【 「加齢臭」は防げる 】
年とともに発生するオヤジくさい臭い(加齢臭)を気にするようになった。
この臭いの原因は、皮脂腺にある脂肪酸が微生物や酸化(過酸化脂質)に
よって発酵するために生じる“ノネナール”という物質らしい。
初老(四十歳の異称)を過ぎる頃から皮膚の脂肪酸の分泌する量が増え始め、
臭い物質である“ノネナール”も増えるため加齢臭となってしまう。
したがって、親父くさい加齢臭の発生を抑制するには、脂肪酸の分泌量を
少なくするための生活習慣を見直さなければいけません。
欧米食となって、肉食偏重の脂質の多い食べ物の摂取、野菜や果物の不足
などが原因して、皮脂腺の脂肪酸の蓄積を増加させています。
また、中高年を過ぎるとストレスも過剰になり、活性酸素が体内に多く
発生し、過酸化脂質の量も増えてきます。
本来、穀物菜食中心の日本人の身体からは体臭を感じなかったものです。
一方、肉食中心の諸外国の国民は、脂肪酸が発酵するどぎつい体臭が発生し、
その臭いを消すために香水が発達したと思われます。
ストレスを解消して、穀物・野菜中心の日本食(和食)を取り入れるように
すると体臭も加齢臭も徐々に減って、体調も整ってきます。
、