苦しみ(病気)は、しあわせ(健康)のための熱いメッセージ!!

病み(やみ)などの艱難辛苦は、闇(やみ)ではなく、幸せになるための有難いお知らせ。 その×を+に変えて立ちあがれ!!

我儕は畢竟土の化物

2024-04-15 17:23:53 | 独り言

  「土の上に生まれ、土の生むものを食うて生き、而(しこう)して
  死んで土になる。
我儕(われら)は畢竟(ひっきょう)土の化物である」と
  明治の文豪・徳富蘆花が人間を“土の化物”と表現している。
 
  土の化物とは至言だが、むかしから「身土不二」と言う考えがあり、
  「人の身体と土、気候、風土は切り離せず、人が生まれ育った土地の
  三里(12km)四方で獲れた旬のものを食べることがよい」と教えていた。

  生命の源は「食」であり、「食」の源は「土」であるが、
  その土が化学肥料、農薬などの化学物質で死んでいる。

  メダカやホタルをはじめ数多くの田んぼや畑の生き物たちが
  危機に瀕している。
 
  土が病み、食べ物が病み、病んだ食べ物から生命力のある身体が
  生まれるわけがない。

  虫食い痕がなく、形や色艶のよい農作物を安い価格で購入したいという
  消費者と経済合理的な価値観に基づき、一定の耕地面積から効率よく
  最大限に収穫をあげようとする生産者。

  そこには、「人の生命を養い健康を保つ」という一番大切な考えが
  置き去りにされている。

  生産農家も経済合理的な価値観を捨て、生きた土を取り戻す有機農業に
  切り替え、生命力のある野菜作りに励むべきである。

  そのためにも、「安い」もの作りから「価値」のあるもの作りに
  エールをおくる消費者が増えなければならない。

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