今回ご紹介するホークス先生出演映画は、「ネフュー(原題「The Nephew」)」です。
この映画は、ピアーズ・ブロズナンが故郷への思いを込めて製作・出演している作品で、アイルランドの小さな村を舞台にした物語です。
95年にボンドになったブロズナンが98年に製作したということで、日本でも「ブロズナンの映画」という風に宣伝されました。佳作として話題にもなりましたので、結構ご覧になった方は多いかもしれません。しかし多分あそこに出てるのがホークス先生ということに気づかないまま忘れてる方もいらっしゃるかも。
ネフュー
ユージーン・ブレイディ ピアーズ・ブロスナン ヒル・ハーパー

この「ネフュー」、ブロズナンという看板で売られた作品ですが、実際見てみると・・・ほぼ主演はホークス先生ですね。

ブロズナンは存在自体引いていますし、一番いっぱい出てるのがホークス先生。そしてもし、リアルタイムでコレを見ていたとしても、きっと彼が演じるチャドという少年に惹かれていたことでしょう。とても魅力的でかわいくて・・・
あちこちブログなどで感想が書かれているのですが、彼を誉めてる言葉がとても多かったので、我がことのようにうれしくなってしまいました。
これの公開は、前にご紹介した「ER」の1年後、98年です。つまり彼は32歳。
しかし、この作品で演じているチャドという役は・・・
17歳です!!
いやー・・・騙すにもほどがあるっつー感じが。
実際あちこちのブログで「チャドを演じてる『子』がかわいい」とか言われてました。
ティーンズなファッションの彼をご覧ください。超かわいいっす。


筋肉のつき方とか、わかってた上でよーく見ると大人なんだけど、動きとかちゃんとナイーブな少年だし、わかってても10代に見えるからびっくりです。
あのB級ホラー時代から見たら、役者としてものすごく成長してるのを感じます。
舞台はアイルランドのイニシュダラという自然豊かな村。
独り暮らしの男トニーのもとに、20年間音沙汰がなかった妹がアメリカから突然便りをよこします。それは妹のカレンが死の床で書いた手紙で、息子をそちらに向かわせると。
「私よりは優しくしてあげて」という懇願で手紙は結ばれていました。兄妹二人の間には埋めがたい溝があったようです。
そこで、トニーは約束の時間に迎えに行くわけですが、そこで待っていたのは予想もしていなかった黒人の少年チャド。
そう、ホークス先生演じるチャドがトニーの甥っ子(nephew)だったわけです。
トニーの戸惑いにも気づかず、チャドは伯父に会えたことを喜びます。
「あなたがグリーンゲーブルズのマシュー・カスバートさんですね。
お目にかかれてとてもうれしいです!」(激違)

・・・じゃなくて。(こんなアン嫌だ)
トニーは思わずチャドに対してこう言ってしまいます。
「思ったより色が黒いな」
そうは言っても、愛してやれなかった妹の忘れ形見ですから、不器用なりにトニーは一緒に暮らしていくことに。慣れない野良仕事を手伝わされたりしてむっとしながらも、チャドは亡き母の匂いの残る村になじんでいこうとします。

しかし・・・自然が手付かずのまま残り、娯楽といえばパブで見るサッカー中継・・・みたいな村にドレッドヘアの黒人少年がやってきたわけですから、村はたちまち彼の噂でもちきりに。
そこに村で葬儀(「マイネームイズアール」みたいに、スクラッチのくじが当たった直後心臓発作で死んでしまった)が行われます。そこでチャドをからかうために村の男が「新入りが歌うことになってる」と騙すのです。
騙されているとも知らずチャドは・・・
歌うのです!!

トレーニングされているわけではないけれど、澄んだ素朴な声で、母に習ったアイルランドの歌を歌うチャド。その美しさに村の人々は打たれ、次々に声を合わせて歌うのです。
このシーン、チャドが純真なだけに本当に感動的です。
そう、都会から来たチャドのほうが、自然の残る村の人々よりも素直で純真なんですね。
狭い村の中で人間関係に揉まれて疲弊している人々には多かれ少なかれ屈託があり、母の看病と生活に追われていたチャドは、それでも愛情深く育てられただけに、誰よりもまっすぐなのです。
そんな彼に惹かれていく村の娘アイシュリン。アイシュリンはピアーズ・ブロズナン演じるパブのおやじジョー・ブレイディの娘で、ジョーはかつてチャドの母カレンと「何か」があったためにカレンは村を出て行く羽目になったのです。
自分の肌の色だけではなく、その「わけ」のために自分が変な目で見られていることに気づくチャド、しかし二人の思いは次第に深まり、チャドはかつて父(10歳の時に死亡)がそうしたように、彼女と歩む新しい人生のスタートをきる決心をし、ドレッドヘアを切って丸刈りに・・・


