笑う門には福きたり

　　肉体労働や激しいスポーツすれば筋肉に疲労が貯まってしまうが、
　　この疲れはお風呂に入ったり、熟睡すると消え去る。

　　しかし一番疲れて、しかも尾を引くのが“気疲れ”である。　

　　ところが、この疲れは本人が気づいていないことが多く、
　　こころに支障を来たし、事態をさらに複雑にする。
　　
　　気疲れは、こころの緊張状態が続くことで生み出され、眠れない、焦燥感、
　　気分が解放されない、不安感、激しい動悸などといった症状を招き、細く、
　　小さく、浅い胸式の呼吸していることが多い。

　　人は興奮したり、怒ったりすると無意識に胸式の呼吸をしているが、
　　これではこころが癒えることはできない。
　
　　意識して呼吸法を変えることで事態が大きく改善することがある。
　
　　それには胸ではなく、お腹でする腹式呼吸にして、吐く息を大きく長し、
　　意識して息を吐ききると必然的に息が吸え新鮮な酸素が入ってくる。

　　中でも“笑い”は最良な腹式呼吸で、腹の底から笑うことは
　　健康にもプラスになり、「笑う門には福きたり」ともなる。