日本人の死因は、1位‐がん、2位‐心臓病、3位‐脳卒中だと思っていたが、
年間12万9千人もの人が亡くなっている肺炎がいつの間にか3位となっていた。
高齢化社会となって、年とともに脾臓が萎縮し、その働きが弱るために
リンパの産生が減って、病原体に対する抵抗力が下がることから、
厚生省では、肺炎予防に脾臓を丈夫にするワクチン接種を勧めている。
しかし咳き込み、息もできず苦しむ 肺炎(はいえん)を患う人は、
トゲトゲとした心、せまい心を持ち合わせている人が罹り易いと
わが師・大浦孝秋先生が冗談めいて話をしてくれたことがある。
素直に「はい!」と「言えん」から「はいいえん→はいえん」だからだそうだ。
また“リウマチ”を「ちゃんと病」ともいう。
物事を“ちゃんと”しないと気がすまない性格の人で、「こうあるべき」
「こうすべき」という傾向が強い。
そうした“こだわり(執着)”や他人と常に対立し いがみ合う“こころの葛藤”が
骨肉の争い となって、全身の関節(骨と肉)に炎症として現れる。
肺炎もリウマチも“病”というものは、こころの歪を知らしめ、それ正すための
シグナル(警鐘)のように思えて仕方がない。
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