1年前の「ER」の時も丸刈りだったので、多分こっちが地でドレッドはヅラなのではないかと思われます。
でもトニーもジョーもみんなが二人の恋に反対で・・・突然過去を蒸し返された大人たちと、その大人たちの過去を背負わされた子供たちの複雑な思いが交錯しつつ、それぞれが自分の「居場所」を見つけていく、という物語です。

美しい島に住み日々を送っていながらそれぞれが孤独だったのに、異邦人の到来により結びつきを思い出すという、ベタといえばベタな話ではありますが、アイルランドの自然の美しさとチャドの純粋さ、そしてこれが遺作となったチャドの伯父トニー役のDonal McCann(リヴ・タイラーの「魅せられて」で彫刻家役のひとですね)の味のある演技で、なかなかの作品となっています。
ホークス先生探しというだけでなくても、この映画見られてよかったと思いました。これ見ただけで、アイルランド行きたくなるもんなぁ。この自然の美しさによる映像美で、後半何かすっ飛ばしたように雑になるストーリー展開が気にならない感じなのです。


これはレンタルでも見つかりやすいと思うので、もしよければ見てみてくださいませ。
そのため、コレは後半のストーリーの詳細はあえてほとんど触れないでおきました。
イヤー映画って(以下同文)
この映画は、ピアーズ・ブロズナンが故郷への思いを込めて製作・出演している作品で、アイルランドの小さな村を舞台にした物語です。
95年にボンドになったブロズナンが98年に製作したということで、日本でも「ブロズナンの映画」という風に宣伝されました。佳作として話題にもなりましたので、結構ご覧になった方は多いかもしれません。しかし多分あそこに出てるのがホークス先生ということに気づかないまま忘れてる方もいらっしゃるかも。
ネフュー
ユージーン・ブレイディ ピアーズ・ブロスナン ヒル・ハーパー

この「ネフュー」、ブロズナンという看板で売られた作品ですが、実際見てみると・・・ほぼ主演はホークス先生ですね。

ブロズナンは存在自体引いていますし、一番いっぱい出てるのがホークス先生。そしてもし、リアルタイムでコレを見ていたとしても、きっと彼が演じるチャドという少年に惹かれていたことでしょう。とても魅力的でかわいくて・・・
あちこちブログなどで感想が書かれているのですが、彼を誉めてる言葉がとても多かったので、我がことのようにうれしくなってしまいました。
これの公開は、前にご紹介した「ER」の1年後、98年です。つまり彼は32歳。
しかし、この作品で演じているチャドという役は・・・
17歳です!!
いやー・・・騙すにもほどがあるっつー感じが。
実際あちこちのブログで「チャドを演じてる『子』がかわいい」とか言われてました。
ティーンズなファッションの彼をご覧ください。超かわいいっす。


筋肉のつき方とか、わかってた上でよーく見ると大人なんだけど、動きとかちゃんとナイーブな少年だし、わかってても10代に見えるからびっくりです。
あのB級ホラー時代から見たら、役者としてものすごく成長してるのを感じます。
舞台はアイルランドのイニシュダラという自然豊かな村。
独り暮らしの男トニーのもとに、20年間音沙汰がなかった妹がアメリカから突然便りをよこします。それは妹のカレンが死の床で書いた手紙で、息子をそちらに向かわせると。
「私よりは優しくしてあげて」という懇願で手紙は結ばれていました。兄妹二人の間には埋めがたい溝があったようです。
そこで、トニーは約束の時間に迎えに行くわけですが、そこで待っていたのは予想もしていなかった黒人の少年チャド。
そう、ホークス先生演じるチャドがトニーの甥っ子(nephew)だったわけです。
トニーの戸惑いにも気づかず、チャドは伯父に会えたことを喜びます。
「あなたがグリーンゲーブルズのマシュー・カスバートさんですね。
お目にかかれてとてもうれしいです!」(激違)

・・・じゃなくて。(こんなアン嫌だ)
トニーは思わずチャドに対してこう言ってしまいます。
「思ったより色が黒いな」
そうは言っても、愛してやれなかった妹の忘れ形見ですから、不器用なりにトニーは一緒に暮らしていくことに。慣れない野良仕事を手伝わされたりしてむっとしながらも、チャドは亡き母の匂いの残る村になじんでいこうとします。

しかし・・・自然が手付かずのまま残り、娯楽といえばパブで見るサッカー中継・・・みたいな村にドレッドヘアの黒人少年がやってきたわけですから、村はたちまち彼の噂でもちきりに。
そこに村で葬儀(「マイネームイズアール」みたいに、スクラッチのくじが当たった直後心臓発作で死んでしまった)が行われます。そこでチャドをからかうために村の男が「新入りが歌うことになってる」と騙すのです。
騙されているとも知らずチャドは・・・
歌うのです!!


