苦しみ(病気)は、しあわせ(健康)のための熱いメッセージ!!

病み(やみ)などの艱難辛苦は、闇(やみ)ではなく、幸せになるための有難いお知らせ。 その×を+に変えて立ちあがれ!!

藻塩(もしお)

2006-02-28 19:52:25 | 生き生き健康
ホンダワラ

      【 藻塩(もしお) 】


 19歳になろうとしていた7月の初旬、腎臓病と高血圧症で入院し、
 定石どおりの低蛋白食と無塩食の食事療法がはじまった。

 「旨い不味いも塩加減」というように、毎日続く味気ない食事は、
 体調不良で食欲のない身体に、さらに追い討ちがかかってしまった。

 当時、無塩醤油というものがあったが、薬のような人工的な味と匂いに
 身体が受け付けず、使う気にもなれなかった。

 半年以上無塩食を続け、日増しに倦怠感(だるさ)を自覚するようになり、
 気が付いたときには、身体はすでに脱塩状態になっていた。

 そんなとき、肝硬変で入院していた同室の患者さんから
 「藻塩(もしお)を使ってみたら・・・」と勧められた。

 早速、取り寄せてみたが、真っ白い塩に慣れたものにとって、
 木灰のような灰色の藻塩には抵抗があったが、ご飯に少し振り掛けて
 食べてみて驚いた。

 ピリピリとした塩辛さではなく、食材の美味しさを引き出す味わい深い
 不思議な調味料であった。

 藻塩を使うようになって、食欲不振も徐々に解消され、倦怠感もムクミも
 なくなり、体調も少しずつ上向きになっていった。

 今の塩は、イオン交換膜法で行い、不純物(ニガリ成分)のほとんど入らない
 塩ではない塩化ナトリウムという物質(化学薬品)となっています。

 また、塩田で海水を天日で蒸発させ、煮詰めて結晶させた塩(天日海塩)は、
 ミネラル分(ニガリ成分)に偏りがあり、その成分が多すぎても少なすぎても
 人体には良くありません。

 特に多すぎると、豆乳が豆腐に固まるように、身体の組織細胞を固くさせて
 しまい問題があります。 

 塩田による塩づくりが始まる以前は、海水を含ませたホンダワラ(別名…
 ホダワラ、馬尾藻)という海藻を浜に山積みして、天日で乾燥してはその上
 から海水をかけることを何度も繰り返し、それを焼いて灰にして海水で
 濾過し、煮詰めて“藻塩”ができあがった。

 ミネラルも豊富に含まれ、身体のバランスを整え、生命の糧として最適な
 調味料として、世界に誇る塩の元祖でもあります。 
 
 身体の“塩梅を良くする”ためには、良い塩(藻塩)と梅が大切です。
  



小児の病(夜鳴き、疳の虫)

2006-02-27 23:44:00 | ”鍼灸”東洋医学



       【 小児の病 】


 夜鳴き、疳の虫などで育児に疲れ果て、マタニティーブルーになってしまう
お母さんも多いようですが、『身柱-しんちゅう』のツボを刺激してあげると
効果てきめんです。

 家の中心である大黒柱が傾いていると、地震や台風などの災害に対して弱い
家になってしまうように、『身柱』穴は、まさに身体の大黒柱としての大切な
ツボです。
 
 このツボは、ツボ療法を行う上で基本となるツボで、小児の病に限らず、背
中の痛み、消化不良、寝違い(落枕)などあらゆる症状に使用します。

 頭を下に向けると首の付け根に飛び出た骨がありますが、それが第7頚椎で
す。そこから3つ目の骨(第3頚椎)の下が『身柱』にあたります。




時が来るまで、悩みと共存

2006-02-26 08:38:24 | 心身一如


     人生には、

     タイミングがある。

     時期が違えば、

     もがいてもうまくいかない。

     時期が来るときまで、

     悩みと共存する。




        それが、”ふて寝”が教えてくれた処世術だ。


                              -- 雨宮塔子 --


土筆(つくし)

2006-02-24 22:31:39 | 生き生き健康



  雑草とは?「その美点がまだ発見されていない植物である」と
  エマーソンが言っていた。

  防除の困難な雑草の一つに、スギナ(杉菜-トクサ科)がありますが、
  葉があまり開かないものを佃煮のようにして食べると、
  回虫駆除の効があることが昔から知られている。
  
  また、スギナを干して乾燥してもの[生薬名-問荊(もんけい)]を
  煎じてお茶代わりに飲んでいると利尿作用があり、腎臓炎、膀胱炎
  血圧降下、去痰、鎮咳、血糖値を下げる、悪性腫瘍やポリープの成長を
  抑制するなどの効能が記されている。

  そのスギナの胞子茎である“土筆(つくし)”から抽出したエキスの中に
  抗アレルギー物質があり、スギ花粉症に効果的であることを今年の2月、
  日本大学薬学部が確認したと発表した。

  春の山菜として親しまれている“つくし”の袴を取ってアクを抜き、
  胡麻和えやキンピラ風にするとシャキシャキと歯ごたえもよく美味しく、
  スギ花粉症の予防・治療にもなるというから嬉しい話だ。

  今年の春先は、薬草としての“つくし・スギナ”を見直してみませんか!