急に思い立って三重県にあるナローゲージ路線を乗りに行く事にしました。
ナローゲージ=ナロー→狭い、ゲージ→軌間という意味です。一般的な線路の幅は1,067mm、新幹線等一部の線路幅は1,435mm、ナローゲージは762mmです。
日本でナローゲージの営業運転は本日乗る三岐鉄道北勢線と四日市あすなろう鉄道内部線と八王子線そして黒部峡谷鉄道の3路線となっています。かなり貴重な鉄道遺産がわりと身近にあったんです。
妻が岡崎の実家に行くと言うので岡崎まで乗せて行ってもらいました。
岡崎からJRで名古屋まで行き名古屋から関西線で桑名まで行きます。
桑名で降りると駅を出て西の方角に歩いて行くとちょっと見落としそうな「西桑名駅」の前に立つ事が出来ます。三岐鉄道北勢線の始まりです。
西桑名駅、バスターミナルのはずれの辺にあります。
見るからに幅が狭いのが分かります。
もちろん通路も狭いです。
途中駅で列車の行き違いがあります。
西桑名を出るとしばらくは桑名の住宅地の中を走ります。その内に風景が田園風景に変わります。のどかな景色の中をゆっくり走って行きます。
この三岐鉄道北勢線ですが2003年までは近鉄の経営でした。累積赤字が増加しバス転換が表明されました。これに対して沿線自治体の反対があり三岐鉄道に運営引き継ぎの打診がなされました。その際、沿線自治体も応分の負担をすることが条件となり、鉄道用地を沿線自治体が取得したほか、近代化の資金も拠出。自動改札機など駅設備の他、駅利用者が無料で利用できる駐車場の整備が行われました。その結果乗客数は増加に転じているようです。
約一時間かけて終点の阿下喜到着。
車止めが終着駅の雰囲気を醸し出します。
さてここから同じく三岐鉄道の三岐線の終着駅「西藤原駅」を目指しますがその前に駅の横にある北勢線の遺産を見てみます。
阿下喜駅。
転車台。過去に実際に使われていたものを移設したものです。
昭和6年製軽便電車モニ226号
さて、のんびりしていられません。ここから西藤原駅約1時間の行程で歩いて行きますが、約5分程ロスタイムが出来てしまいました。この5分後で響かなければいいのですが。
田園風景の中を歩いて行きます。ヤマダ電機やホームセンター等のある道を抜けて行きます。時計を見ながら歩いていますが、なかなか微妙になって来ました。
近頃長い距離歩いたのはアイスタに行く時に約30分歩くくらいで、長距離は久しぶりです。
西藤原の手前の西野尻駅の前を通った時に西藤原の発車時刻の5分前。希望を捨てずに歩いて行きますが、西藤原駅に近い所で発車を知らせる警笛がなってしまいました。やはり5分のロスタイムが効いてしまいました。
でも時刻を見ますと次の列車は約30分後、1時間に1本と見ていたので30分の遅れで済んだってところでしょう。
お陰でこの駅でゆっくりする事が出来ました。
駅の中で途中のコンビニで買って来たおにぎりを食べて昼食をとる事が出来ましたし。
駅の外にかつてこの路線で活躍した機関車が展示してありましたのでゆっくり見る事が出来ました。
西藤原駅。やっとの思いで到着。
かつて活躍した機関車3台展示されています。
こんな木の駅名標もありました。
さて出発の時刻が来ましたので切符を買いたいと思いますが、自販機がありません。改札口で行先を言うと硬券をくれました。珍しいですね。
硬券の切符久しぶりです。
電車も着きましたがやはり大きいそして幅が広い。
田園の中を走って近鉄富田到着。ここで近鉄線に乗り換えです。
近鉄富田駅。ここから乗った事は無いのですが駅で待ち合わせをした事があります。久しぶりです。
近鉄四日市でもう一つのナローゲージ路線の四日市あすなろう鉄道に乗り換えですが、ここで再びアクシデント。
この近鉄四日市駅はかつて名古屋にいた時取引先がありましたのでよく電車で来ていましたが20年以上も経つと町の風景はとてつもなく変わってしまって、改札口を出て何処が何処だか分からなくなってしまいました。
駅周辺をうろうろしているうちに電車の出発時刻がきてしまって今日2度目の乗り遅れでした。
