鈴木宗男ランド ブログ by宗援会

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宗男日記から

2006年12月25日 | Weblog
ムネオ日記
2006年12月24日(日)
 「喉元過ぎれば熱さ忘れる」とよく言われるが、ペルー大使公邸占拠事件から10年になる。翌年4月に、127日ぶりに日本人全員が無事解放されたのだが、ペルー特殊部隊の隊員のバレル大佐、ヒメネス大尉の2人は、テロリストの犠牲になってしまった。武力行使に至るまでの当時のフジモリ・ペルー大統領の対応は、特に地下トンネルを掘るなど、また、テロリストの動向等綿密に調べ、計算しての作戦は見事なものだった。青木大使以下、人質になった人達の127日間を考える時、想像もつかない過酷な時間だった事だろう。
 私は、ゲリラ側との交渉役に当たったシプリアーニ枢機卿と、ヒメネス、バレル両氏のご家族を日本に招待するよう外務省に働きかけ、日本としての感謝の意を直接伝える事が出来た。10年経ち、日本政府がどれほどフジモリ元大統領に、また、犠牲になったバレル、ヒメネス両氏に感謝しているだろうか。天皇陛下誕生日の祝宴での襲撃事件であった。命に関わる、しかも何百人、何十人という数だった。いかに時が過ぎようと、忘れてはいけない出来事である。あまりにも薄情な外務官僚、政府の心のありようを、私は憂うるものである。
 心ない外交は信用されない。日ごろの付き合いが大事である。フジモリ大統領の果たした役割は重かった。チリに拘束されているフジモリ大統領に対し、日本国籍を有している人に対し、もっと温かい対応をしてあげてよいのではないか。日本人が困っているのである。
 国連安全保障理事会は、核開発を進めるイランに対し、制裁決議を採択する方向で協議しているようだが、イランに対し、我が国の政治家、外務官僚がどれほど脅威と受け止めてきたのか見えてこない。私は一貫して、北朝鮮でのミサイル実験、核開発問題で、イランの科学者が立ち会っていたことを警鐘してきたが、こと国家安全保障の問題に、もっともっと政治家、外務官僚はしっかり対処すべきである。確かな情報なくして戦略は描けない。関係国との連携のもと、不断の体制を取らなくてはいけない。その意味でも、インテリジェンスの重みをお互い認識し、考えなくてはならない。
 17時30分から札幌での松山千春さんのコンサートに足を運ぶ。
鈴 木 宗 男
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