Kumaのトライアスロン・シニアライフ My Big Challenge, Road to Kona

還暦過ぎてトライアスロンはぼちぼち
いつまで、どこまでできるか挑戦
今日は読書?映画?音楽鑑賞?

読書記録 2023年8月

2023-09-05 15:34:25 | 読書

2021年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/」での読書の記録。

先月、8月のまとめをしてみました。

 

2023年8月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2665ページ
ナイス数:160ナイス


■信長の原理
織田信長の一生、天下統一を目前にして一番信頼していた明智光秀に討たれる本能寺の変までを前半は信長本人の視点を中心に、後半は側近の武将達の視点、心の動き、内面からも描いていて面白く読めた。原理とは働き蟻の法則か?信長は神仏の存在は認めないが、人知の及ばない何かが世の中を支配していることを死の直前に悟る。極悪非道な戦国大名、松永弾正久秀は既存の観念に頼らない悪党なりの独自の視点があり信長の一環した行動哲学と似ていて興味深かった。信長が問いかけた「神仏を信じぬのか」の弾正の返答に納得(p265)楽しめた。

読了日:08月03日 著者:垣根 涼介

 

■怪しい人びと (光文社文庫)
東野圭吾作品、29冊め。初期の7つの短編集。

寝ていた女、もう一度コールしてくれ、死んだら働けない、甘いはずなのに、灯台にて、結婚報告、コスタリカの雨は冷たい
短編だから展開が早く物足りない感はある。
まあフツーだったよー笑
さすが安定の面白さ、さくっと一気読みだった。
タイトル、みんなひっくるめて、重要な鍵を握る登場人物、「怪しい人びと」。結末はハッピーでもちょっとブラックなオチだった。爽やかな読後感はない。
短編集は読むのに気合いがいらないので疲れている時にちょうどいいね。☆☆☆

読了日:08月04日 著者:東野 圭吾

 

■空中ブランコ
「イン・ザ・プール」に続きトンデモ精神科医伊良部、第二弾。前作ほどのインパクトを感じなかったのは伊良部のアホさ(魅力)に慣れてしまったからだろう?本当に気楽に読めて、もっと読み続けていたいと思う一冊だ。ストーリーの流れは昔の吉本新喜劇のようにお決まりパターンなんだけど、それぞれ悩める症状(精神ストレス)を能天気に無邪気に患者と一緒に戯れているだけなのに治してしまう、たまらなく面白い。好みとして尖端恐怖症のヤクザ(ハリネズミ)が好き。女流作家のラストでナオミさんの意外な面を垣間見ほんわかして良かった。

読了日:08月08日 著者:奥田 英朗

 

■定年ゴジラ
重松清3冊目。都心から遠いニュータウンに住む山崎さん、定年を迎えた元銀行員の悠々自適の幸せで切ない日常。特に大きな出来事がある訳でもなく、長年連れ添った奥さん、独立した二人の娘、同じような定年後の散歩仲間、ニュータウンのもろもろ、家族のために不器用に頑張ってきたお父さんの振り返り。定年してぷらぷらとは情けない、20年以上前の60代は今とは違うだろう。お母さんが上京した時の話は酷くて辛く主人公に好感も持てず。人それぞれの人生。最後にちょっと世界が広がるかもと期待させる、ささやかな先の話でじわっとほっこり。

読了日:08月11日 著者:重松 清

 

■6時間後に君は死ぬ
「ジェノサイド」の面白さに圧倒されて5冊目の高野作品。タイトルから想像できるように未来予知能力の話が5話+エピローグからなる短編集。どの話も20代の女性が主人公で未来予知ができる山葉圭史という青年と絡んで不思議な出来事に遇う連作。最初の「6時間後に君は死ぬ」と最後の「3時間後に僕は死ぬ」は完全に繋がっているタイムリミット付のサイコサスペンス風でハラハラしてからのハッピーエンド。その間に挟まれた3話はさらっと圭史が関わるちょっとファンタジーなほんわかした運命の話で感動的。どれも軽快で味わいがあり楽しめた。

読了日:08月17日 著者:高野 和明

 

■地下街の雨
宮部みゆき21冊目。「地下街の雨」「決して見えない」「不文律」「混戦」「勝ち逃げ」「ムクロバラ」「さよなら、キリハラさん」の7編の短編小説。さらっと読みやすかった。全体的に不思議な感じ、ホラー風味もあり、全体的に暗い作品が多く、世にも奇妙な物語り的でオチが以外だった。表題作の「地下街の雨」はいかにも宮部さんらしく印象的で幸せな気持になれる終わり方で一番好き。

読了日:08月20日 著者:宮部 みゆき

 

■家日和
奥田英朗作品3冊目。伊良部シリーズのようなちょっとした毒はなく楽しくさらっと読めた。サニーデイ/ここが青山/家においでよ/グレープ・フルーツ・モンスター/夫とカーテン/妻と玄米御飯 の6話の短編集。どれもちょっと極端かもしれないけどありそうな30代、40代の家庭、夫婦の話。前半の3話が割と好み。最期の話は著者自身をネタにしたのかな?と思ったり、どれもシリアスじゃなくてほんわかした雰囲気で共感できたり、くすりと笑わせる感じは絶妙。基本的にはハッピーエンド的なので心地良い。奥田英朗作品、続けて読みたくなる。

読了日:08月23日 著者:奥田 英朗

 

■むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)
タイトルからして不気味、ホラーじゃなかったけど不穏な空気、薄気味悪いミステリー。元カノの幼い頃の記憶を取り戻そうと二人で訪れた寂しい山中の白い家の中を舞台に、そこで見つけた小学生の日記から過去を探っていく。途中まで入り込めないような感じで読んでいたが読みやすい文章なのでページが進む。自分なりにオチを推理、想像しながら、終盤に一気に伏線回収、謎が解け見事に覆されてしまった。衝撃的な事実、面白く読めたが今回はなんかモヤモヤ。育ての親と実の親、過去の記憶が蘇って果たして良かったのかな?

読了日:08月31日 著者:東野 圭吾

 

 

読書も映画鑑賞と同じだなあ~気楽に読めそうなのが良い。

 

ちょっと迷う、、断トツに一番ってなかった。

が、8月のマイ・ベスト本は「信長の原理」にしよう。

 

 

貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。 

今日も良い一日でありますように!

See you next time! 

 

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