【 婦人病・のぼせ・下腹の張り 】
東洋医学では、「気」・「血」・「水」が身体の中を絶え間なく
流れていることが生命を維持するために必要不可欠なものです。
ところが、気(生体エネルギー)の循行が滞り、血の流れが悪くなると
“悪血”となって体調不良を訴えるようになってしまいます。
特に女性の場合、その悪血が下腹部に溜まりやすく、生理不順、不妊症、
こしけ、更年期障害などの婦人科系疾患やのぼせ、膀胱炎、足腰の冷えなど
の疾患にもなりかねません。
悪血の反応が現れ、それを取り除くための重要なツボが、下腹部にある
『大巨-たいこ』穴です。
とても“大”きな“巨”大なツボである『大巨』穴は、
お腹の中にあるツボの中でも特によく効くツボのひとつでもあります。
また、『大巨』のツボは、下腹部の張り、慢性腸炎、糖尿病などに
著しい効果を発揮します。
『大巨』のツボは、へそ(神闕穴)から下方へ3横指(指幅3本分)進み、
そこより左右へ2横指のところに取穴します。
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【 一日二食?三食? 】
“健康ブーム”は、マスメディアが情報操作で作り上げると言いますが、
『発掘!あるある大辞典2』の放送後、納豆が各地の小売店や
スーパーで売り切れが相次いのには驚きました。
このような食行動について情報操作(捏造)は昔からあったのです。
1900年初頭一日2食が普通だったアメリカで、一日3食の習慣が
定着したのは、電球や蓄音機などを発明したトーマスエジソンが
自社のトースターやコーヒーメーカーなどの売り上げ向上をねらって、
マスコミを利用して「一日3食の方が健康に良い」と宣伝したからである。
したがって、“一日3食の習慣”は何の根拠も意味もない捏造であった。
しかし、アメリカ市民は、あの有名なエジソンが言うことだから余ほど
大切なことだと信じてしまったようだ。
日本人も本来、江戸時代の中期まで一日2食で、空腹感を覚えてから
食事を摂っていたので、健康的でバイタリティであった。
大阪府八尾市の甲田光雄医師は、一日2食、少食にすると睡眠時間が
短くなり、万病を治し予防するための最良の健康法だと説いている。
甲田光雄医師の説明によると、食べ物が完全に消化され、吸収するまでに
18時間ほどかかり、一日3食では、胃や腸などの消化器系が休む暇がなく
働き続け、消化・吸収しきれないものが身体の中に残ってしまうそうだ。
その蓄積されたものが「食毒」となり、万病の元となって健康を害して
いるのです。
しかも、室内でのディスクワークなどの仕事で身体を動かさなくなった
現代社会では朝夕の2食の食生活でも十分すぎます。
「過ぎたるは猶(なお)及ばざるが如し」...です。
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