「食べて寝ると牛になる」という戒めの言葉がある一方で、
「親が死んでも食休み」と食後は右下を横にして
ゆっくり休むようにと相反することを言っている。
貝原益軒の『養生訓』には、
朝夕の食後に久しく安座すべからず
必ずねぶり臥すべからず
久しく座しねぶり臥せば
気がふさがり病となり
久しきを積めば命短し
食後に毎度歩行する事 三百歩すべし
おりおり五,六町歩行するは尤によし。
(※1町 = 109.090909 メートル)
とあるが、食後長時間座っていたり、横になってダラダラ休んでいると、
消化器の働きも低下して、食べたものが消化されず、身体の中に滞り、
代謝障害が起って成人病の原因をつくることになってしまう。
食後も30分くらいは休むのがよいが、できれば食後三百歩ほど
歩くことで気血のめぐりがよくなり“食気(しょっき)”の滞りが
なくなり、食べものの消化吸収が高まり、気力活力も湧いてくる。
また、夕食後歩くと食気が順調に流れ、夜の熟睡をうながし、
朝の目覚めもよくなる。
食後、無性に眠くなる人や胃がもたれるような胃弱の人は
努めて歩くと胃袋も活発に働き始める。
「脾胃は五臓を養う」と東洋医学では説いているが、
脾胃が整うとほかの臓器の働きも高まって体調がよくなり、
健康長寿の鍵となる。
久しきを積めば命短し
食後に毎度歩行する事 三百歩すべし
おりおり五,六町歩行するは尤によし。
(※1町 = 109.090909 メートル)
とあるが、食後長時間座っていたり、横になってダラダラ休んでいると、
消化器の働きも低下して、食べたものが消化されず、身体の中に滞り、
代謝障害が起って成人病の原因をつくることになってしまう。
食後も30分くらいは休むのがよいが、できれば食後三百歩ほど
歩くことで気血のめぐりがよくなり“食気(しょっき)”の滞りが
なくなり、食べものの消化吸収が高まり、気力活力も湧いてくる。
また、夕食後歩くと食気が順調に流れ、夜の熟睡をうながし、
朝の目覚めもよくなる。
食後、無性に眠くなる人や胃がもたれるような胃弱の人は
努めて歩くと胃袋も活発に働き始める。
「脾胃は五臓を養う」と東洋医学では説いているが、
脾胃が整うとほかの臓器の働きも高まって体調がよくなり、
健康長寿の鍵となる。
病気して痛感したことは、自分の力だけで生きているのではなく、
生かされていたことだった。
病気治しのためには、医療関係者、家族の愛情や多くの人の協力や
精神的な助けが必要だが、他から受けた恩恵に感謝すると共に、
その恩に喜びを感じながら、他へ送り返すべきではないだろうか。
その行為を宗教では「布施」と云うが、お寺へお礼の物やお金を
施す事(財施)だけが布施ではない。
財力もなく学力も無い人でもできるお布施に“無財の七施”という
施しがあり、そのひとつに『和顔施(わがんせ)・和顔悦色施』という
布施行がある。
不平不満や愚痴ばかり並べて、仏頂面でいては運も健康も遠ざかって
しまうが、やさしい顔、和やかな明るい顔で人に接しているだけで
他への恩がえしにもなり、自分のためにもなっている和顔施は
幸せのための秘法ともなりえる。
また、こころの病を患っている人は、自分の注意を内に向け、
気持ちが暗くなりがちになっているが、和顔施を行なうように努め、
注意を外に向けると本当の自分を取り戻せるのではないだろうか。
しかし「こういう事をしてあげた」という思いが心のどこかにあって、
見返りを求めたならばそれは布施とはいえない。
病気を通じて執着をなくして、柔かいこころ、優しいこころが
生まれれば、長い人生において病は決してマイナスではない。
原因不明で急激に聴力が低下する「突発性難聴」は、蝸牛や蝸牛神経などの
内耳が障害を受けるため起こる。
日本での突発性難聴の受診者数は年々増加傾向にあるが、心身の過労が続いて
いるときなどに発症しやすい病気でもあり、休息にこころがけ、治療開始は
早ければ早いほど効果がある。
治療法として、ステロイド剤の治療が中心で、血管拡張剤や向神経ビタミン
製剤が併用されることもある。
また、正常な耳を耳栓などで塞ぎ、難聴の耳でクラシック音楽を聴き続けて
もらうと、対応する脳が活性化して、高い治療効果があるという実験結果がある。
鍼灸ツボ療法では、『聴会』『聴宮』『耳門』『完骨』『天柱』『翳風』
『腎兪』など治療穴を用いて、内耳や中耳の気血の流れを調整する。
『聴会』→ http://www13.plala.or.jp/kousei/tubo213.htm
『聴宮』→ http://www13.plala.or.jp/kousei/tubo93.htm
『耳門』→ http://www13.plala.or.jp/kousei/tubo122.htm
『完骨』→ http://www13.plala.or.jp/kousei/tubo113.htm
『天柱』→ http://www13.plala.or.jp/kousei/tubo82.htm
『翳風』→ http://www13.plala.or.jp/kousei/tubo62.htm
『腎兪』→ http://www13.plala.or.jp/kousei/tubo85.htm