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伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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熊本市が政令指定都市へ

2012-03-26 20:42:52 | 道州制 政令指定都市



(熊本市が政令指定都市に)

4月1日に熊本市が、
20番目の政令指定都市になります。

本日(3月26日)付けの日経新聞では、
事実上、最後の政令市となる、と報道されています。
なぜ「事実上最後」なのか。

熊本市のホームページによれば、
政令市になる法律上の要件は、人口50万人以上。
しかし、実際は人口100万人以上、または
近い将来これを超えると見込まれる80万人以上の都市が
政令市に指定されてきました。

平成13年に政府が発表した「市町村合併支援プラン」に基づき
政令市になるための人口要件が70万人程度に緩和されました。
対象は平成22年3月までに合併した自治体に限られますので、
要件緩和を受けて政令市になるのは熊本市が「最後」という意味です。



(もう政令市になれないのか)

ウイキによると
指定都市になるための人口要件は50万人以上。
しかし、実際の運用基準として、次の要件が存在するようです。
1.五大都市を基礎にする市
2.先行指定都市と同格の人口を擁する市
3.(期間限定)市町村合併をした自治体に対する運用基準緩和措置

3番目の緩和措置を受けられるのは熊本市が最後ですが、
1か2の要件を満たせば、要件緩和を受けなくても
政令市になれると思います。

千葉市の場合、平成13年からの要件緩和を受けずに、
平成4年に人口約83万人で政令市になりました。
平成元年に政令市になった仙台市は、約86万人でしたので、
80万人程度が規制緩和を受けない場合の目安と考えられます。



(なぜ群馬に政令市なのか)

道州制の意義と、群馬県に政令市が誕生する可能性について
ブログ「群馬100年の大計道州制と政令指定都市」で取り上げました。

緩和要件を受けられれば、前橋市と高崎市の
2つの自治体が合併しただけで70万人を超えたので、
10年間もみすみす機会を逃して残念です。

それでも群馬の場合、近隣市まで含めて合併すれば
堂々の100万都市も可能ですので、
しっかり取り組みたいと思います。



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