ホンダワラ
【 藻塩(もしお) 】
19歳になろうとしていた7月の初旬、腎臓病と高血圧症で入院し、
定石どおりの低蛋白食と無塩食の食事療法がはじまった。
「旨い不味いも塩加減」というように、毎日続く味気ない食事は、
体調不良で食欲のない身体に、さらに追い討ちがかかってしまった。
当時、無塩醤油というものがあったが、薬のような人工的な味と匂いに
身体が受け付けず、使う気にもなれなかった。
半年以上無塩食を続け、日増しに倦怠感(だるさ)を自覚するようになり、
気が付いたときには、身体はすでに脱塩状態になっていた。
そんなとき、肝硬変で入院していた同室の患者さんから
「藻塩(もしお)を使ってみたら・・・」と勧められた。
早速、取り寄せてみたが、真っ白い塩に慣れたものにとって、
木灰のような灰色の藻塩には抵抗があったが、ご飯に少し振り掛けて
食べてみて驚いた。
ピリピリとした塩辛さではなく、食材の美味しさを引き出す味わい深い
不思議な調味料であった。
藻塩を使うようになって、食欲不振も徐々に解消され、倦怠感もムクミも
なくなり、体調も少しずつ上向きになっていった。
今の塩は、イオン交換膜法で行い、不純物(ニガリ成分)のほとんど入らない
塩ではない塩化ナトリウムという物質(化学薬品)となっています。
また、塩田で海水を天日で蒸発させ、煮詰めて結晶させた塩(天日海塩)は、
ミネラル分(ニガリ成分)に偏りがあり、その成分が多すぎても少なすぎても
人体には良くありません。
特に多すぎると、豆乳が豆腐に固まるように、身体の組織細胞を固くさせて
しまい問題があります。
塩田による塩づくりが始まる以前は、海水を含ませたホンダワラ(別名…
ホダワラ、馬尾藻)という海藻を浜に山積みして、天日で乾燥してはその上
から海水をかけることを何度も繰り返し、それを焼いて灰にして海水で
濾過し、煮詰めて“藻塩”ができあがった。
ミネラルも豊富に含まれ、身体のバランスを整え、生命の糧として最適な
調味料として、世界に誇る塩の元祖でもあります。
身体の“塩梅を良くする”ためには、良い塩(藻塩)と梅が大切です。
【 藻塩(もしお) 】
19歳になろうとしていた7月の初旬、腎臓病と高血圧症で入院し、
定石どおりの低蛋白食と無塩食の食事療法がはじまった。
「旨い不味いも塩加減」というように、毎日続く味気ない食事は、
体調不良で食欲のない身体に、さらに追い討ちがかかってしまった。
当時、無塩醤油というものがあったが、薬のような人工的な味と匂いに
身体が受け付けず、使う気にもなれなかった。
半年以上無塩食を続け、日増しに倦怠感(だるさ)を自覚するようになり、
気が付いたときには、身体はすでに脱塩状態になっていた。
そんなとき、肝硬変で入院していた同室の患者さんから
「藻塩(もしお)を使ってみたら・・・」と勧められた。
早速、取り寄せてみたが、真っ白い塩に慣れたものにとって、
木灰のような灰色の藻塩には抵抗があったが、ご飯に少し振り掛けて
食べてみて驚いた。
ピリピリとした塩辛さではなく、食材の美味しさを引き出す味わい深い
不思議な調味料であった。
藻塩を使うようになって、食欲不振も徐々に解消され、倦怠感もムクミも
なくなり、体調も少しずつ上向きになっていった。
今の塩は、イオン交換膜法で行い、不純物(ニガリ成分)のほとんど入らない
塩ではない塩化ナトリウムという物質(化学薬品)となっています。
また、塩田で海水を天日で蒸発させ、煮詰めて結晶させた塩(天日海塩)は、
ミネラル分(ニガリ成分)に偏りがあり、その成分が多すぎても少なすぎても
人体には良くありません。
特に多すぎると、豆乳が豆腐に固まるように、身体の組織細胞を固くさせて
しまい問題があります。
塩田による塩づくりが始まる以前は、海水を含ませたホンダワラ(別名…
ホダワラ、馬尾藻)という海藻を浜に山積みして、天日で乾燥してはその上
から海水をかけることを何度も繰り返し、それを焼いて灰にして海水で
濾過し、煮詰めて“藻塩”ができあがった。
ミネラルも豊富に含まれ、身体のバランスを整え、生命の糧として最適な
調味料として、世界に誇る塩の元祖でもあります。
身体の“塩梅を良くする”ためには、良い塩(藻塩)と梅が大切です。