【 膀胱炎・過活動膀胱・婦人科疾患・痔疾 】
膀胱炎は、“膀胱がかぜをひいた”とも例えられるように、
細菌などが膀胱に入り込み、炎症を起こす場合が一般的で、
薬物療法(抗生物質)によってほとんどの方が治っていきます。
ところが、尿の中に細菌が検出されないのに、
細菌性の膀胱炎のように頻尿(尿量少ない)、いつも尿意を感じ、
残尿感、下腹部の痛み・不快感、排尿時および排尿後の痛み
などの症状を伴う「無菌性(心因性)膀胱炎」の女性も
少なくありません。
無菌性ですから、抗生物質などの薬物療法を行っても
効果がなく、症状に苦しむ患者さんにとってより一層不安が
つのってきます。
しかし、膀胱炎は“冷え”が原因して起こることが多いので、
まずは冷えに注意して、下焦(下半身)を温めることが肝腎です。
そして有効なのが
『白環兪-はっかんゆ』のツボです。
温灸などの熱刺激を『白環兪』穴に施して、気血の流れが
良くなってくると徐々に膀胱炎の症状が和らいできます。
また、婦人科疾患、痔疾などにも『白環兪』穴は効果を発揮します。
『白環兪』のツボは、尾てい骨先端より指幅3本分ほど上方へ向かい、
そこより左右両側へ指幅2本分)ほど進んだところに取穴します。
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