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伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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特例市廃止、中核市「人口20万以上」に変更

2014-05-22 17:50:46 | 政治・政策・経済
(中核市が特例市と同格に)

国会では、特例市制度を廃止し、
中核市になるための人口要件を
現行の30万人以上から20万人へ引き下げ、
特例市と中核市を統合するため
地方自治法改正案が審議中です。

現在、群馬県では、
前橋市と高崎市が中核市、
伊勢崎市と太田市が特例市です。

本日の上毛新聞によれば、
太田市長は4年程度で中核市への移行を表明。
法案が成立すれば、特例市は廃止されるので、
伊勢崎市は太田市のように中核市へ移行するか否か
決めなくてはなりません。



(ここで気になるのは道州制です)

本日、経団連福会長らは官房長官へ
「道州制推進基本法の早期制定を求める」を建議
して、
今次通常国会への上程を強く訴えました。

都道府県の中で群馬県は、
知名度、ブランド力では最下位クラスです。



群馬県が存在し、
県庁が県内にあってこそ、前橋市や高崎市は
中核市としての存在感があります。

しかし、5県程度の地域があわさって州になり、
群馬県内に州都がなければ、群馬県全体が
ナントカ州のたんなる辺境として
ますます知名度やブランド力は低下します。

さらに今回、
中核市と特例市の垣根がなくなるとすれば、
前橋市、高崎市といえども、
たいへんな危機に直面したと言えるでしょう。




(群馬には政令指市をつくる力がある)

群馬県には政令市を造る力が十分あります。
むしろ恵まれているくらいです。






受身のままに、時間を浪費して道州制が成立するのを待つのか。
それとも、
政令指定都市を成立させ、州都を誘致するか。

この二つの選択の結果は、
行って来るほど違います。
100年後の日本の人口は現在の3分の1と言われます。

群馬県コンベンション施設整備基本計画」に引用されている
展示会の開催件数はこちらです。



政令指定都市である新潟市やさいたま市でも、
集客に苦戦し、展示会は年1回だけ。

群馬県地域の将来的発展を考えるなら、
箱物を造るよりも先に、群馬地域、高崎地域の
全国的な魅力アップに取り組む必要があります。

このままでは、
中核市である高崎市の全国的なブランド力低下は必至。
せっかくのタイミングを逃さないためには、
県庁から政令指定都市実現への働きかけをすべきです。
群馬地域の振興を考えるのが県庁の役割ですから。

将来の群馬地域のために、今何をすべきなのか、
政治家と自治体職員はよく考えなくてはなりません。
100年の計を持て











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