踊る小児科医のblog

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ナンでこうなるの? 男子1万メートル代表選考

2005年06月17日 | SPORTS
女子マラソンのように世間を騒がせることもなく秘かに(?)もめていた男子一万の世界代表選考ですが、「三津谷の代表取り消し 陸連、異例の再選考へ」ということで、7月11日までの結果で決まることになったようです。選手たちもこれでは困惑してしまいますね。元々の選考基準は一番下に引用したとおりですから、これを普通に読めば大森側の抗議は当然だし、マラソンのようにコースも気候も違うレースで選ぶのとは違ってタイムと選考レースでの順位で決まるようにルールが決められているのだから、最初の選考過程で何があったのか不思議ですね。

以下は記事に書かれている再選考の基準そのままなのですが、わかりにくいので表にしてみました。(でもわかりにくいのは同じか)
      大森 三津谷
突破記録  A  B
日本選手権 2位 優勝 →三津谷→取り消し
------------------------------------------
7月11日 -  A  →大森+三津谷
  までに A  -  →大森
ホクレン  直接対決  →勝者
7月11日 B  B  →記録上位者
  までに B  -  →大森
      -  B  →三津谷
上記以外        →大森

※標準記録A(27分49秒00)
 標準記録B(28分6秒00)

陸上男子1万メートル代表選考やり直し 陸連前代未聞の“白紙撤回”
 日本陸連が昨年10月に定めた世界選手権の代表選考基準(マラソン、競歩を除く)は、内定条件を筆頭に7項目。その前に「選考基準は優先順位順に列挙されている。選考は優先順位の高い順に決定され、同一種目では優先順位は覆らないものとする」とある。
 男子一万メートル代表選考で問題となった項目は次の2つ。
 〈3〉期限内(昨年1月1日~今年7月25日)に世界選手権参加標準記録Aを突破し、日本選手権で入賞した競技者の中で、本大会で活躍が期待される競技者を代表とする。
 〈4〉期限内に同標準記録Bを突破し、日本選手権で優勝した競技者の中で、本大会で活躍が期待される競技者を代表選手とする。
 昨年5月に同記録Aをクリアし、5日の日本選手権で優勝した三津谷に1秒08差の28分10秒97で2位になった大森は〈3〉の該当を主張。だが、〈4〉の三津谷が代表に選出された。