踊る小児科医のblog

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クイーンの“ビッグ・カムバック”と「大人のロック」

2005年06月08日 | ART / CULTURE
久しぶりに行った近所の本屋さんで目に着いた『大人のロック!』という雑誌を買ってしまいました。けど、今更なんだろなぁ~というのが正直な気持ちです。内容的には面白いのですが。。

目次から少し抜粋すると、
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特集1 クイーン・ジュエルズの原点~70年代の輝きを見つめ直す
昨年のベストアルバム『ジュエルズ』発売から始まったクイーンの“ビッグ・カムバック”はポール・ロジャースを迎えての再始動ツアー、そしてミュージカル『WE WILL ROCK YOU』開演で頂点を迎えた。世代を超え、人々はなぜクイーンに熱狂するのか。クイーンが最もクイーンらしく輝いていた70年代をもう一度見つめ直すことで21世紀の新生クイーンの本当の価値が見えてくる。
特集2 ビートルズ 1968 新たな挑戦
●レッド・ツェッペリンが飛翔し続ける理由
●コンサートレビュー
ボブ・ディラン in New York
クリーム in London
●山川健一のロック・デイズ「傑作『ベガーズ・バンケット』を探し回った頃」
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とまあこんな感じで、クイーン、ビートルズ、ツェッペリン、ディラン、クリーム、ストーンズ…確かに30年も前のこれらのスーパースターのCDは今でも時々聞いているし、70年代にティーンエイジャーだった私たちは紛れもなくオジンだ(彼らアーティストの方は紛れもなくジジイだ)。だから「大人のロック」という単語があってもおかしくないのだろうけど、よくみたら発行が日経BPだし。(^^;

と同時に、クイーンやツェッペリンは若いファンを獲得し続けていて、ビートルズは流行り廃りを越えて定番のクラシックになっているようだ。クイーンが再結成したということは小耳に挟んではいたが、ポール・ロジャースだとは思ってもみませんでした。

再始動するクイーンのメンバーからコメントが到着!でブライアンが「もう一度やるとは思ってもいなかった。誰かをフレディの代役に立てるという意見にはずっと反対だったからね。でもフレディの代わりを務めようなんてこれっぽっちも思っていない男に出会ったんだ。彼は彼だけの色を持った、フレディに似ても似つかない男だ」と言っているように、フレディの代役、まがい物ではないというところでクイーン・ファンにも受け入れられているのかもしれません。実際に見聞きしていないからわからないのですが、さいたまアリーナでの来日公演も決まったようですので興味のある方はどうぞ。情報はこちら(QUEEN + Paul Rodgers)から。

しかし、最近のクイーン・ファンが "I Was Born to Love You" が最高などと書いているのをみると、ちょいとばかし違うんでないのと言いたくなります(もちろん名曲の1つだし誰がどう感じようとそれはそれで正解なのですが)。当時、最初の3枚は遡って聴いたけどその後はほぼリアルタイムにクイーンのニューアルバムを聴き続け、武道館のライブも1回経験しているオールド・ファン(※)としては、やはり "QUEEN II" のB面を聴かずしてクイーンを語るなかれと言いたい。
(※例によって80年代には少し気持ちが離れていたのですが)

ついでに、
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『大人のロック!』第三号で誤りがありました。
●p.76のDURAN DURANとEHCO & THE BUNNYMENの写真に誤って異なるアーティスト(OASISとIAN BROWN)の写真が入ってしまいました。
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これは笑えるけどマズイんじゃないかなぁ。(^^;;