてかかって失言連発。
「デスパレートな妻たち」第1シーズン17話「届かない言葉」では、リネットのママ友のアリッサ役で登場。アリッサが耳が不自由なのをいいことに、彼女の夫は妻の悪口を言いたい放題だったのを、リネットがお節介で教えて逆に恨まれる羽目に。
「リーズナブル・ダウト/静かなる検事記録」ではテス・カウフマン検事補役でレギュラー。
「ザ・ホワイトハウス」では全シーズンに世論調査の分析官ジョーイ・ルーカスとして登場している。
「ER」第5シーズン14話「破綻の序章」ではベントンが息子リースと一緒に手話を教えてもらっていた先生役で出演。
ほかに「となりのサインフェルド」「ザ・プラクティス」などにもゲスト出演している。
「愛は静けさの中に」で共演したWilliam Hurtと同棲していたが解消、93年に警察官の夫と結婚、現在では4人の子供の母。

◆サントス選挙本部スタッフリーダーのイーディ .... Diana-Maria Riva
「CSI:4」17話「ベビーガールのドクロ」では、ネバダ州刑務所で服役中の女囚ファニータ役。ベビーガールことアントワネット・ステラと獄中で愛し合う仲となり、おそろいのタトゥーを入れあうようになるが、ベビーガールの心変わりを疑って誤解のために憎しみを募らせる・・・
「サブリナ」第7シーズンから、社会人となったサブリナが勤め始めた音楽雑誌の上司アニー役でレギュラー。
TWWの終了後、脚本を担当していたAaron Sorkinがジョシュ役のBradley Whitfordと組んで製作した「Studio 60 on the Sunset Strip」にレギュラー出演していた。

◆サントス選挙スタッフのオットー .... Ramon De Ocampo
スタッフミーティングで、メディアブッキングについてどうするべきかという議案を切り出したスタッフ。今後も登場予定。
オフィシャルサイトあり。
「異常犯罪捜査班-S.F.P.D.-」では、科学捜査官のオカ役でレギュラー。
「ミディアム」第3シーズンの6話以降に、ジョーの同僚アーロン役で登場。ジョーが娘マリーについて「何も映っていないTVを見て喜んでる」と何の気なしに話したところ、「心の病では?」と余計なお世話をしてジョーの不安を掻き立てたりしていた。その性格が災いしてか、ジョーの会社で立てこもり事件が発生した時に命を落としてしまう・・・
「CSI:5」3話「天使の生き血」では、被害者アリシアの兄で腎不全を患う青年ダニエル役。妹のアリシアをドナーにして命をつなぐ生活を終わりにしたかったが、カトリックのダニエルに自殺は許されない。そこで悩んだ挙句凶行に及ぶ不幸な役柄だった。
「グレイズアナトミー3」21話「かけちがう望み」では、鼻水が止まらないというのでずっと来院を繰り返してきた患者ジェームズ役で登場。クリニックでシドニーに鼻腔洗浄を処置されるが、そのため脳ヘルニアだったことが発覚、ベイリーはずっと風邪扱いしてきたことに責任を感じる。
「BONES」第4シーズン16話、「ブラザーズ&シスターズ」第3シーズン7話、「CSI:NY5」2話に登場予定。

◆レオ担当の警護官 .... Paul Keeley
「デスパレートな妻たち」第3シーズン5話「破壊の女神たち」では、ダニエルの自殺未遂を診察したドクター役。ブリーに家族カウンセリングを薦める。
「BONES」第1シーズン20話「移植された悲劇」では、FBIのカレン副長官の娘で中皮腫を患うエイミーに移植を行ったドクター役で登場。
他に映画「ミッションインポッシブル3」でイーサンとジュリアカップルに家族ぐるみで付き合っている夫婦の役など。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ミディアム4 第13話「痛み... | トップ | 「クローザー4」 第8話「守... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みこ)
2009-07-29 20:33:04
ザ・ホワイトハウスのPageありがたいです。シーズン6の続きがとても気になっています。忙しいでしょうから、ゆっくりでかまいせんので、詳しく教えてください。ドナファンなので、気になってしまいます。
返信する
S7!! (Marve)
2009-07-29 22:17:21
くまぷーさん、UPありがとうございます!
楽しみにしていました、ファイナルシーズン!

いきなり「3年後」ですかぁ~・・・
CJとダニーが?!
まだS5をDVDでじっくり観ているところなのですが、ダニーが出てこないのでCJとはもう・・と心配していました。
すごく楽しみです♪

ジョシュ&ドナも気になるし、ウィルとサムが下院で共演・・なんてのはキビしいかもしれませんが、ぜひ観たいですね。

また、拝見させていただきます^^
返信する
コメントありがとうございます (くまぷー)
2009-07-30 00:40:46
>みこさん
6の続き(ドキ)・・・がんばります。
もうすぐミディアムが終わるので、そしたらひとつ空く予定だから・・・やります!多分!(弱気)
ドナファンには6thは色々複雑な心境になるシーズンかもしれませんが、きっとこの先いい方向に行くと思います。

>Marveさん
「3年後」を予告的に見せて「ええええ?」と視聴者を動揺させて現在に戻す、という非常に卑怯なオープニングでした。
CJはどこをどうしたらそうなるのか、今後の展開が非常に気になります。ダニーの存在はこのところ台詞でしか出てきてなかったのに、突然のことで・・・

何しろ最後ですから、ちゃんと完走できるように頑張ります。6thで選挙が過熱するにつれてほんとに面白くなってきたので、DVD組の方は期待してお待ちくださいませ!
返信する

コメントを投稿

ザ・ホワイトハウス」カテゴリの最新記事