近鉄四日市駅、周辺がめっきり変わって迷子になってしまいました。
やっと見つけた「四日市あすなろう鉄道」の「あすなろう四日市駅」
最初の予定では内部線の内部駅から折り返し日永で八王子線に乗り換えて西日野で折り返し四日市に帰って来る予定でしたが、乗り遅れの為西日野を最初に行く事にして、その後内部という順に変更しました。あすなろう四日市駅は近鉄名古屋線の高架下にあります。
見るからに小さい電車です。でも新造車のようです。
駅名標も新しいです。
座席はこんなレイアウトです。
この四日市あすなろう鉄道も元々は近鉄の路線でした。
赤字のため、近鉄側は線路敷きをバス専用道路にするBRT(バス高速輸送システム)への転換を提案しましたが、四日市市側は鉄道での存続を希望し2015年4月に近鉄75%四日市市25%出資の第三セクターに移管しました。
「あすなろう」は未来への希望と言う意味とナローゲージを掛けてあります。
四日市を出ると住宅街の中を走ります。田園風景の北勢線とは対照的です。
2駅目で分岐の日永駅で分かれて1駅終点の西日野に到着です。
西日野駅。
終着駅ですが、哀愁はあまり感じません。
ゲージはやはり狭い事がわかります。
西日野から折り返し先程の分岐駅日永で乗り換えです。
今度は古そうな車両が来ました。乗り心地は新しい方がいいのですが哀愁は感じます。
なんて思っていたら終点内部到着。
この駅は東海道を歩いていた時に少し寄った事があります。その時は近鉄内部駅でした。
内部駅。以前よった時と建物は一緒です。
この駅も終着駅の哀愁はありませんでした。
3両連結の真ん中の一番古そうな車両に座りました。
やっぱりこの通路の狭さがナローゲージですよね。
こんな感じで1日鉄旅を楽しんでみました。
ナローゲージの路線、鉄道遺産になって欲しいですよね。
このあと四日市に戻って近鉄とJRを乗り継いで岡崎に戻りました。
月がきれいに見えていました。何かお疲れさんって行ってもらったような気がしました。
ナローゲージ=ナロー→狭い、ゲージ→軌間という意味です。一般的な線路の幅は1,067mm、新幹線等一部の線路幅は1,435mm、ナローゲージは762mmです。
日本でナローゲージの営業運転は本日乗る三岐鉄道北勢線と四日市あすなろう鉄道内部線と八王子線そして黒部峡谷鉄道の3路線となっています。かなり貴重な鉄道遺産がわりと身近にあったんです。
妻が岡崎の実家に行くと言うので岡崎まで乗せて行ってもらいました。
岡崎からJRで名古屋まで行き名古屋から関西線で桑名まで行きます。
桑名で降りると駅を出て西の方角に歩いて行くとちょっと見落としそうな「西桑名駅」の前に立つ事が出来ます。三岐鉄道北勢線の始まりです。
西桑名駅、バスターミナルのはずれの辺にあります。
見るからに幅が狭いのが分かります。
もちろん通路も狭いです。
途中駅で列車の行き違いがあります。
西桑名を出るとしばらくは桑名の住宅地の中を走ります。その内に風景が田園風景に変わります。のどかな景色の中をゆっくり走って行きます。
この三岐鉄道北勢線ですが2003年までは近鉄の経営でした。累積赤字が増加しバス転換が表明されました。これに対して沿線自治体の反対があり三岐鉄道に運営引き継ぎの打診がなされました。その際、沿線自治体も応分の負担をすることが条件となり、鉄道用地を沿線自治体が取得したほか、近代化の資金も拠出。自動改札機など駅設備の他、駅利用者が無料で利用できる駐車場の整備が行われました。その結果乗客数は増加に転じているようです。
約一時間かけて終点の阿下喜到着。
車止めが終着駅の雰囲気を醸し出します。
さてここから同じく三岐鉄道の三岐線の終着駅「西藤原駅」を目指しますがその前に駅の横にある北勢線の遺産を見てみます。
阿下喜駅。
転車台。過去に実際に使われていたものを移設したものです。
昭和6年製軽便電車モニ226号
