踊る小児科医のblog

青森県八戸市 くば小児科クリニック 感染症 予防接種 禁煙 核燃・原発

福島原発汚染水問題 鉛・ビスマスによる空冷方式について 小出裕章先生への質問と回答(抄)

2014年02月17日 | 東日本大震災・原発事故
2/15に弘前で映画祭があり、小出先生が講演されたので、質問をメールで送っておいて懇談会で回答していただきました。私は出席できず、大雪で遅れている新幹線の車中だったのですが、FBのメッセージをやり取りしながら伝えてもらった短文なので、これだけだとわかりにくい部分もあり、小出先生の意図も完全に伝わっていない可能性もあることをお断りしておきます。回答の詳細については後日まとめてもらうことになっています。

この回答は重要なポイントだと思うのですが。。

---------------------------------------------------
小出裕章先生への質問

 毎日のように深刻な汚染水漏れが新たに発見されている状況ですが、これを全て塞ぎ、地下水の流入も止め、海への流出をゼロにすることが出来るとは到底思えません。小出先生がおっしゃるように、格納容器を水で満たして溶融したデブリを取り出すことなど最初から不可能な計画のように思えます。
 小出先生はインターネットのラジオで、鉛とビスマスを充填して空気で冷やす方法について触れていましたが、素人目には、汚染水問題を根本的に解決して放射能を遮蔽する有効な方法のように思えます。もう少しその方法や可能性などについて教えて下さい。これは一度詰めてしまうと将来取り除いて中の状況を確認することは不可能になってしまうのでしょうか。
 現実問題として、具体的に検討され実施される可能性は低いように思われますが、政府や東電はいつになったら今の廃炉計画が破綻していることを認めるのでしょうか。(オリンピック誘致で国際的に嘘の上塗りをしてしまったので撤回は不可能なんだと思いますが…)

---------------------------------------------------
小出先生からの回答(抄)

 取り除くのは不可能。政府東電は容器のしたに饅頭のように固まって落ちていると思っているが私はバラバラ散らばって鉛やビスマスを入れてもそこに到達できないと思っている。
 方法は鉛やビスマスを微粒子化して水に溶かしポンプで送り込むことしかない。
 ただ配管は上下左右になっていて難しい。実現するには金属や配管の専門家が知恵を結集すること。
 政府は最後まで認めることはないでしょう。
 炉心全体をを封じ込めるしかありません。

---------------------------------------------------

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。