くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

CSI:NY5 第9話「新しい命」

2010年03月27日 | CSI:NY
廃車置場で車をプレスしていた作業員が、車から流れでる血液に気づいて警察を呼んだ。プレスされた車の中からは若い女性と見られる遺体が。
ところがすぐ近くにあった廃車からは生存している男性が発見される。彼らは廃車置場でゲームをしていたが、ひとりトランクに閉じ込められ、そこに誰かが来たので仲間はそのまま逃げてしまったのだという。おそらくその時に来た「誰か」が遺体を遺棄した犯人ではないかと見られた。
遺体が出てきた車の持ち主はバーカーという子煩悩な父親で、バーカー夫妻は車を盗まれたとして盗難届を出していた。

遺体の女性はロケットを身につけていて、中には両親の写真が入っていたが、該当する女性は家族からの捜索願は出されていなかった。頭部に鈍器による殴打と見られる損傷があり、その傷による死後になぜか腹部を鋭利な刃物で刺した痕跡があった。
彼女が持っていた名刺は医療センターのものだったためダニーが聴取に行くが、医師は復顔画像に見覚えがないと言う。

ところがその医療センターに、ダニーは偶然にリンジーが来ていたのを見かけるが、リンジーは何でもないと事情を言おうとしない・・・

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マイアミ、NYと二時間続きで人体パズル現象
続くとあんまりグロく感じなくなって感覚が麻痺していくような気がする。最近はBONES見てもデクスター見てもご飯が食べられるからなぁ・・・

で、このエピは・・・リンジーおめでたエピってことで、2話連続とってもお祝いモード?
こと、事件のリアリティとかはこれでもかと描きたおすCSIだけれど、登場人物の妊娠描写となると専門外なのか、古いメロドラマと描き方が大差ないのはなぜなのだろうか。やっぱり洗面所にゲーと吐いてっていう以外に決め手はないのだろうか。工夫のないことだ。

ダニーが事件のことを誰に話しているのか、最初はわからないままに話が進んでいたので、「内務調査でも入ったのか、それともダニーはセラピーにでも通うようなことが起こったのか」とハラハラしたが、結局被害者の両親に事件について話しているついでに、「実は彼女から妊娠を打ち明けられて、どうしたらいいかわからない」って相談していたということだったようだ。
初対面の人なのに。娘を亡くしたばかりの人なのに、しかも娘は未婚で妊娠して親子断絶してたというのに・・・そんな相手に話す内容じゃないんじゃないかしらという気がしないでもないのだけれど・・・聞かされても困るぞダニー。
それでもダニーが真剣に事件と向き合い、同じぐらい真摯にリンジーの妊娠に向きあって受け止めようとしていることが、きっとニコールの両親にもきちんと伝わったのに違いない。
ひとえにダニーの人柄のおかげなのかも。

それにしても今回は、養子制度・代理母制度の問題点が色々浮き彫りに。
「フレンズ」で、養子を迎えたいモニカとチャンドラーの夫婦が、面接にやってくる養子カウンセラーの人に必死で売り込みを行うのは笑い話だった。「ブラザーズ&シスターズ」でもキティとロバートがそんなドタバタを繰り広げていた。
でもこのバーカー夫妻は、妻のほうが精神的に追い詰められすぎてカウンセラーに「不適格」と判断されてしまったことで、さらに子供をもちたいという欲求がやがて執着に・・・そのまま被害者のニコールが子供を渡していれば、何も問題がなかったというわけではないだろうし、はじめから歪んでいた構図はいつか無理をきたしたことだろう。
それでもニコールが亡くなって子どもがひとり残される結末は最悪だ。娘を許せないまま死なせてしまった後悔から、きっと赤ちゃんは大切にされることだろうが・・・色んな気持ちのすれ違いがあまりに最悪な方向に運びすぎて切なすぎる。
バーカー夫妻はこの後二人とも裁判にかけられ、おそらく別々に収監されたりするのだろうが・・・双方今後は夫婦としてやってけるのだろうか。今回はそれぞれの「その後」がとても気になる、想像の余地を見る側に考えさせるような内容だった。

最も、一番気になるのはダニーとリンジーの「この後」。
二人にとって、赤ちゃんにとって何が最善なのかを、この先二人は悩みながら模索していくのだろう。あぁでも、モンタナからNYに出した娘がこんなことになって・・・
なんでこんな設定になっちゃうかなぁ。NYにとってこの設定は必要だったのかな。


【 脇俳優チェック 】

◆遺体が出た車の持ち主バーカー夫人 .... Erin Cardillo
オフィシャルサイトあり。
「女検死医ジョーダン」第4シーズン16話「揺るぎない絆」では、大量に発見された白骨死体で、身元がわかったロンゴの、遺体を引取りにきた娘ペタ役。ロンゴは犯罪組織の一味だったためリリーはどう声をかけたらいいか悩むが、ペタからいい父だったという話を聞かされ心を打たれる。
「スイート・ライフ+オン・クルーズ」では、ザックとコーディが学んでいる豪華客船内の学校の教師タトワイラー先生役。
「FBI~失踪者を追え」第4シーズン5話「名誉と束縛」では、失踪者(韓国系デザイナー)ウェンディ・キムの親友のカフェウェイトレス役。ウェンディは出会い系で知り合った男につきまとわれてトラブルにならないよう、友人が働いている店でデートしていたことを証言。

