
これは安宅和人さんが書いた本「イシューからはじめよ」に出てくる言葉です。
イシューとは英語です。
安宅さんの定義するイシューは、
・2つ以上の集団の間で決着の付いていない問題、
・根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題、
です。
企業経営や、行政課題解決など、世の中には多くの「仕事」があります。
その活動に伴って生じるイシューをどのように解決していくのかが、
その仕事に携わる方の課題です。
なんらかの不都合な問題が生じた場合、
複数の要因がからみあっていることが多いのではないでしょうか。
一つ一つの問題点を、丹念につぶしていければ良いのですが、
多くの職場では、時間や人手の制限があります。
手当たり次第、無制限に時間を割けないならば、
どの問題点を解決することが、改善のために一番効果的なのか
それを見抜くことが大切です。
安宅さんは、プロとして価値のある仕事を分析し、
「解の質」と「イシュー度」の2つの軸を提唱しています。
縦に「解の質」の軸を取り、横に「イシュー度」の軸を取り、
それぞれ高低に分けると4つの区分になります。

核心を突いた「イシュー度」の高い課題について、
質の高い回答を出せれば、一番価値(バリュー)が高いのです。
「バリュー度」も「解の質」も低い状態から、
どちらも高い状態を目指す時に、絶対にやってはいけないのが
「一心不乱に大量の仕事をして右上に行こうとする」ことと指摘します。
このアプローチを「犬の道」と呼んでいます。
いいかえれば「犬の道」とは、
労働量によって「質の解」を上げてから、
次に「イシュー度を上げようとするやり方です。
安宅さんは、世界的コンサルティング会社のマッキンゼーに
かつて勤務されていました。
その時の経験から、縦軸も横軸も100のうち
1つか2つしか成果に結びつかないと指摘します。
(1/100=0.01)
何も考えずにがむしゃらに働き続けても偶然
「イシュー度」と「解の質」が両方高い仕事に到達するのは
0.01×0.01なので10,000分の1の確率。
努力と根性があればなんとかなる、
というやり方ではいつまで経っても価値のある仕事は生み出せず
変化も生み出せずに、徒労感が残るだけ。
しかも、質の低い仕事を続けることで、仕事が荒れ
質の高い仕事が出来なくなる恐れがあると指摘します。
つまり、「犬の道」を歩むとかなりの確率で
「ダメな人」になってしまうのです。
以上が、安宅さんの指摘です。
仕事の生産性とは = 成果(アウトプット)/時間+労力(インプット)
会社員も公務員も人員削減が進む中で、
組織の生き残りをかけ
いかに一人一人の生産性を上げていくかが重要です。
がむしゃらに仕事量によって何とかしようとしても、
それは逆に生産性を下げるばかりです。
では、どのように「イシュー度」の高いイシューを見つければいいのか。
その極意はこの本に書かれています。
(参考1)
MIT(マサチューセッツ工科大)教授のピーター・センゲは、
人間の営みや世界は相互に関連しあった「システム」であると考えます。
センゲは、システム構造のどこに働きかけ、どこを変えれば、
決定的かつ持続的な改善へとつながるかを把握することが重要と指摘し、
このポイントのことを「レバレッジ(てこの支点)ポイント」と呼んでいます。
(参考2)
「問題発見プロフェッショナル」齋藤嘉則(ダイヤモンド社・2400円+税)
一見して考えられる原因は、表面的なものです。対処療法にしかなりません。
真の原因とは見えにくいものなのです。
本当の原因が見つかれば、問題は半分以上解決したようなものです。
・問題発見力が問題解決のクオリティを決定する
・戦略的問題発見の構想力を高める。
・問題発見分析編
イシューとは英語です。
安宅さんの定義するイシューは、
・2つ以上の集団の間で決着の付いていない問題、
・根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題、
です。
企業経営や、行政課題解決など、世の中には多くの「仕事」があります。
その活動に伴って生じるイシューをどのように解決していくのかが、
その仕事に携わる方の課題です。
なんらかの不都合な問題が生じた場合、
複数の要因がからみあっていることが多いのではないでしょうか。
一つ一つの問題点を、丹念につぶしていければ良いのですが、
多くの職場では、時間や人手の制限があります。
手当たり次第、無制限に時間を割けないならば、
どの問題点を解決することが、改善のために一番効果的なのか
それを見抜くことが大切です。
安宅さんは、プロとして価値のある仕事を分析し、
「解の質」と「イシュー度」の2つの軸を提唱しています。
縦に「解の質」の軸を取り、横に「イシュー度」の軸を取り、
それぞれ高低に分けると4つの区分になります。

核心を突いた「イシュー度」の高い課題について、
質の高い回答を出せれば、一番価値(バリュー)が高いのです。
「バリュー度」も「解の質」も低い状態から、
どちらも高い状態を目指す時に、絶対にやってはいけないのが
「一心不乱に大量の仕事をして右上に行こうとする」ことと指摘します。
このアプローチを「犬の道」と呼んでいます。
いいかえれば「犬の道」とは、
労働量によって「質の解」を上げてから、
次に「イシュー度を上げようとするやり方です。
安宅さんは、世界的コンサルティング会社のマッキンゼーに
かつて勤務されていました。
その時の経験から、縦軸も横軸も100のうち
1つか2つしか成果に結びつかないと指摘します。
(1/100=0.01)
何も考えずにがむしゃらに働き続けても偶然
「イシュー度」と「解の質」が両方高い仕事に到達するのは
0.01×0.01なので10,000分の1の確率。
努力と根性があればなんとかなる、
というやり方ではいつまで経っても価値のある仕事は生み出せず
変化も生み出せずに、徒労感が残るだけ。
しかも、質の低い仕事を続けることで、仕事が荒れ
質の高い仕事が出来なくなる恐れがあると指摘します。
つまり、「犬の道」を歩むとかなりの確率で
「ダメな人」になってしまうのです。
以上が、安宅さんの指摘です。
仕事の生産性とは = 成果(アウトプット)/時間+労力(インプット)
会社員も公務員も人員削減が進む中で、
組織の生き残りをかけ
いかに一人一人の生産性を上げていくかが重要です。
がむしゃらに仕事量によって何とかしようとしても、
それは逆に生産性を下げるばかりです。
では、どのように「イシュー度」の高いイシューを見つければいいのか。
その極意はこの本に書かれています。
(参考1)
MIT(マサチューセッツ工科大)教授のピーター・センゲは、
人間の営みや世界は相互に関連しあった「システム」であると考えます。
センゲは、システム構造のどこに働きかけ、どこを変えれば、
決定的かつ持続的な改善へとつながるかを把握することが重要と指摘し、
このポイントのことを「レバレッジ(てこの支点)ポイント」と呼んでいます。
(参考2)
「問題発見プロフェッショナル」齋藤嘉則(ダイヤモンド社・2400円+税)
一見して考えられる原因は、表面的なものです。対処療法にしかなりません。
真の原因とは見えにくいものなのです。
本当の原因が見つかれば、問題は半分以上解決したようなものです。
・問題発見力が問題解決のクオリティを決定する
・戦略的問題発見の構想力を高める。
・問題発見分析編