苦しみ(病気)は、しあわせ(健康)のための熱いメッセージ!!

病み(やみ)などの艱難辛苦は、闇(やみ)ではなく、幸せになるための有難いお知らせ。 その×を+に変えて立ちあがれ!!

身土不二

2023-10-30 17:03:35 | 健やか一言

  身体と風土とは別なものではないという考えを「身土不二」という。

  土から生まれて土に還る人の一生は、土に寄された生物だともいえるが、
  土壌が酸性に偏ってしまうと元気な野菜は作れなくなってしまうように、
  人の血液も酸性(アチドージス)になると病弱な身体となってしまう。

  我が師である大浦孝秋先生は「血液アルカロージスに病無し」と
  提言されていましたが、血液の成分が酸性のものよりアルカリ性の
  ものがやや勝っている状態(鹹勝酸敗)が生理的にベストの状態だといえる。

  しかし、酸がアルカリに勝ってしまうと命のもとの血液に異変がおこり、
  人の生命は健全でありえない。

  一切の病原に対して抵抗力が衰え、
  そして、病弱と短命が用意されることになる。

  酸、酸、さん、3、3・・・そのつぎは、4(死)である。

  秋野菜の種まきの時期、酸性に傾いてしまった畑に石灰を撒いて
  アルカリ土壌にしておいたが、そのままの酸性土壌にいくら有機肥料を
  施しても無駄で、とくにホウレン草などはそれが顕著である。

  人の血液も酸性になると、恒常性を保つために身体の大切なカルシウムを
  奪って、家の大黒柱にシロアリが住み着いたように弱くなって行く。
  骨へんに豊かと書くと「體(からだ)」だが、體からカルシウムが失われ、
  すべての組織臓器がダレて緊張力を失い、内臓も下垂し、筋肉も弱り、
  軟弱な身体となってしまう。

  美食・贅食の毎日で血液が酸毒化すると、血液はドロドロに濁り、
  血管内をスムーズに流れてくれなり、組織細胞に栄養や酸素が届かなく
  なってしまう。

  穀菜食・小魚を中心な食生活でサラサラの血液にすることが、
  いの血(命)を長持ちさせる秘訣である。

  鳥には鳥の、人間には人間の、日本人には日本人の“天食”があるはずだ。



嗄れ声(咽頭炎)

2023-10-27 21:23:06 | ”鍼灸”東洋医学

 咽頭の疾患(炎症、ポリープ、肥厚など)、外傷、声帯の麻痺などによって
 嗄(しゃが)れ声を起こすことがある。

 原因として、炎症などによって声門の筋肉が麻痺し、声が出ない“器質性”の
 ものと 声門が痙攣(けいれん)して塞がり、呼気ができ難いため声に
 ならない“痙攣性”のものがある。

 
 また、神経衰弱やヒステリーなどによって声がでない神経性のものもある。

 ツボ療法では、過度の発声によって咽頭に炎症を起こしたもの、風邪や
 気管支炎などで咳が長く続いたための起きた嗄れ声に効果を発揮する。

 有効なツボとして『尺沢』『合谷』『風門』『身柱』『兪府』『魄戸』
 などの穴へ温灸刺激を行う。

    『尺沢』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo30.htm
    『合谷』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo06.htm
    『風門』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo37.htm
    『身柱』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo15.htm
    『兪府』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo147.htm
    『魄戸』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo237.htm

歯々(はは)と母(はは)は強い味方

2023-10-20 12:11:09 | 独り言
今季の猛暑で成長が十日ほど遅れている我が家の白菜

  女性は、母(はは)になる度に歯々(はは)を失うと言われていたが、
  妊娠するとお腹の赤ちゃんにカルシウムを奪われて、
  母親の歯が悪くなると思われていたらしい。

  しかし骨と違い、できあがった歯は新陳代謝を行わず、
  永久歯からカルシウムが血液に溶け出して歯を失うようなことはない。

  妊娠したための体調の変化、つわりなどで嘔吐して、
  胃酸や不潔によって、虫歯や歯肉炎が進行しての結果である。

  拒食症の女性Aさん(31)は、夜中に起きて食べる少量のビスケットが
  生きる糧となっていると話してくれたが、嘔吐と口内の不潔さが
  原因して前歯6本が抜け落ちていた。

  食べ物を噛み砕くための歯が欠けた状態では、消化器系に負担を強いやり、
  胃や腸が食べ物を受け付けなくなるのも肯ける。

  「病は口から」と云うように、歯磨きを励行して歯を大切に保つことは
  健康維持のための基本でもあり、歯々(はは)と母(はは)は、
  あなた自身の強い味方ともなり得る。 

肝硬変

2023-10-13 10:40:02 | ”鍼灸”東洋医学

 肝臓は、長い間障害が与えられると、肝臓の細胞が破壊され、その後に
 線維性の硬い細胞が増えて穴埋めし、肝臓は石のように硬くなって
 徐々に小さくなってしまう。

 これを「肝硬変」と呼び、中高年の男性に多い病気でもある。

 原因として、アルコール(酒)や肝炎ウイルスなどによるものが多いが、
 自覚症状がないこともあり、気が付かないまま病状が相当進んでしまって
 いることもある。

 初期の症状は、疲れやすい、倦怠感、食欲不振などで、やがて、皮膚は
 黄色味を帯び、手掌紅斑、クモ状血管腫(クモの巣のように細い血管が
 皮膚に現れる)、腹壁の静脈の怒張・拡張(「メズサの頭」と呼ぶ)、
 腹水などが見られるようになり、ときには吐血や血便を起こすことがある。

 しかし、治療法の著しい進歩によって、肝硬変は不治の病ではなくなったが、
 過労や寝不足を避け、バランスのとれた食生活が大切となる。

 そして効果的なのがツボ療法で、施術によって進行をストップせしめる場合
 もある。
  
 有効なツボとして『肝兪』『胆兪』『身柱』『中かん』『期門』
 『陽陵泉』『太衝』などの穴へ温灸刺激を行う。

    『肝兪』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo40.htm
    『胆兪』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo108.htm
    『身柱』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo15.htm
    『中かん』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo76.htm
    『期門』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo87.htm    
    『陽陵泉』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo41.htm
    『太衝』→ 
https://kousei89.web.fc2.com/tubo21.htm