◆遺体の出た車の持ち主スティーブン・バーカー .... Marcus Chait
「ミディアム」第4シーズン1話「新しいカタチ」では、冒頭に仕事の電話をしていてわが子ベンからうっかり目を離してしまったために、ベンを誘拐されてしまったゴールドマン役。
「FBI~失踪者を追え」第4シーズン9話「友の失踪」では、ジャックの旧友マックスの相棒の捜査官ジミー・ハガーティ役。若造だが、左遷されたマックスを軽く見ていたため、潜入捜査中止をマックスから指示されるが、浮気のことを知ってると脅して続行を強行し、産業スパイの捜査対象者から殺害されてしまう。
「NUMBERS」第1シーズン7話「偽札事件を追え」では、すぐれた模写技術のせいで偽札製造犯に拉致された、画家のマーゴ・ヒューズの夫ジョーダン役。マーゴは必ず夫の名前を絵の中に織り込むことで、夫へのメッセージを送っていたが、そのことが事件解決の手がかりになる。
「CSI:マイアミ3」8話「孤独な女」では、レベッカ・ブリッグスからスピードデートで家の情報を聞き出し、空き巣に入っていた男チャド・ギルバート役で登場。
「Dr.HOUSE」第5シーズン9話、「NCIS」第6シーズン3話に登場予定。

◆車の持ち主スティーブン・バーカー .... Lisa Darr
「ザ・ホワイトハウス」第7シーズン6話「アル・スミス・ディナー」では、中絶問題について両候補に態度表明を求めようと面会を求めた女性同盟の代表ベッカ役。
「ゴースト」第2シーズン18話「消えた母親」では、母親に捨てられて心を閉ざす少女ジュリーを里子に引き取ったアマンダ・ガーネット役。ジュリーの周囲には怪奇現象が起こっていたが、話を聞きに来たメリンダにはそのことを伏せた。、
「Dr.HOUSE」第2シーズン12話「検査法」では、バギー事故で火傷を負って運ばれ、ハウスが担当した患者アダムの母エミリー役。息子からはなんでも打ち明けられていると自信があったが、アダムは喫煙を隠していて、そのことが原因で病状が悪化していたと知りショックを受ける。
「デスパレートな妻たち」第1シーズン16話「スキャンダル」では、リネットのママ友タミー・ブレナン役。スカーヴォ家の双子が虱の発生源という噂が立てられた件で、実はタミーの息子が原因だったため、リネットに息子の誕生日に怒鳴り込まれて大喧嘩するのだった。
「CSI:科学捜査班」19話「殺意なき殺人」で、IT企業の社長の妻グエン・アンダーソン役を演じていた。三兄弟の末っ子の乳児が誘拐&殺害と見られたが、実は家族が真犯人を隠したいがために、事態が混迷した事件。
「ER Ⅲ」4話「行きずりの女」では、タイトルどおりロスとゆきずりで関係を持ったナディア役。しかしコカイン中毒とてんかんのためにロスがERに担ぎ込むことになり、その件がロスの立場を一層悪くすることに。
他「刑事ナッシュ・ブリッジス」や「NYPDブルー」「Xファイル」など出演作多数。

◆冒頭のゲームのメンバー .... Joe Egender
「NCIS」第5シーズン4話では、インド料理の配達員ロバート・グレイブス役。彼の証言からイレイザーの正体が判明したかに思えたが・・・

◆被害者ニコールの父 .... Jon Gries
TVシリーズ「コンバット」の演出や、映画「軍用列車」「ブレイクアウト」の監督のTom Griesの息子。
「ザ・プリテンダー/仮面の逃亡者」ではジャロッド追跡チームのコンピュータ担当のブルーツ役。
「LOST」ではベンの父ロジャー・ライナス役。妻はベンを早産した後に死亡したため、幼いベンを連れて島に渡ってきた。
「24」第2シーズンでは、テロ組織のリーダージョセフ・ウォルド役。CTUロス支局爆破テロは彼の指示によるもの。

◆医療センターの医師のロリ .... Alaina Huffman
「CSI:マイアミ7」4話「タトゥーの掟」では、エバグレイズの血まみれで死んだ男ヴィンスを刺したと自白したカサンドラ・グレイ役。しかし調べが進むうちに彼女はロシアンマフィアから逃れるためにわざと自白したことが判明する。
「NCIS」第5シーズン5話「自殺と他殺」では、飛び降り自殺を阻止しようとギブスの説得中に射殺されたマイケル・アーネット大尉の妻デイナ役。マイケルは中東担当の諜報部員だったが、妻にはさらに隠された顔が・・・
「特殊能力捜査官ペインキラー・ジェーン」では、ジェーンの親友で元麻薬取締局捜査官のモーリーン・バウワーズ役。

◆車のトランクに閉じ込められた看護士マイク・ヘス .... Kevin Weisman
オフィシャルサイトあり。
「エイリアス」のオタク系コンピューター技師マーシャル役でおなじみ。
「Chuck」第1シーズン8話「チャック VS 真実」では、機密情報のチップを狙って、チップの所有者を介抱した姉エリーに警官を装って自白剤を投与した男ペイン役。
「フェリシティの青春」第2シーズン21話「自立した女」ではマッチョなアール役。もう1話彼が出演している第3シーズン9話「ほんとうの自分」には、フラック役のエディ・ケイヒルがゲスト出演している。

◆車盗難の指南学校教師レジー・ダーハム .... Michael K. Williams
「THE WIRE」では、バークスデールと抗争を繰り広げる新興勢力のオマール・リトル役。
「CSI:5」20話「汚れたエリー」では、エリーがブラスに助けを求めることになった友人ダコタ失踪事件で、ダコタの情夫ローニー役。麻薬密造屋だったため、ダコタ殺害の容疑がかけられるが本人は否定。
「ボストンリーガル」第2シーズン9話「ニセ捜査官」では、デニーが歩いていて声をかけられ、無視したところ頭に石をぶつけられたためペイントガンで撃ったホームレスのカーク役。デニーの言い分のひどさに、アランはデニーのことを訴えると息巻くカークの弁護に名乗りを上げる。

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