伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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山田耕介 おもしろくなってきやがった

2018-10-18 16:36:05 | 教育・PTA・児童福祉
10月13日に行われた
前橋育英サッカー部 山田監督 講演会の報告。
(私のメモなので間違い等あるかもしれません)

サッカーの指導に限らず、
いろいろな職場や場面で役に立つ心構えだと思います。

人生に対する、自分の心構えとしても
大きなプラスを頂きました。
ありがとうございます。


(基本姿勢)
サッカーの強豪校は行くとすぐ分かる。
サッカーだけ良くて他はダメということはない。
・ゴミ一つない
・あいさつがしっかりしている
・(フィールドの)ラインがまっすぐ
・選手にとって大事なのは頭とハート


(優勝までの1年)
昨年の全国大会決勝戦で負けて、1年間努力した。
never never never give up の精神(チャーチル元英首相)
リベンジ埼スタ(埼玉スタジアム)
個はチームのために、チームは個を生かす



(選手育成のモットー)
・プレイヤーズ・ファースト
・選手の将来に目を向けた指導
・global standard
・世界標準と比べて今の年代で何をどれくらい
 やっておかなければならないかを意識して指導


(海外体験)
前橋育英高校サッカー部は、
春休みにダラスカップのU17大会へ参加している。
バルサ、バイエルン、サンパウロ、コリンチャンス等も参加
選手は2人づつ2週間ホームステイする。
行く前は語学力やコミュニケーションで不安がっているが、
帰るときはホストファミリーと涙の別れになる。

山田監督は30才の時、オランダのアヤックスに2か月留学。
ブラジルにも3か月サッカー留学した。
学ぶことを忘れたら、人間やめた方いい


(闘う集団、学ぶ集団をいかに創るか)
育英高校サッカー部は男子160人、女子40人以上
複数のチームを作り、複数のリーグ戦に参加しているので、
球拾いする選手はいない、だれもが主役
(プリンスリーグ、県1~3部リーグ、練習試合、女子リーグ)


(サッカーを楽しもう、サッカーをやらされるな)
Skill&Willが必要だが「Will(意思)」が一番大事
気づく力、シンキング能力、強い意志

教育とは、選手が自分で自分を伸ばせるところまで育てること
同じ人を評価するにも、見方・角度で短所は長所に変わる


(ピンチはチャンス、問題は飛躍の種)
全ての「壁」は、私たちを新しい時空へ導く「扉」となる
  困難=興奮する
  不可能=ゾクゾクする
  ピンチの時=「おもしろくなってきやがった」(byルパン)
リーダーが作り出す空気は大事(ピンチの受け止め方)

  聴く力=心のやる気
  気づく力=人生を築く力

 挫折いっぱいでもあきらめず前に進む → 人として成長させてくれる
 与えられた条件の中でどうにかする力をつける(人生を生き抜く力)

  本気の日々を送る=根気の法則
 (できない理由を探さない、どうしたらできるか考える)


(全国優勝するために)
我々にできるのは最高の準備をすること
ミラクルな方法は無い、小さな積み重ね
-----------------------------------------


以下(会場からの質疑応答)

Q(多田稔質問)
・昨年の全国大会決勝戦では、青森山田高校のシュート数よりも
 育英の方が数は上回っていた。しかし得点は0―5だった。
 シュートの決定力を上げるためにどのように取り組んだか


・まずは相手にシュートを打たせないことを心掛けた。
 今年の全国大会では全試合を通じて相手のシュート数は3本以内だったはず。
 前線から相手のボールに対してプレスし続けるプレッシング・ディフェンス、
 ハードワークを続けた。


Q会場から:
・グローバル・スタンダードとは具体的にはどんなことか?

・百聞は一見に如かず。実際に行ってみることが大事。
 ブラジルは自由な国と思われているが、規律や約束事は厳しい。
 コリンチャンスを見学した時、練習後にミニゴールの片づけを
 しなかった選手(U15ブラジル代表)はすぐ解雇され翌日にはいなかった。


Q高校1年:
・点を取られた後、どのように声をかけるか

・どんな強いチームでも点は取られる。引きづっちゃダメ。
 その間にもゲームは流れている、切りかえろ。
・昨年度エース・ストライカーだった飯島陸がシュートを外しても
 「10本打って1点取れればいい。もう1回ボールをもらえ」と伝えている。


Q司会:監督の奥さんはどんな方

 いま1年間奄美大島の小学校に単身赴任している。
 1年生から6年生まで51人の純朴なこどもたち。
 産休の先生の代替教員。来年は与論島へ行きたいと言っている。


Q会場から:
・校長として
A 
・全校生徒1700人。進学クラスの中にも野球部やサッカー部で
 一生懸命努力している生徒がいるので周りの生徒も頑張る雰囲気に
 つながっている。

Q会場から:リーダーの育て方は?

・サッカー部では選手はサッカーノートを書いて監督とやりとりしている。
 中身の濃い文通のよう。


Q会場から:
・プロになれる選手となれない人の違いは

・プロになるにはハートとthinking能力が強いことが必要。
 気づく力、他の人の思いがわかる、感謝の気持ちを持つ


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