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伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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土佐十景 伊野の大国山はここだ

2019-04-27 18:38:58 | Weblog

(謎の土佐十景)

先日訪問した、甲殿住吉神社で見つけた
「土佐十景」が気になっています。

大正15年に、土陽新聞社が投票を募り選定しました。
私が神社で見た新聞記事は、まだ投票経過でしたが、
次のような結果だったようです。





このうち、野市の吉祥寺と、伊野の大国山が、
現在では所在が分からなくなっています。

「伊野の大国山」については、
地元の専門家の方が次のように書いています。

 [大国山(いの町)]
  恐らく、「伊野の大黒さん」こと、椙本神社の背後の山だと思われます。
  現在では「大国山」という語句は死語になっています。


私も気になったので、
ネットで伊能忠敬の江戸時代の地図や、
明治時代の陸軍が作成した地図などを閲覧したり、

古本で、
昭和初期の高知の観光ガイド冊子や古い地図を買って
調査した結果、ようやく手掛かりを得ました。











(なんと水道施設が)

いの町が運営する水道施設の中に、
「大国山配水池」という記述
を見つけたのです。
まさに、大国さんこと、椙本神社の背後の山でした。







グーグルマップで、山頂からの眺望も確認できました。
仁淀川の上流部から、河口方向までぐるっと見えます。
足元にはいの町の街が広がっています。
東の方には高知市の烏帽子山や、桂浜方面も望めます。



眺めは申し分ありません。
きっとこの山が、かつての「大国山」だと思われます。



P.S.

土佐十景を調べているのは、
もと高知大学サイクリング部員として、
できることなら行ってみたかったという気持ちから。

時代の変化でだいぶ景色が変わってしまったと思いますので、
現在の風景と、選ばれた当時の風景が
対比して比べられたら良いと考えています。

一番入手したい資料は、土佐十景を選定した
土陽新聞社が発行した「土佐十景写真帳」。



買取入荷したという古本屋さんへ問い合わせたところ、
残念ながらすでに売れてしまいました。

高知県立図書館か、あるいは、土陽新聞の後継と思われる
高知新聞社
資料室ならば、この本があるかもしれません。
次回高知へ行ったときに、調べてみたいと思います。

特に、野市の吉祥寺の手がかりが欲しい。
今でも遍路道には、吉祥寺への分岐を示す石柱があるようなので、
その位置が特定できれば、吉祥寺があった方向も推測できます。
こちらは調査継続中。





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