Kumaのトライアスロン・シニアライフ My Big Challenge, Road to Kona

還暦過ぎてトライアスロンはぼちぼち
いつまで、どこまでできるか挑戦
今日は読書?映画?音楽鑑賞?

読書記録 2024年2月

2024-03-03 11:28:38 | 読書

2021年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/」での読書の記録。

先月、2月のまとめです。

 

読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1656ページ
ナイス数:242ナイス


■52ヘルツのクジラたち (単行本)
2021年本屋大賞第一位作品とは知らず、町田その子さん5冊目。見えにくい触れにくい重いテーマだったけど読みやすくて、キナコが魅力的で引き込まれて一気に読んでだ。タイトルが意味することを知らなかった。鳴き声が52ヘルツのクジラは周波数が違うため他のクジラに声が届かない、広い海を孤独に生きると知った。読み終わり感想が整理できず放置してた。キナコのように辛い過去を持った人にしか52ヘルツの声は届かないのか?壮絶なエピーソードの中にも人は人の愛で救われる描写が多く、前向きになれるハッピーエンドで後味は悪くない☆5

読了日:02月01日  著者:町田 そのこ

 

■対岸の彼女 (文春文庫)
直木賞受賞作品なんだと、角田光代さん初読み。主人公と同年代の女性ならもっと感情移入するのだろうなあと思いながら読んでいた。小夜子目線で語られる今、葵目線で語られる過去を交互に展開、最終的に重なっていく。現在の小夜子と葵、高校生の頃の葵と魚子(ナナコ)。先が気になり一気読み。なるほど、対岸の彼女だ。ちょっと誤解しながら読んでいたかもしれないが、縁が切れたと思った葵と小夜子が再び共に歩みを進めていくエンディングは晴れやかな気持にさせてくれた。今のナナコも幸せな人生であればいいなあーとも思った。

読了日:02月06日  著者:角田 光代

 

■鹿男あをによし (幻冬舎文庫 ま 17-1)
万城目学さん初読み。奇想天外で面白すぎる!後で「鴨川ホルモー」と「プリンセス・トヨトミ」の原作者なんだと昔観た映画を思い出した。得意じゃないファンタジー系だったけど、冒頭の「マイカー」ならぬ「マイシカ」は奈良でも可笑しい。高校時代に遊びに行ってた奈良、京都の風景を想像しながら楽しく読めた。登場人物のキャラが素晴らしい。中でも堀田イト、剣道の対抗試合での獅子奮迅の姿が脳内で躍動、最高!もし映画があれば誰が演じる、マドンナは誰かな?と想像したり。コミカルで壮大な世界観を楽しめた。奈良をまた散歩したくなる。

読了日:02月08日  著者:万城目 学

 

■犬がいた季節
初読み作家さん。子犬が捨てられる悲しいシーンから始まる。高校の美術部でコーシローと名付けられ校内で暮らすことになった犬と世話をした各世代の高校生の青春を描く、何代も繋がっていく青春連作短編。出会いと別れの繰り返し、必ず終わりが来るもの、コーシローが過ごした12年間。コーシロー目線も織り交ぜて、コーシローが各章の主人公を繋ぐ構成。年代ごとに語られるエピソードのどれもいいが、第一話の二人の主人公、優花と光司郎が象徴的。最終話ではみんなが揃う。終わり方がキュンと幸せに包まれていた。

読了日:02月21日  著者:伊吹 有喜

 

■八月の銀の雪
心に傷を持つ器用に生きられない主人公たちの思いがけない出会と科学の話から少し勇気をもらう短編5話。就活難航中の大学生、堀川とコンビニの不愛想なベトナム人店員。満員電車でぐずる娘を抱えたシングルマザーと席をゆずりあやしてくれた自然史博物館勤めの女性。退去交渉したい正樹と鳩の居ついた部屋のお婆さんの鳩の持ち主は。それとは知らずネットに写真を上げた女と珪藻を使ったアート作者の男。原発の下請け会社を退職し一人旅をする辰郎と茨城の海岸で出会った凧揚げをする初老男。一話ごとジャンルの違う狭くて深い理系の話に癒された。

読了日:02月29日  著者:伊与原 新

 

どの作品も良かった。

楽しめた。

中でも万城目学さんの「鹿男あをによし」にはハマってしまい、

映画でも観てみたいと探したほど。

映画は無くて、、TVドラマをFODで見つけて鑑賞、、これも楽しめた

 

貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。 

今日も良い一日でありますように!

See you next time! 

 

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