苦しみ(病気)は、しあわせ(健康)のための熱いメッセージ!!

病み(やみ)などの艱難辛苦は、闇(やみ)ではなく、幸せになるための有難いお知らせ。 その×を+に変えて立ちあがれ!!

親の背中を見て育つ

2024-02-27 08:58:33 | 健やか一言

  東洋医学の診断法として、脈診、腹診、舌診、背診などによって
  体質や病状などを定める。

  なかでも、背診は腹診と共に大切で、「背は胸中の腑、背曲がり、
  肩随うときは、腑まさに崩れんとす」と、内臓(五臓六腑)の不調は
  背中に現れてくる。

  そして、背中を整えることでお腹の病は消え去り、性格までも
  変わってくることがある。  
 
  昔から「子どもは親の背中を見て育つ」と云うが、背中にはその人の
  生き様が刻み込まれれているところでもある。
 
  世間に対してひけめを感じ、常に劣等感に苛まれていると
  肩が縮こまって「肩身が狭い」人となってしまう。

  また、肩を左右に揺らす人、上下する人、肩を怒らせている人、
  背中を丸めている人、左右が歪んでいる人など、背中にはそれぞれの
  生き方として現れてくる場所でもある。

  背中(後ろ姿)に張りがあって綺麗な人は、正面から見ても美しく、
  健康な身体とこころが作られる。

  そして、ときどき肩の力を抜くと、こころも癒される。

機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)

2024-02-24 10:54:38 | ”鍼灸”東洋医学

 食後のもたれ感、満腹感、食欲不振、心窩部(みぞおち)の痛み・灼熱感、
 などの胃の不調に悩み、病院で様々な検査を受けても「異常なし」と診断 
 されることがある。

 これは胃の運動機能異常、胃粘膜の知覚異常、胃酸の分泌異常などから
 起こると考えられている“機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)”である。

 暴飲暴食、不規則な生活も誘因となるが、精神的ストレスが大きく影響している。

 治療には、胃の運動をよくする薬、胃酸の分泌を抑える薬、抗不安薬、
 抗うつ薬などを服用するが、有効性にはばらつきがある。

 しかし、ストレス発散にこころがけ、規則正しい生活を行い、ツボ療法を
 施すと良い結果へと導くことが多い。

 ツボ療法として、『石門』『意舎』『督兪』『至陽』『中かん』『太乙』
 『梁門』『石関』などのツボを用いる。 

  『石門』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo230.htm
  『意舎』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo264.htm
  『督兪』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo359.htm
  『至陽』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo150.htm
  『中かん』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo76.htm
  『太乙』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo281.htm
  『梁門』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo321.htm
  『石関』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo325.htm

三毒を断ち難を逃れる

2024-02-20 08:34:50 | 薬食同源

  「おにぎり」と言えば「梅干」が定番となっていたが、
  コンビニの影響か“梅干のおにぎり”の存在感が薄らいでしまった。

  梅(うめ)は「三毒を断ち、その日の難を逃れる」と言われるほど
  薬効が多く、食あたり(食傷)、食欲不振、下痢、嘔吐、腹痛、
  暑気あたり、頭痛、乗り物酔い、感冒などさまざまな効用がある。
 
  また強い抗菌作用があり、梅干のおにぎりは雑菌を寄せ付けず、
  増殖もさせない。

  有機酸類の一種である「クエン酸」が含まれ梅干は、体内の代謝を
  円滑にするが、クエン酸が不足するとピルビン酸が疲労物質である
  乳酸へ変化し、アセチルCoAも脂肪酸へと変化して、疲労や体脂肪の
  蓄積を招いてしまう。

  江戸時代頃、腸チフスやコレラなどの伝染病の予防や治療に効果を
  発揮する薬として重宝がられ、中国では、烏梅、酸梅膏などの漢方薬と
  なっているほどである。

  風邪などの時に梅干を焼いてコップに入れ、生姜の絞り汁を加え
  熱湯を注ぎ、しばらく放置してからよくかき混ぜて飲むと、熱を下げ、
  頭の痛みを和らげる作用がある。

  また梅肉エキス(青梅を摩り下ろし、絞り汁を陶鍋で煮詰めたもの)は、
  腹痛、食あたり、下痢、嘔吐などの消化器系症状や疲労回復に役立つ。

  しかし、食べ合わせとして“梅干とうなぎ”は良くないと
  いわれているが、今も昔もうなぎは贅沢品で、三毒を断つ梅干の
  毒消し作用がうなぎの栄養まで出してしまうので勿体ないことから
  云われてきたことで、医学的に根拠がなく、むしろ梅干のクエン酸が
  うなぎの消化を助け、この食べ合わせは夏バテ防止などにに役立つ食品
  だとも判明した。

不妊症

2024-02-16 12:42:50 | ”鍼灸”東洋医学

 出産年齢の高齢化に伴って、不妊症で悩む人の数が増えている。

 その昔、「嫁して三年子なきは去る」というとんでもない考えがあったが、
 夫婦に子どもがないとその原因は 嫁 だと決めつけていた。

 しかし、不妊症の原因は男女半々で、女性の排卵障害、卵管障害、着床障害
 など、男性の乏精子症、精子無力症、精子奇形症、無精子症などがある。

 加齢とともに妊娠率は低下するが、男女とも検査をしても原因不明の場合、
 ツボ療法を行うと良い結果に導くことが多い。

 ツボ療法として、『帰来』『陰廉』『大巨』『関元』『命門』『三陰交』
 『胞肓』『次りょう』などのツボを用いる。 
 
    『帰来』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo296.htm
    『陰廉』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo168.htm
    『大巨』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo124.htm
    『関元』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo99.htm
    『命門』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo98.htm
    『三陰交』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo58.htm    
    『胞肓』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo57.htm
    『次りょう』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo54.htm