トレーニングされているわけではないけれど、澄んだ素朴な声で、母に習ったアイルランドの歌を歌うチャド。その美しさに村の人々は打たれ、次々に声を合わせて歌うのです。
このシーン、チャドが純真なだけに本当に感動的です。
そう、都会から来たチャドのほうが、自然の残る村の人々よりも素直で純真なんですね。
狭い村の中で人間関係に揉まれて疲弊している人々には多かれ少なかれ屈託があり、母の看病と生活に追われていたチャドは、それでも愛情深く育てられただけに、誰よりもまっすぐなのです。
そんな彼に惹かれていく村の娘アイシュリン。アイシュリンはピアーズ・ブロズナン演じるパブのおやじジョー・ブレイディの娘で、ジョーはかつてチャドの母カレンと「何か」があったためにカレンは村を出て行く羽目になったのです。
自分の肌の色だけではなく、その「わけ」のために自分が変な目で見られていることに気づくチャド、しかし二人の思いは次第に深まり、チャドはかつて父(10歳の時に死亡)がそうしたように、彼女と歩む新しい人生のスタートをきる決心をし、ドレッドヘアを切って丸刈りに・・・



1年前の「ER」の時も丸刈りだったので、多分こっちが地でドレッドはヅラなのではないかと思われます。
でもトニーもジョーもみんなが二人の恋に反対で・・・突然過去を蒸し返された大人たちと、その大人たちの過去を背負わされた子供たちの複雑な思いが交錯しつつ、それぞれが自分の「居場所」を見つけていく、という物語です。

美しい島に住み日々を送っていながらそれぞれが孤独だったのに、異邦人の到来により結びつきを思い出すという、ベタといえばベタな話ではありますが、アイルランドの自然の美しさとチャドの純粋さ、そしてこれが遺作となったチャドの伯父トニー役のDonal McCann(リヴ・タイラーの「魅せられて」で彫刻家役のひとですね)の味のある演技で、なかなかの作品となっています。
ホークス先生探しというだけでなくても、この映画見られてよかったと思いました。これ見ただけで、アイルランド行きたくなるもんなぁ。この自然の美しさによる映像美で、後半何かすっ飛ばしたように雑になるストーリー展開が気にならない感じなのです。


これはレンタルでも見つかりやすいと思うので、もしよければ見てみてくださいませ。
そのため、コレは後半のストーリーの詳細はあえてほとんど触れないでおきました。
イヤー映画って(以下同文)
15歳もサバよんで違和感がないというのはすごいですね。
アフリカ系の人は肌がきれいな人が多いけどホークス先生ったらピカピカの美しさ。
手足がまた長くて美しいんですよねー。
うっとり。
予約リストにいれておきました★
ホークス先生、ほんと若く見えますね。
この姿を見て30代と言われても、俄には信じられないです。
いくら童顔でも、多少の無理はどこかしらあるものですが、彼にはそれが見当たらないのが凄いです。
私は、ダニーの作品を追いかけているのですが、先日彼が20代後半で高校生を演じている作品を見ましたが、やはり違和感を感じました。
見た目が、ダニーと大して変わらないというのもありますが。
作品も面白そうですね、レンタルで探してみます。
前の二本はビデオしかでてないですし、特に漂流教室はもう店からほとんど撤去されてるかもしれないですね。かぼちゃ頭のほうは、シリーズなので置いてある可能性はまだ高いと思います。頑張って探してみてください。
今回のは、映画としての完成度が普通に高いので、見てて楽しめると思いますよー。アイルランドの自然を見るだけでも癒されますし。B級の面白さとか、映画として突き抜けてるわけではありませんが、心に残る一本です。
>エレインさん
NYではそんなに気にならないのですが、実は俳優としては背がちょっと低い感じみたいで、そこが少年ポイ役にハマるのでしょうか。細かいところは紹介してないですが、チャドが島の人たちに珍しがられて影響を与えていくシーンが随所に織り込まれていて、そこのコミカルな演技とか、すっごくかわいいです!
笑っちゃったりジーンとさせられたり、いい話ですよー。
もしかしてエレインさんはDiscasユーザーっすか?
>Xiuさん
はじめまして!ダニーファンでいらっしゃるのですね。ダニーも色々追いかけるとたのしそうですよね。
この間ダニーの出演してる「UC:アンダーカバー」を見てみようと録画を探したら、そこのエピだけ!録画に失敗していたのでがっくりきてしまいました。
ホークス先生の童顔ぶりにはほんと驚かされます。
この映画面白いと思いますので、ぜひご覧になってみてください。これなら比較的見つけやすいかと思います。ブロズナンというスターが出てるのが大きいですね。
近場の店はみんなつぶれたのでこれしかないというか^^;
「24」とかディスカスのリストにまだ残ってるからどっかで調整しないと何年も先になってしまいそうです。。。。