さて、のんびりしていられません。ここから西藤原駅約1時間の行程で歩いて行きますが、約5分程ロスタイムが出来てしまいました。この5分後で響かなければいいのですが。
田園風景の中を歩いて行きます。ヤマダ電機やホームセンター等のある道を抜けて行きます。時計を見ながら歩いていますが、なかなか微妙になって来ました。
近頃長い距離歩いたのはアイスタに行く時に約30分歩くくらいで、長距離は久しぶりです。
西藤原の手前の西野尻駅の前を通った時に西藤原の発車時刻の5分前。希望を捨てずに歩いて行きますが、西藤原駅に近い所で発車を知らせる警笛がなってしまいました。やはり5分のロスタイムが効いてしまいました。
でも時刻を見ますと次の列車は約30分後、1時間に1本と見ていたので30分の遅れで済んだってところでしょう。
お陰でこの駅でゆっくりする事が出来ました。
駅の中で途中のコンビニで買って来たおにぎりを食べて昼食をとる事が出来ましたし。
駅の外にかつてこの路線で活躍した機関車が展示してありましたのでゆっくり見る事が出来ました。
西藤原駅。やっとの思いで到着。
かつて活躍した機関車3台展示されています。
こんな木の駅名標もありました。
さて出発の時刻が来ましたので切符を買いたいと思いますが、自販機がありません。改札口で行先を言うと硬券をくれました。珍しいですね。
硬券の切符久しぶりです。
電車も着きましたがやはり大きいそして幅が広い。
田園の中を走って近鉄富田到着。ここで近鉄線に乗り換えです。
近鉄富田駅。ここから乗った事は無いのですが駅で待ち合わせをした事があります。久しぶりです。
近鉄四日市でもう一つのナローゲージ路線の四日市あすなろう鉄道に乗り換えですが、ここで再びアクシデント。
この近鉄四日市駅はかつて名古屋にいた時取引先がありましたのでよく電車で来ていましたが20年以上も経つと町の風景はとてつもなく変わってしまって、改札口を出て何処が何処だか分からなくなってしまいました。
駅周辺をうろうろしているうちに電車の出発時刻がきてしまって今日2度目の乗り遅れでした。
近鉄四日市駅、周辺がめっきり変わって迷子になってしまいました。
やっと見つけた「四日市あすなろう鉄道」の「あすなろう四日市駅」
最初の予定では内部線の内部駅から折り返し日永で八王子線に乗り換えて西日野で折り返し四日市に帰って来る予定でしたが、乗り遅れの為西日野を最初に行く事にして、その後内部という順に変更しました。あすなろう四日市駅は近鉄名古屋線の高架下にあります。
見るからに小さい電車です。でも新造車のようです。
駅名標も新しいです。
座席はこんなレイアウトです。
この四日市あすなろう鉄道も元々は近鉄の路線でした。
赤字のため、近鉄側は線路敷きをバス専用道路にするBRT(バス高速輸送システム)への転換を提案しましたが、四日市市側は鉄道での存続を希望し2015年4月に近鉄75%四日市市25%出資の第三セクターに移管しました。
「あすなろう」は未来への希望と言う意味とナローゲージを掛けてあります。
四日市を出ると住宅街の中を走ります。田園風景の北勢線とは対照的です。
2駅目で分岐の日永駅で分かれて1駅終点の西日野に到着です。
西日野駅。
終着駅ですが、哀愁はあまり感じません。
ゲージはやはり狭い事がわかります。
西日野から折り返し先程の分岐駅日永で乗り換えです。
今度は古そうな車両が来ました。乗り心地は新しい方がいいのですが哀愁は感じます。
なんて思っていたら終点内部到着。
この駅は東海道を歩いていた時に少し寄った事があります。その時は近鉄内部駅でした。
内部駅。以前よった時と建物は一緒です。
この駅も終着駅の哀愁はありませんでした。
3両連結の真ん中の一番古そうな車両に座りました。
やっぱりこの通路の狭さがナローゲージですよね。
こんな感じで1日鉄旅を楽しんでみました。
ナローゲージの路線、鉄道遺産になって欲しいですよね。
このあと四日市に戻って近鉄とJRを乗り継いで岡崎に戻りました。
月がきれいに見えていました。何かお疲れさんって行ってもらったような気がしました。